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Siphon Grande (LED電球)がやってきた

2月中旬にクラウドファンディングの Makuake で申し込んでいた大型LED電球の Siphon Grande が 4月28日に無事到着しました。当初 4月発送予定とのことでしたのでギリギリではありましたが公約通りです。クラウドファンディングでは見通しの甘さや予期していなかった問題が生産段階で生じたりして遅延してしまうプロジェクトも少なくない中きちんと計画通り進められたのはやはり過去にプロジェクトを大成功に導かれていたという経験も大きいのでしょうね。1ヶ月ほど使ってみた感想を書いてみます。


私が申し込んだのはサイフォングランデ(ボール 200)と特製のペンダント照明器具がセットになったコースでした。この電球は「E39」という街灯の水銀灯や投光器などといった主に屋外で使われる大型の照明器具で使用されている口金を使用しています。普通の家庭で使われる口金の主流は「E26」というタイプで、市販されている照明器具で「E39」の口金を使っているものはあまり見かけないと思います。今まで使っていた「E26」タイプの照明器具に取り付けて使いたいという場合は「E26→E39 の口金変換ソケット」というものを使う必要があります。今回の Makuake での企画ではペンダント照明器具とのセットの他にフロアランプ器具とのセットもありましたが電球本体のみのプランで参加された方の方が多かったようですので、どういった照明器具で使われているのか興味があります。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200105231049j:plain:w350,left このような深い青色を基調にしたパッケージで届きました。シリーズの中に「Fisherman」という漁り火をイメージしたモデルがあるので海を意識した色調になっているのでしょう。サイズ比較のために iPhone SE を置いています。「Ball 200」の仕様は以下のとおり。
  寸法       :Φ 200×290mm
  口金サイズ    :E39
  色温度(K)     :2200K (暖系電球色)
  定格寿命(h)   :15000h
  定格電圧(V)   :100(50/60Hz)
  定格消費電力(W):4.5
  全光束(lm)   :450

明るさは白熱電球で 30W のものくらいでしょうか。調光には条件付きで対応。製品化にあたって消費電力 7W→4.5 W、全光束 400 lm→450 lm と若干の仕様変更があったようです。
f:id:Vulpes-ferrilata:20200105231916j:plain:w350,right セットの照明器具はこのような感じです。申込時にシーリング電源タイプとライティングレール用のタイプから選べる形になっていました。コードは柔らかいので好きな長さにループさせて長さを調節することが可能です。シンプルですが造りはしっかりしているので電球によく合います。せっかくなのでシーリング電源のコネクタの部分にも本体と同じ質感の黒色のカバーが欲しかったかなと思います。


できるだけ天井に近づけて設置して天井からの長さを計ってみました。これでも天井から 40cm ちょっとあります。本当は「Fisherman」タイプのものが欲しかったのですが、あちらは電球の長さだけで 40cm 程になるため、天井の低いうちの家では頭をぶつけたりしそうだと思って断念しました。形としてはあちらの方が非常に魅力的だったのですけどね。

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消灯時でもこのようにフィラメント部分がオレンジ色になっていてなかなかの存在感を醸し出しています。フィラメント下部に樹脂製の部品がありますが募集時点ではらせん状のガラスっぽい部品が付けられていましたので、ここも製品化にあたって仕様の変更があったようですね。フィラメント部分も計画時の4本から6本へ増やされているように見受けられるので強度確保の必要性もあったのでしょうか。このような試行錯誤の様子が覗えるのはクラウドファンディングならではの楽しみなのかなと思います。

点灯時の様子ですが、昼間でもものすごく雰囲気が良く、カフェやバー・ロッジなどの木製内装の建築物にこれがあると本当に似合うだろうなと思います。下から見上げるとフィラメント部分から放射状に影ができていて独特の雰囲気を持っています。

Siphon の LED 電球は一般的な LED 電球のソケット付近にある放熱部がありません。デザイン性を最優先にして電球のガラス全体を使って放熱させるという尖った設計になっている結果、あまり光量(熱量)を上げられないのということなので、夜はさすがにこれ一灯だけでは暗いと思います。ですが、とても落ち着ける光具合なので食事をしたり音楽を聴いたりするには最適ではないでしょうか。2200K という色温度もあってリラックスしすぎて眠くなってくるかも知れませんけど(笑)。読書する場合は読書灯なりデスクライトなりは必要になると思います。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200105233853j:plain:w300,left フィラメント部分の拡大写真です。よく見ると小さな LED がたくさん一つのフィラメント状の部分に入っていて、子供の頃ピーピー豆としてよく遊んだカラスノエンドウの実の部分のように見えます。先ほど電球のガラス全体を使って廃熱していると書きましたが、白熱電球と違ってうっかり触ってしまってもやけどするようなことはありません。製品保証は 1年とのことですが、本当に商品だけしか入っていなくて保証書や納品書・説明書というものが一切入っていなかったのはちょっと気になるところではあります。まあ電球なので説明書は別に要りませんが。ガラス製なので全体が発泡スチロールで保護された上で化粧箱に入っていたのですが、あまりにギチギチに入っていたので取り出すのにちょっと苦労しました。物をぶつけたりして破損させてしまわないよう注意したいと思います。
今回の Siphon Grande 3種の LED電球の発売で Siphon シリーズは、「Fisherman」「Teardrop」「Ball 200/125/95」「エジソン」「オリジナル」「シャンデリア」の全 8種類となります。この Siphon Grande をメインに小型の Siphon を組み合わてみるなど色々と組み合わせを考えるのも楽しそうです。ネックはやはり価格と「E 39」という家庭用としては特殊な口金の大きさでしょうか。この辺りで人によってかなり評価が変わってきそうです。

正式発売は 6月の予定とのことで、 Only Oneさんのオンラインショップ をはじめ楽天や Amazon でも購入できるようになると思います。また、Makuake のショップの方でも予約を受付ているようです。