「Ko-Pay(コーペイ)」って言われても何のことだか分からない人が多いんじゃないでしょうか。「Ko-Pay」は、所謂「プレミアム付商品券」の神戸版です。残念ですが、購入する事の出来るのは神戸市内在住者のみです。他の地域にお住まいの方、申し訳ありません。超ローカルな話題となります。
■ 「Ko-Pay(コーペイ)」の特徴
今回神戸市が発行する地域限定版プレミアム商品券の「Ko-Pay」は QRコード決済を利用する ” 電子商品券 ” です。利用にはスマートフォンの所持が必須 になりますのでご注意下さい(尤も、スマホを持っていなければ購入することが出来ませんが)。概要は以下の通り。
【発行総額】 39 億円(うちプレミアム分 9億円)
【発行内容】 1セット 6,500円分を 5,000円にて販売
発行総数 60万セット(1人辺り最大 6セット 5セットまで購入可能)
【購入対象者】 神戸市内在住者
【購入方法】 事前申込制(Web)
【抽選申込期間】 2022年10月28日 ~ 11月17日
【販売期間】 2022年11月28日 ~ 2023年1月16日 2022年12月21日(短くなっています)
【利用期間】 2022年11月28日 ~ 2023年2月28日
事前申込みが開始された時点では 1人最大 6セットまで購入可能とされていましたが、当初の想定より申込者数が多かったのでしょう、結局 1人辺り 5セットまでの購入と決まったようです。
プレミアム率は 30%。最大の 5セット分購入した場合に得ることの出来るプレミアムの総額は最大 7,500円分ということになります。購入可能セット数が少し減ってしまったのは残念ですが、日々の生活には大いに足しとなるでしょう。
” 先着順 ” ではありませんでしたが、既に事前申込みは締め切られています。事前申込みをしていなかった方は残念ですが、今から申し込むことは出来ません。購入期間が当初の予定より短くなっている点にはご注意ください。現時点での追加販売の有無は未定となっているそうです。
■ 「Ko-Pay」の事前申込み方法(※ 既に締め切られています。)
事前申込みは、「Ko-Pay」のポータルサイト で行うようになっていました。
画像:Ko-Pay ポータルサイト
メールアドレスを登録すると折り返し「神戸市プレミアム付電子商品券Ko-Pay購入申込について」という件名で購入申込用フォームの URL が送られ来るので、必要情報を入力してフォームを送信するという流れになっていました。
フォームを送信するとすぐに「神戸市プレミアム付電子商品券Ko-Pay 購入申込完了通知」という確認メールが送られて来たはずです。事前申込みの時点では 1人あたりの最大購入可能数は決まっていませんでしたが、何セット購入するかをその場で決める必要もありませんでした。申し込んだけどやっぱり要らないやとなったら買わなければいいだけだったというのは気楽で良かったですね。
■ 「Ko-Pay」の購入方法(12月21日17時まで)
事前申込者には 2022年11月26日に「【神戸市プレミアム付電子商品券 Ko-Pay】購入に関するご案内」という件名でメールが送られてきているはずです。この購入通知メールに記載されている「Ko-Pay ウェブアプリ URL」にアクセスしてください。
「新規登録」から購入通知メール記載の「登録用 ID」とメールアドレス(事前申込時と別のアドレスでもOK)を入力し仮登録へ進みます。キャリアメール(@ezweb.ne.jp、@docomo.ne.jp など携帯電話の契約に付随するメール)の場合は、仮登録完了後に送られてくる『パスワード設定のお知らせ』メールが届かない可能性があるとのことで、フリーメール(Google や Yahoo! など)等のメールアドレスを使うことが推奨されています。
Webアプリなので、登録作業は Webブラウザ(Safari や Google Chrome)さえ使えればスマホからでも PC からでも好きな機材で行って構いません。ただ、どのみち購入・利用はスマホでしか行えませんので、Ko-Pay の操作はスマホで行うようにした方が無難でしょうね。万が一確認メールが届かない場合は、30分程間隔を開けて再度仮登録を行ってくれとのこと。
「【神戸市プレミアム付電子商品券 Ko-Pay】パスワード設定のお知らせ」というメールが送られてきたら、記載されているリンクの URL を踏んでパスワード設定へ進みます。パスワードは「半角英数字 6文字以上」で設定せよとのこと。
パスワードを設定したら改めてログイン画面へ。
ログイン画面で仮登録時に設定したメールアドレスとパスワードを入力。ログインできたら、「氏名」「ニックネーム」「携帯電話番号」「郵便番号」「住所」「性別」「年齢」「職業(選択制)」を入力し、本登録します。「SMS認証」が必要になりますので、必ず使用中の携帯電話番号を入力する事。
本登録が完了したら「Ko-Pay」の購入を行って下さい。画面下部の「 チャージ」から購入する金額を選択し、支払い方法を選びます。支払い方法はクレジットカード(Visa、Master、JCB、AMEX)か、コンビニ決済(現金払いのみ)が選択可能です。コンビニ払いは、ローソン、セブン、ファミマ、ミニストップで行えるようです(セブンのみ nanaco 払い可)。
クレジットカードで購入する場合は、「3D セキュア」という本人認証サービスの設定が必須です。登録方法はクレジットカード会社に拠って異なるので、各カード会社でお調べください。
注意点として、Webアプリ操作中にスマホのホーム画面に戻ってしまったり他のアプリを立ち上げたりした場合、Ko-Pay アプリの動作が中断され、しばらく使えない状態になることがあるようです。その場合は少し待ってから改めて操作を行ってください。実は私も SS を撮ろうとして操作ミスでしばらく(30分ほど)使えなくなってしまいました(苦笑)。
「Ko-Pay」に専用アプリはありません。スマホの Webブラウザ上で動作する Webアプリとして動作します。ブックマークでも構いませんが、ホーム画面に「Ko-Pay」の Webアプリのアイコンを置くようにしておいた方が便利でしょう。
iOS の場合は、画面下部中央の○印のアイコンをタップすると左のようなメニューが表示されるので、「ホーム画面に追加」をタップすれば一般的なアプリと同じ様なアイコンが設置されます。アイコンは通常のアプリ同様、好きな場所に移動させることが出来るので、電子マネーなどのフォルダを作ってそこにまとめておくのが便利でしょう。Android機でも同じ様な操作ができたはずです。
Ko-Pay の購入期限は、2022年12月21日の 17時までです。上限のセット数(5セット)までは分けて購入する事が出来ますが、期限を過ぎると購入出来なくなってしまう点にもご注意ください。
■ 購入した「Ko-Pay」の使い方
購入した「Ko-Pay」を利用する際は、店頭で「Ko-Pay」を利用する旨を伝え、「Ko-Pay」のウェブアプリ上で「支払う」をタップします。右の様にメニューが英語表記になってしまう事もあるようですが、気にしてはいけません(笑)。
続いて「読み取りスタート」をタップするとスマホのカメラが起動するので、アプリにカメラ使用の権限を与え、店舗に設置されている QRコードを読み取って支払金額を入力し、店員さんに確認してもらった後「支払う」をタップすれば支払い完了となります。PayPay を使ったことのある方なら分かりやすいかと思います。
「Ko-Pay」は、他の決済手段(現金やクレジットカード等)と併用する事が可能です。但し、店舗によって使える決済方法が異なるので、併用したい場合は店頭で確認するようにしてください。
「Ko-Pay」での支払いは 1円単位で行うことが出来ますが、2023年2月28日を超えると残高が残っていても利用できなくなってしまいます。使い残しがあったとしても払い戻しを受けることは出来ないようなので、必ず期限内に使い切るようにご注意下さい。
これだけじゃよく使い方が分からないよという方は、「こちら(PDF)」も参照下さい。
■ 「Ko-Pay」を使うことの出来る場所
「Ko-Pay」は神戸市が発行する地域限定プレミアム商品券ですが、だからと言って神戸にあるどこのお店でも使えるという訳ではありません。参加を申込み、” 店舗キット ” の準備が整っているお店でのみ使用することが出来ます。
11月初旬の時点では PDF を見て使える場所を探すほかなく、一体どこのお店で使う事が出来るのか非常に分かりづらかったのですが、現在は検索機能が実装され、かなり見易くなっています。
左の画像リンクから店舗検索のページに行くことが出来るので、試しに見て見て下さい。「区」と「業種」を指定すればレスポンス良く使えるお店の一覧が表示されます(12月10日以降のページは「こちら」)。
フリーワードでの検索がやや怪しいのと、出来れば地図上でも使えるお店が分かるともうちょっと有り難かったのですが、まあまあ使いやすい方じゃないかと思います。最初の頃よりは「Ko-Pay」を使う事の出来るお店も随分増えたようですしね。
飲食店・食料品店のほか、家電量販店や書店、ホームセンターなどで利用することが出来ますが、チェーン店の場合は店舗毎に参加申込みが必要なようで、あっちでは使えたのにこっちでは使えないといったことがあり得ます。事前に使えるかどうか確認してから行った方がいいでしょう。スターバックスやドトールなども一部の店舗でしか使えないようですしね。
参加店舗の募集は随時行われているようで、今後更に使える場所は増えてくるだろうとは思います。まあ最大でも 32,500円分なので、期間内に使い切ることは充分出来るでしょう。使用期限が 2023年2月28日一杯(23時59分まで)という点だけは忘れないよう注意しておいて下さい。