意外に気温の下がりが遅いような気はしますが、それでも紅葉が美しい季節になりました。新型コロナによる移動制限が緩和されたこともあって、各地の紅葉スポットでも賑わっているようですね。そこで私も再度山にある「再度山公園」に行って紅葉狩りとしゃれ込むことにしました。ついでにチェアリングも楽しむべく頑張って荷物を積んで登ります(笑)。
■ 「ベーカリーショップホルス」に寄って食糧をゲット!
チェアリングするにしてもまだストーブを買っていないので、現地でお湯は沸かせません。今回は家で珈琲を淹れ、「Travel Kuppe」という保温ボトルに入れて持って行きます。せっかくなのでチェアリングしながらパクつくためのパンも幾つか買っていくことにしました。
そこでちょっと寄り道して北落合にある「ホルス」というベーカリーショップで調達することにしました。ここは名谷界隈ではお気に入りのパン屋さんで、以前からちょくちょく利用させて頂いています。新長田の「アスタくにづか 1番館」の 1F にも店舗があるようです。
地下鉄名谷駅からは徒歩 8分。北須磨文化センターの前を通って少し坂を登った先にあります。創業 30年とのこと。チーフシェフの笹岡氏は TV東京系「TVチャンピオン 第2回パン職人選手権」で優勝歴ももお持ちなのだとか。支払いには現金の他、PayPay が使えるようです。
レンガ造りの温かみのある落ち着いた外観のお店です。私が伺った際も途切れなくお客さんが入ってきていました。それもそのはず、ここのパンは本当に外れが無いのですよね。フォカッチャ生地のピザや季節のフルーツが乗ったダノワーズなど品揃えも豊富です。
「ベーカリーショップホルス名谷店」
住所 : 兵庫県神戸市須磨区北落合 2丁目 10-1
営業時間 : 8:00 ~ 20:00
電話番号 : 078-797-3939
定休日 : なし
備考 : 2台分の駐車場あり
名谷店の定休日なしは凄いですね。いつ行っても焼きたてのパンを買うことが出来ます。もう少し坂を上がると洋菓子の老舗「ボックサン」が出来ていたりと、なにげにこの辺りはアツイんです。
■ 「しあわせの村」の横を通って鈴蘭台から再度山へアプローチ
「ホルス」でパンを買った後「白川峠」から東白川台の住宅地を抜けた後ちょっと登ってひよどり台へ。ここの抜け道、車・バイクは通行出来ませんが、歩行者と自転車は通れます(最後の車止めは自転車を担いで越えなければいけませんが)。ここを通らないとかなり遠回りしなければならないんですよね。
「長田箕谷線(県道 16号線)」を道なりに登って「しあわせの村」の入り口まで来ました。メタセコイアの並木が紅葉していて綺麗。この坂を下っていくと「しあわせの村」です。トイレや給水、食事などが出来ますが、帰りはもちろん登り返してくることに(笑)。
「しあわせの村」って聞くとなんかの宗教施設の様に聞こえますが(実際私も長いことそう思ってた)、宗教とは一切関係が無く、プールやテニスコート・トレーニングジムなどのスポーツ施設、温泉やキャンプ場などのレクリエーション施設、宿泊施設などが揃った総合福祉ゾーンです。神戸市の関連施設のようなものなので、利用料金がかなり低く抑えられているのが特徴です。山の中にあるので野鳥観察にも良い場所のようですが、今回はスルー。
「しあわせの村」を過ぎてからは鈴蘭台通って以下の様なルートを通って再度山へ向かいました。
一旦「有馬街道」こと国道 428号線に出ましたが、ここは道幅が狭い上に交通量が多く、しかも登っています。「小部峠」の交差点まで北上して森林植物園や六甲山に向かう県道 16号線(明石神戸宝塚線)から回っていくルートもありますが、あまり長いこと自転車で走りたい道では無いので、餃子の王将を少し過ぎた辺りで東に折れ、「洞川線」を登って再度山へ。多分こっちの方が楽なルートになるでしょう。
途中のキャンプ場を過ぎて更に登っていくと湖が見えてきました。「洞川湖(どうがわこ)」ですね。ちなみにここのキャンプ場、「洞川教育キャンプ場」というそうなのですが、2週間前までの予約が必要なものの低料金な上に炊事道具の貸出やシャワー施設などもあって結構いいらしいですよ。
湖と紅葉のコラボレーションが綺麗だったので持参した珈琲を飲みつつここでしばし一服。
もう少し登ると「神戸箕谷線」との三叉路に出ます。右折して南下し、えんやこら。
こんな感じで結構登っています。カーブが多く運転していて気持ちいいんでしょう、結構飛ばしてくる車も居るのでさっさと避けて先に行かせた方がいいですね。
■ 再度公園に到着!
しばし登ると再度公園・神戸外国人墓地の看板が出ているので右折して再度公園へ。到着です!
何カ所か無料駐車場がありますが、ちょうど紅葉の見頃ですからね。ほぼ車で一杯になっていました。さて、カメラを準備して紅葉狩り開始です!入り口付近からしてなかなかのもの。
ふと横に目をやると木彫りのリス(?)が。置かれた松ぼっくりに遊び心があっていいですね!
道なりに外国人墓地の方へ歩いて行ってみます。上の方へ続く道を辿ってみるとなにやら彫像が。
「勇士の慰霊塔」というのだそうです。墓地には近代神戸の黎明期に活躍した技術者や教育者、宗教家など世界各国の方が眠っているそうですが、ここから見守っているのでしょうかね。
像のある高台は展望広場になっていて、ここから外国人墓地を見下ろすことが出来ます。墓地には普段は入れませんが、4月から11月の間は月に1回墓地内の一般公開が行われている(要事前申込)そうです。
展望台でちょっと休憩した後、もと来た道を引き返して「修法ヶ原池」の方へ。再度山を含む六甲山系は、神戸港が開港された明治以降の急速な発展と人口増から薪を採取するための乱伐によってハゲ山になってしまっていましたが、その後治水と水源の涵養(かんよう)のために植林が進められて現在のような豊かな自然を取り戻すことが出来たのだそうです。
「修法ヶ原池」と書いて「しおがはらいけ」と読みます。知らないとちょっと読めないですね・・・。ここにはベンチがいくつか設置されているので、椅子を持ってきていなくてもゆっくり座ってくつろぐことが出来ます。登山に来てここでお昼を食べていく方も多いようですね。
右の写真は 9月にクロスバイクの FX 3 Disc に乗って下見に来た時に撮ったものですが、「BE KOBE」ならぬ「BE ROKKO」の看板も近くに設置されています。尤もちゃんとしたモニュメントではなくただの木製の看板ですけどね。「修法ヶ原池」周辺は遊歩道が整備されていて、ぐるっと 1周することが出来るようになっています。まあ木の根とか石とか色々あるので足下には気をつけて。
対岸にはカフェがあります。珈琲やホットオレンジ、スコーンなどをリーズナブルに楽しめるということなので、そのうち行ってみたいと思います。以前は貸ボート屋さんだったようですね。
紅葉のトンネル。。。
ウロウロし過ぎてすっかり遅くなってしまいましたが、チェアリングにちょうど良さそうな場所を見つけたので、「チェアワン」をいそいそと設営。「ここをチェアリングの地とする!」(笑)。
左右に広がる紅葉を見ながら買って来たパンと持参した珈琲で一息。こういう場所で食べると一層美味しく感じます。ここまで登ってきた甲斐がありました。ただ、こういう地面だとやはりチェアワンの脚が埋まりますね。「チェアボールフィート」も買った方がいいのかな・・・。
散策に時間を使いすぎたこともあって音楽を聴きながらチェアリングしていると 30分ほどで太陽が山の陰に隠れてしまいました。計画が狂うのはいつものこと(笑)ですが、気温も下がってきましたし、真っ暗な山道を下るのも嫌なのでぼちぼち撤収することにします。
距離が短い割にはやはり結構な獲得標高になりました。まあそれでも私が取ったルートはかなり楽な方。高度推移を見て分かるとおり比較的なだらかな登りが続き、最大でも 10%程度でした。ヒルクライムやる人は北野ホテルのある相楽園の方から登るようですが、あっちは最大 15%とかなりの激坂です。下っているだけでもブレーキで手が痛くなってくるくらいですからね・・・。今の私にゃ無理。。。
諏訪山公園の上にある「ビーナスブリッジ」は神戸の街並みが一望出来る名所ですが、来年 2月頃までは改修工事中。工事が終わったら行ってみようと思います。神戸に住んで長いですが、実はまだ一度も行ったこと無いのですよね(笑)。