(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。

Corsair の ATX電源「RM650-2019」をレビュー

先日 CPU とマザーボードが逝ってしまったサブPC を改修したのですが、電源はとりあえず無事だったようなので、以前から使っていた Scythe の「帝力 750W」をそのまま流用していました。

とは言え、今回の故障はどうやらマザーボードの EPS 12V ラインが原因になっていたようだと言う事と、既に 8年程使用してきていた電源なので劣化によるノイズの発生などが要因になっている可能性も捨てきれないので、念のため電源も交換しておく事にしました。取り外した「帝力」は緊急用に保管しておくことにします。予備電源があると故障の疑いが出た時に問題の切り分けの手助けとなるのですよね。

余りに安価な電源では万が一のための安全回路が省略されていたりして怖いので、予算は 1万数千円程度までとし、容量 650W~750W 程度で 80PLUS GOLD 以上のものを候補としていくつか考えてみました。Cooler Master は以前に 5年保証を謳っていたものが僅か 1年半で壊れたことがあったので今回はスルー、EVGA 製品の個人輸入新型コロナウイルス騒動で物流が不安定になっている事と品不足からか価格が高騰していたので今回は止めておきました。

■ 「Corsair RM650」に決定!

他に国内で入手可能なものの中から、SUPERFLOWER の「LEADEXIII GOLD 650W」や Thermaltake の「TOUGHPOWER GF1 650W」なども候補に入れていましたが、購入時点で納期が結構掛かったり価格が上がったりしてしまっていたので結局下の「Corsair RM650」に決めました。

Corsair RM650-2019- 650W PC電源ユニット 80PLUS GOLD PS861 CP-9020194-JP

Corsair RM650-2019- 650W PC電源ユニット 80PLUS GOLD PS861 CP-9020194-JP

  • 発売日: 2019/06/22
  • メディア: Personal Computers

後になって分かったのですが、「RM650x」というオール日本製コンデンサーを謳ったモデルもあったのですね。ただ、保証はどちらのモデルも 10年間となっていますし、設計は「RM650」の方が 1年ほど新しいようです。海外製コンデンサーの品質もだいぶ上がってきているようなので、今はもうそれ程気にする必要は無いのかも知れません。両者の価格はほとんど変わりませんのでお好みで。

「RM650」も「RM650x」も共に「80 PLUS GOLD」認証の電源で、負荷 50% の状態で 90% 以上の電力変換効率を得られるようです。電力変換効率の高さは発熱量に影響します(高い程熱となって無駄に廃棄される割合が減ります)ので、延いては静音化にも繋がります。「Plutinum」認証までいくとガクッと価格も上がってしまいますので、Gold認証辺りが価格と性能のバランスがいいのではないかと思います。

RM650-0

RM650-3 うちに届いた個体の販売元はアスクとなっていました。ただ、右のシールはパッケージを覆うビニールフィルムに貼られていたので、故障発生時に保証手続きをスムーズに行うためにも念のため切り取って保管しておいた方がいいでしょう。日本語でサポートが受けられるならそれに越したことはありませんしね。

フルモジュラー式なので不要なケーブルは外しておけるのはやはりいいですね。ATX 24pin の他はペリフェラルSATA 用のコネクタが 3ヶ所、グラボの電源供給用と EPS 12V 用のコネクタが 4ヶ所設けられています。グラボ用の 6+2pin と EPS の 4+4pin は特に場所が決められているわけではないようです。

RM650-1

冷却ファンは、耐久性と静音性を兼ね揃えた「ライフルベアリング」採用の 135 mm のものを採用。静圧重視のファン(入り組んだ回路の中でもしっかりと風を送り込む)とのことで、部品が密に組み込まれた電源内部を効果的に冷却してくれるようになっています。また、低負荷時にはファンを停止させて騒音を抑える「Zero RPM Fan Mode」を搭載しています。

RM650-2

大きさは、幅 15cmx奥行き 16cmx高さ 8.6cm とまずまずのコンパクトさです。過電流保護(OVP)、ショート回路保護(SCP)、過負荷保護(OPP)などの各種保護回路が組み込まれています。これらの回路は万が一電源に不具合が発生した場合に接続されている他のパーツに被害が及ぶのを防いでくれるます。ただ、保護回路が搭載されていても上手く機能しなかったりして巻き込んでしまうということもありますので、無いよりはまし位に思っておいた方がいいでしょう。きちんと働いてくれることを期待したいですけどね。

RM650付属品 付属品がこちら。各種ケーブルの他にケーブルタイが何本か付属しているのは有り難いですね。

 20+4pin メインケーブルx1本
 4+4pin EPS/ATX 12V ケーブルx2本
 6+2pin PCI-Eケーブルx2本
 SATAケーブルx2本(コネクタ3個/本)
 4pin ペリフェラルケーブルx1本(コネクタ4個)

他に電源ケーブルとネジが同梱されていました。

帝力と比較 ひょっとして「帝力」のケーブルが流用出来るのでは?と思ったのですが、コネクタの端子部分の形状が異なるので物理的に差さりませんでした。まあメーカーが違うとコネクタの結線が異なる場合もあるようなので不用意に流用なんてするものではありませんが。

流用を考えたのは、RM650 付属の SATA電源ケーブルがちょっと短いからなのですよね。今サブPC で使っている今は亡き星野金属工業の「Windy ALTIUM VR2000」という PCケースの HDDベイは、ちょうど電源を格納する位置と対角にあるのですが、RM650 付属のケーブルの長さが 75cm 程で、今までの配置のままだと届かなかったのです。この件についてはまあ HDD の搭載位置を変えることでなんとかなりましたが、詰めて配置しなくてはならず、HDD同士の間隔が狭くなってしまいました。

使用されているコンデンサーについてですが、販売元のアスクに掲載されている写真を見る限り「Elite」のロゴが見られることから、少なくとも 1次コンデンサーについては金山電子工業(本拠地:台湾)の 105℃品が使われているようです。コンデンサーの生産拠点はタイに移っているようですが、ニチコンと日立AIC(現日立化成)の技術供与を受けているとのことですので信頼しても問題無さそうですね。

コイル鳴きなどもなく問題無く利用出来ています。低負荷時は確かにファンが停止するようで静かですね。ただ、電源のファンには低速でもいいから常に動いていて欲しい気もします。保証は 10年間付いていますが、とにかく少しでも長持ちしてくれることを祈っています。


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