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何かの参考にして頂ければ幸いです。

【改訂版】iOS 14 に上げた iPhone SE(2020)で楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」を使ってみる

9月17日に iOS 14 がリリースされました。今回はホーム画面へウィジットが配置出来るようになったりと見た目の変化も大きい OSアップデートになっています。となるとやはり早速試したくなるもの・・・。

初日から私も手持ちの iPhone SE(2020)に早速インストールして試してみたわけですが、9月25日付けで楽天モバイルから「緊急告知」と題する注意喚起があったように、iOS 14 をインストールした iPhone SE(2020)と楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」の SIM との組み合わせに於いていくつかの不具合が確認されていました。

こちらの件については、既に 10月2日付けで楽天モバイルから不具合解消の報告が出ています。

実際に私の方でも、固定電話(ひかり電話)や IP電話からも問題無く着信するようになったことを確認出来ましたので、改めて iOS 14 にアップデートした iPhone SE(2020)と「Rakuten UN-LIMIT」の組み合わせについて紹介してみたいと思います。

■ 「Rakuten UN-LIMIT」で iPhone を使うには

2020年10月の時点でも残念ながら「Rakuten UN-LIMIT」での iPhone の動作保証が楽天モバイルとして正式にされているわけではありません。とはいえ、さすがに iPhone ユーザーの多い日本でほったらかしにする訳にもいかなかったようで、機能的な制限(ETWS の受信など)は残っているものの、A12 Bionic 以降の SoC を搭載した機種(iPhone 11シリーズ、Xs、Xs Max、XR、SE(2020))については動作させるための情報が公開されています。

上記で紹介されているのとは若干変わっていますが、iOS 14 でも基本的には同じです。「音声データと通話」の項目で LTE を選択し、VoLTE を ON に設定します。今まで iOS 13 で Rakuten UN-LIMIT を利用していて iOS 14 にアップグレードさせた場合は特に何もしなくてもそのまま使えるはずです。

Rakuten UN-LIMIT設定

一旦「モバイル通信」のところに戻り、「モバイルデータ通信ネットワーク」のところから APN を設定します。設定するのは「APN」と「インターネット共有」の項目のみ。共に「rakuten.jp」を入力すれば OK です。ユーザ名やパスワードは空欄のままで構いません。これでインターネット共有も利用出来るようになります。

楽天モバイルで動作確認されている機種以外(iPhone X や旧 SE など)は普通には動きません。「IPCC」というキャリア設定ファイルの書き換えと、ローミングエリアで SMS を使えるようにするためにプロファイルが必要になります。方法は「しゅうのブログ」を初め、「麩菓子の雑記帳」などいくつかのブログで詳細な解説をしてくれていますので必要な方は探してみてください。但し、試される場合はくれぐれも「自己責任で」お願いします。それ相応の知識と覚悟が必要です。特にこれらの機種で IPCC を書き換えて Rakuten UN-LIMIT を使ったいた方は、iOS 14 用の IPCCファイルを適用し直す必要があるようなので、OS の更新にはご注意ください。ちなみに私はこの件には一切お答えできません。

■ iOS 14 で「楽天Link」は動くのか?

楽天Link」は楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」を利用する上では欠かすことの出来ないアプリです。正式サービスの始まった 4月の段階では iOS版の「楽天Link」が存在していませんでしたが、7月からようやく iPhone でも楽天Link アプリを使った無料通話が利用出来るようになりました。

その「楽天Link」アプリですが、iOS 14 でも一応動作はするようです。iPhone SE(2020)、楽天Link(Ver.1.2.2)で物理SIM を差した環境でローミングエリア内にて以下について確認してみました。

  1. 楽天Link」アプリからの発信

    モバイル回線(au 系の UQ mobile と ドコモ系の OCNモバイルONE にて確認)、ひかり電話IP電話ともに問題無く発信・通話できることを確認しました。また、0120 から始まるフリーダイヤルも標準ダイヤラーにリンクされて発信されるようで、こちらも正常に通話可能でした。

  2. 楽天Link」アプリを使った SMS の送受信

    SMS の送受信についても問題ありませんでした。PayPay や au Pay などの認証用の SMS の受信も楽天Link にログインしていれば問題無く受け取れているようです。

但し、冒頭で書いたように現時点では解消されていますが、iOS 14 がリリースされた当初は以下の様な問題が生じていました。

■ iOS 14 と Rakuten UN-LIMIT の SIM の組み合わせでは、ひかり電話
  IP電話からの着信が出来ない?

⇒ ※ 10月4日時点で解消済み ※

こちらの記事を最初に書いた 9月22日の時点では iOS 14 と Rakuten UN-LIMIT の SIM の組み合わせに於いて、固定回線(ひかり電話IP電話)からの着信が出来なくなってしまうという不具合が存在していました。その時に見られた挙動は下記の 2つのパターン。

 ① Rakuten UN-LIMIT の回線に掛けると話し中になってしまう
 ② Rakuten UN-LIMIT の回線に掛けるとすぐに留守番電話サービスに繋がってしまう

① の話し中になってしまうパターンでは、すぐに受け手側の「楽天Link」アプリに「不在着信」の通知が出ました。届いた通知から「楽天Link」アプリを使って先方に掛け直せば問題無く通話は可能だったので、手間は掛かりますが、通話代も掛からないので個人的にはまあなんとか許容出来るレベル。

② の場合でメッセージが残っていれば「楽天Link」アプリの「通話」モード画面上部の受話器をひっくり返したようなアイコンをタップすれば聞くことができました。このような時は、「1417」からメッセージの内容を聞こうとすると有料扱いになるので御注意を。必ずアプリから確認するようにしましょう。

ちなみにこの固定回線からの着信が出来ない問題は、UQ mobile のキャリア設定を適用した状態の iOS 13 からアップグレードしたことにあるのかも知れないとも思ったので、一度 iPhone を完全初期化してからバックアップを使わずに再セットアップしてみたのですが、残念ながら同じ挙動を示しました。

この件については楽天モバイルにチャット(といっても返事が返ってくるのに大方一日掛かるわけですが)で問い合わせてみました。当時の回答では、次回の「楽天Link」アプリのアップデートで対応予定ということだったのですが、結局はシステム側の問題だったようですね。しかも一応 Rakuten UN-LIMIT で使えるとされている iPhone 11シリーズや XS、XR など他の機種では見られず、SE(2020)特有の不具合だったとは・・・。とにかく無事に着信もするようになったので良かったです。

■ 改善が必要な点はまだあるが・・・

これで電話の発信・着信、SMS の送受信、インターネット、テザリングと基本的な機能の確認はすることができました。とにかく iOS でも「楽天Link」を使った無料通話が利用出来るようになったことは大きいですね。また、以前はしつこく不定期で表示されていた「キャリア設定アップデート」を促すメッセージは iOS 14 に上げて「Carrier 42.0」となって以来見ていませんね。この点は非常に有り難いです。

「iMessage」と「FaceTime」のアクティベートだけはまだ「Rakuten UN-LIMIT」の自社回線エリアに行かないと出来ないようです。iOS 13 の時点でアクティベートが済んでいて iOS 14 に上げた場合は問題ありませんが、私のように iPhone を一旦初期化してしまった場合は、楽天の自社電波の入る所に出掛けて行って再アクティベートさせるしかなさそうです。

エリアマップ」も更新され、数ヶ月以内の自社エリア化予定も見れるようになりました。うちの近所もようやくエリア化の目処が立ったようです(地図上でエリア内と表記されていても電波が入るとは限らないところが悩ましい部分ではありますが・・・)。

楽天モバイルの一番の課題はサポートがまともに機能するようにすることでしょう。新型コロナの影響があるだろうことは理解しますが、何かあった時にサポートを受けるのに非常に骨が折れるのですよね。チャットサポートも用意されていますが、最初に問い合わせに対する反応があるのが翌日とかはザラ、転送などされる度に繰り返される本人確認(意味あるのか?これ)、聞きっぱなしでまた反応がなくなったりして翌日持ち越しなど話になりません。

あとは、いい加減 iOS版の「my楽天モバイル」アプリも出してくれればいいのですけどね。あ、「楽天Link」アプリの電話帳も早く使いやすいようにして欲しいです・・・。ちょっとあの UI は酷すぎます。