「輸入編」の続きです。
それでは開封していくことにします。i-parcel から佐川に引き継がれて届けられました。amazon だとあらかじめ deposit として税金関係の前払いがされているので配送時に消費税を払うような面倒がなくてほんとに便利です。段ボールは多少凹んでいますが梱包状態も特に問題無し。
グラフィックカードの購入は AMD の Radeon 7850 以来なのでワクワクします。なんでもそうですが、新しく買ったものを開ける瞬間は楽しいですね。
付属品はインストールマニュアルと 6 pinx2→ 8 pinx1 の電源変換ケーブル、EVGA の金属製エンブレム、EVGA のステッカーとポスターでした。正直ステッカーとポスターはデザインが微妙なので貰っても・・・なのですが(笑)。この時点で日本未発売でしたがマニュアルにはちゃんと日本語での記述もありました。ドライバCD は付属していませんでしたが、どのみち最新ドライバはダウンロードすることになるので気にすることはないでしょう。カード本体は箱の中でブリスターパックに包まれていました。これなら輸送時の破損を気にすることはなさそうですね。
保護シートを剥がした状態です。PCI EXPRESS や SLI用の端子もそれぞれ樹脂のカバーで覆われているなどかなり丁寧に扱われている印象を受けました。保護シートは少しぴっちり貼られすぎていて全部剥がすのに手こずりましたが・・・。上位モデルの FTW などはさらに高級感のあるパッケージングになっているそうです。ちなみにカードサイズは 266.7 mm x 111.15 mm です。GTX 1070 のカードとしては短めですが、旧型や小型のケースを使っている場合は注意が必要です。ファンは 90mm のものが 2基搭載されています。
接続端子のそれぞれにもきちんとカバーが付いています。今時のグラフィックカードがほとんどそうであるように 2スロット分の取付スペースを占有しますが、その分 Display Port (1.4)x3、HDMI(2.0b) x1、DVI-D(Dual Link)x1 と充実した出力端子群となっています。(但し同時に出力できる画面数は 4画面まで。)バックプレートとヒートパイプを備えた大型のクーラーで基板をしっかりとサンドイッチする構造になっているので、このような大型・重量級のグラフィックカードの場合は安心感があります。バックプレートに施されたヘアライン加工が高級感を醸し出しています。
早速 PC に取り付けてみました。デフォルトの状態では 60℃までは冷却ファンは無回転です。70℃くらいまで上がって来ないとファンの回転数が上がらないように設計されているようで、室温にもよるでしょうがアイドル状態では 62℃前後・200rpm 程度と非常に静かです。
このモデルでは装飾 LED の発光色は白色のみです。ロゴ部分とファンのある面がわりと明るく光るようになっています。上位の FTW ではいろいろな色に変えることが出来るそうですが、どのみちうちの PC では側板を閉めると見えなくなってしまうので関係ありません(笑)。
ユーザー登録を済ませると EVGA のサイトから「Precision XOC」というオーバークロックやファンの制御ができるソフトウェアをダウンロードすることが出来ます。Precision XOC を起動すると、すぐにファンスピードが上がり始め、温度がみるみる下がっていきます。1300rpmくらいまでは回転数が上がっていますが、ケースの側板を閉めているとほとんど音は聞こえません。ポン付けしただけですが Time Spy の結果も貼っておきます。
アイドル状態なのにクロックがやや高い気がしますが、どうやらマルチモニター構成で使用しているとこのようになってしまうようです。また、Precision XOC ですが、うちの環境では Pixela の DT-260 というTVチューナーカードのソフトとの相性が悪いようで、番組表を表示したり録画番組を見ようとしたりするとチューナーソフトの方が落ちてしまいます。なので常用は諦め、負荷の高そうなゲーム使用時にだけ利用することにしました。(nasne の PC用表示ソフト「PC TV Plus」では問題無いようです。)