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新生アイウェアブランドのサングラス「ALTALIST ( アルタリスト ) KAKU SP2」レビュー! ~ 偏光機能+調光機能でサイクリングに最適な一品 ~

ノーズパッド破損 ランニングとサイクリングに使っていたサングラスのノーズパッドが崩壊してしまいました。どうやら加水分解してしまったようです。使っていたレンズの方も結構傷が入ったりしていたのですが、こちらは交換用のレンズが色々セットになっていたため、入れ替えれば充分使用可能です。ノーズパッドも交換可能なようなのですが、スペアパーツとして売っていない・・・。
使用していたのは ellese のスポーツ用サングラス。クラウドファンディングサイトの「Makuake」の案件だったものです。ellese は元々イタリア生まれのスポーツブランドですが、日本ではゴールドウインが ODM生産しているようですね。昔はスキーウェアなどでよくお世話になっていました。 資金も充分あるはずなので、本来クラウドファンディングなどを使う必要は無いはずですが、多品種少量生産のプラットフォームとして活用しているようです。まあそれはいいのですが、数ヶ月毎に「新しいサングラスのクラウドファンディングを始めました~」とメールを送ってくるのは勘弁して欲しいです。サングラスなんてそんな頻繁に買わないって(苦笑)。

それはともかくノーズパッドです。elleseブランドのスポーツ用サングラスは色々と市販されているのですが、残念ながら交換用のノーズパッドの販売は無いようです。OAKLEY のものは色々見つかるのですけどね・・・。OAKLEY のサングラスはどれもかなり高価(特に度付きのレンズを入れたりすると)ですが、スペアパーツが充実しているのならトータルで考えると案外リーズナブルなのかも知れません。

適当なノーズパッドを買って加工して付けるという手もあるかも知れませんが、ちょうどいい機会(?)なので、以前から気になってた「ALTALIST ( アルタリスト ) 」というブランドの製品を買ってみました。


なんと言ってもお財布に優しいことで評判で、偏光レンズと調光レンズの機能を持つにもかかわらず 1万円以内で購入出来るという、ちょっと驚きのサングラスです。レビューしておきますので、購入の参考にでもして頂けると幸いです。

■ 「ALTALIST(アルタリスト)」とは?

「ALTALIST」は、2022年にスタートしたばかりの新興ブランドです。品質とデザイン性を保ちながら極限までコストを抑えることをコンセプトに本社と製造拠点は中国に置いていますが、ブランド運営の中核は日本人メンバーで構成されているそうです。このため、日本人の骨格にフィットするよう全面のカーブが緩く、フレーム幅が広い設計になっているとのこと。

サイクリングしていると、眩しさを避けるためだけでなく、砂埃や走行中にぶつかってくる虫などから目を守るためにもアイウェアの存在は重要です。しかし、落としたり踏んだりしてレンズを傷つけたりツルを折ってしまうということもあり得ますし、そもそも虫などの衝突でレンズのコーティングが痛んでしまったりするのでずっと同じアイウェアを使い続けるというのも難しい話です。

世界的な物価・賃金上昇の波の中、どこまで維持できるかは分かりませんが、” 敷居の高くなってしまったスポーツ自転車カテゴリの間口を少しでも広げたい ” との想いから広告費を抑え、現在販売されている全てのモデルが税込価格で 5,000円 ~ 9,500円のレンジに収められているようです。これはサイクリストにとっては非常に有り難い話ではないでしょうか。

日本での本格的な展開が始まったのは昨年の夏頃からでしょうか。インフルエンサーを使ったマーケティングも行われたようで、ブログや SNS、YouTube などで見掛けたという方も多いかと思います。販売開始当初はワイズロードオンライン専売だったようですが、その後ワイズロードの実店舗での販売も開始され、現在は Amazon を初め、いくつかのサイクルショップでも購入出来るようになってきたそうです。

現在入手可能な ALTALIST のサングラスは 4モデル。軽さにこだわった「KAKU SP1」、視界の広さとフィット感にこだわった「KAKU SP2」、1眼のライフスタイル寄りモデルの「KAKU LS1」、2眼のライフスタイル寄りモデルの「KAKU LS2」の 4つのモデルが展開されていて、それぞれに偏光レンズや調光レンズの有無やカラーバリエーションを選べるようになっています。

■ 「偏光」機能と「調光」機能

ここで、サングラスの「偏光」機能と「調光」機能について少し整理しておきましょう。

安価に販売されているサングラスでは「カラーレンズ」という、単にレンズに色を付けただけのものが使用されていることが多いです。目に入ってくる光の量を抑えてくれるので眩しさは軽減出来ますが、特別見易くなるというものではありません。この点ではレンズ表面が鏡のように反射する「ミラーレンズ」を採用したサングラスも同じ様なものでしょう。ビーチや観光で利用するのなら十分だと想いますけどね。

「偏光レンズ」は、光の乱反射をカットして視界の眩しさを無くす加工が施されたレンズです。カメラをされている方なら ” 偏光(PL)フィルター ” を使われている方も多いでしょう。水面の光の反射を無くして水中の魚までくっきり写るようになったり、青空がより鮮やかに写るようになったりします。ドライブに使えば路面の状況を把握しやすくなりますし、ゴルフやマリンスポーツでも重宝されます。

一方、「調光レンズ」は、紫外線の量によってレンズの色(濃度)が変わるレンズです。夏の屋外のような紫外線の多い場所ではレンズの色が濃くなってより眩しさを軽減し、逆に屋内やトンネルなどに入ると普通の眼鏡のようなクリアな色に近づいて多少暗い場所でも見易くなるよう変化してくれます。

「カラーレンズ」ではこのようにレンズの色の濃さが変化することはありませんから、外の明るさによってはサングラスを着脱したり普通の眼鏡に掛け替えたりする必要が生じます。この点、「調光機能」を持つサングラスは、トンネルに入ったりすることのあるドライブや、早朝から夕方までロングライドに出掛けたりするサイクリストには正に打って付けのものと言えるでしょう。

ALTALIST のサングラスでは、「偏光機能」だけで無く、「調光機能」も併せ持ったレンズを選ぶ事が出来るという点も魅力でした。OAKLEY にも同様の機能を持つレンズはもちろんあるようですが、価格が半分以下だったりする ALTALIST のサングラスが話題になるのも納得です。もちろん余裕があるのであれば私だって OAKLEY 欲しいですよ(笑)。

■ ALTALIST「KAKU SP2」をチェック!

今回はワイズロードさんで購入しました。Amazon でも販売されていますが、基本的に付与されるポイントも大差ありませんし、好みでいいと想います(配送は Amazon の方が早いかも)。


KAKU SP2 -1

パッケージを開けるとセミハードケースの中にサングラス本体、クリーニングクロス、収納袋、交換用のノーズパッド、取扱説明書のほかに、度入りのレンズを入れて使う事の出来る ” インナーフレーム ” が入っていました。

KAKU SP2 -2KAKU SP2 -3

私が購入したのは、ブラックフレームの調光(ゴールドレンズ)モデル。レンズはかなりの大きさで、スキーやスノボなんかにも良さそうな感じ。ピーカンの雪上は紫外線もヤバイですからね。

レンズ素材は高い耐衝撃性と透明性を持つポリカーボネートが採用されており、紫外線量の多寡でレンズ色の濃さが変化する「VIV20」が視界の色彩・コントラスト・ディテールを強調し、路面の起伏や障害物などを鮮明に捉える助けとなってくれます。

KAKU SP2 -4KAKU SP2 -5

ツルの部分には ALTALIST のロゴ。フレームとツルの部分には「グリルアミド TR-90」という、弾力性に優れ、衝撃に強く軽い素材が使われています。顔に当たる部分はシリコン系の素材も使われていて、ずり落ちたり滑り落ちたりし難くなっています。

KAKU SP2 -交換用ノーズパッドノーズパッド交換

最初から取り付けられていたものも含めて 3種類のノーズパッドから自分に合うものを選べるようになっています。ただ、このノーズパッドの交換はちょっと難易度が高めですね。というのも、取付部の上下に右の写真の様なフックが出ているのですが、両方外さないと取り外すことが出来ないようになっています。更に、この交換方法についての記述が取扱説明書に一切無いというのはちょっと不親切かも。

KAKU SP2 -インナーフレーム1KAKU SP2 -インナーフレーム2

こちらがレンズをはめて使うインナーフレーム。レンズと接触する部分にはシリコン系の素材が使われていて、レンズを傷つけないよう配慮されています。ワイズロードではレンズを入れる事までは出来ないそうで、眼鏡屋さんに依頼して欲しいとのこと。「眼鏡市場」さんでレンズ作成可能だったというレポートは ワイズロードのブログ に出ています。

KAKU SP2 -インナーフレーム3KAKU SP2 -インナーフレーム4

インナーフレームは鼻宛ての部分にパチッと填め込む感じで取り付けます。こちらのインナーフレームですが、現在販売されている ALTALIST の 4種のモデルとは互換性があるそうです。

本体重量インナーフレーム重量

重量は、実測でサングラス本体が約 30g、インナーフレームが約 2.2g でした。度付きのレンズを取り付ける場合はこれらにレンズの重量がプラスされます。

使用例

早速サイクリングに使ってみましたが、まず非常に視野が広いですね。大型のレンズのお陰でしょう。しっかりしたホールド感がありますが、ツルの圧迫感も気になるようなことはありません。

そして驚いたのが「調光機能」。なるほど日差しの強さによってレンズの色が濃くなったり薄くなったりします。ただ、瞬時に変化するわけでは無く、じわ~っとした感じで変化するので、トンネルに入った瞬間などは暗く感じる事があるかも知れません。と言ってもほんの数秒程度で周囲の明るさに適した濃度になってくれるようです。「VIV20」によるコントラストの強調も非常にいい感じです。信号の色なども含め、「KAKU SP2」を着けている時と着けていない時では見やすさに大きな違いを感じました。

サイクリングをするのならアイウェア装着は必須でしょう。特にこれからの季節、ちっちゃな羽虫なども増えてくるので目の中に入らないようにするためにも絶対に着けておいた方がいいです。これまでのサングラスは調光機能が無かったので、夕方などはやむなくサングラスを外して目を細めて走ったりしていましたが、夕暮れ時にも着けたままに出来るというのは非常にありがたいですね。価格的にも非常にリーズナブルなので、サイクリング用のサングラスをお探しの方は是非候補に入れて見て下さい。