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やはり軽さは正義!snow peak の超軽量・コンパクトテーブル「オゼン ライト(SLV-171)」をレビュー!

昨年夏にチェアリングの為に購入した VENTLAX の「ALUMINUM SOLO TABLE」。設置した時の天板面積が 375x350mm と広く、耐荷重量が 15kg もあるので、出先で珈琲を淹れたり簡単な調理をしたりと重宝していたのですが、やっぱりちょっと重いのと、微妙に収納時のサイズが大きいのです・・・。 また、チェアリング時に使っている Helinox の「チェアワン」の方は、愛車の Checkpoint ALR 5 に取り付けた BROOKS のハンドルバーバッグ に収まるのですが、「ALUMINUM SOLO TABLE」は、ハンドルバーバッグに入れるとシフトレバーに干渉してしまってシフト操作が出来なくなってしまいます。

食事を作るのなら天板が広い方が助かりますが、珈琲さえ淹れられれば充分というケースも多いので、もう少し軽くコンパクトで持ち運びしやすいテーブルを探していました。基本的に椅子とテーブルは目的地に着いた時か帰宅した時にしか取り出すことが無いので、重量バランス的にも出来ればハンドルバーバッグの方に入れたかったのですよ。

軽量・コンパクトで品質もよさそうなものということで、割と早い段階で候補は以下の 2点に絞られました。SOTO の「フィールドホッパー(ST-630)」と、snow peak の「オゼン ライト(SLV-171)」です。


SOTO の製品は マイクロレギュレーターストーブの「SOD-300S」 を気に入って使っています。「フィールドホッパー」は、瞬時に開閉可能な折り畳みテーブルとして人気が高いので、こちらを使われている方も多いでしょう。品質の高さも充分よく知っています。

対して最近何かと話題の「snow peak」。私自身、正直に言ってこちらブランドにはあまりいいイメージを持っていませんでした。特に私の snow peak に対するイメージを悪化させたのが既に辞任した前の女社長。世襲で引き継いだ上場企業のトップが刺青入れて社内不倫・妊娠ですからね・・・。幸いスノーピーク株は触っていなかったので実害はありませんでしたが、ゴミ決算を発表して株価を下落させてからの海外ファンド主導の ” 華麗な ” MBO にも唖然の一言です。

オゼン ライト -1 もともと snow peak の製品には割高なものが多い感じていましたし、ブランドイメージも良くなかったのですが、「フィールドホッパー」は上に物を載せたまま移動させようとすると広がった状態でのロック機構が無いので天板が折れ曲がるという指摘をちょくちょく見掛けるので、結局「オゼン ライト」を購入しました。重量も「オゼン ライト」の方が 120g ほど軽くなっています。
価格面では今年の 2月に SOTO製品の価格改定があって、「フィールドホッパー」は定価ベースで 1,000円ほど値上がりしてしまいましたので、「オゼン ライト」とは価格が逆転してしまっています。まあそのうちまた snow peak の方でも値上げがあるのかも知れませんが、アウトドア用品の価格も随分高くなってきましたね・・・。ガスなどの消耗品の値上げはほんと勘弁して欲しいところです。。。

オゼン ライト -2オゼン ライト -3

「オゼン ライト」にはしっかりした専用の収納袋が付属しています。収納時のサイズは、「オゼン ライト」が 300x120x25 mm くらい。VENTLAX の「ALUMINUM SOLO TABLE」が 380x150x30 mm くらいです。たった 80mm の差ですが、Checkpoint に取り付けたハンドルバーバッグに入れても STIレバーと干渉しません。収納袋の開け口はベルクロになっていて、出し入れも非常に楽です。

オゼン ライト -重量VNETLAX-重量

ケース込みの重量を比較してみました。左が「オゼン ライト」、右が「ALUMINUM SOLO TABLE」です。う~ん、やはり重量が半分以下ということで、手に持った感じもほんとに軽い!

オゼン ライト -4

パーツは 2枚に分かれた天板と 2本のワイヤースタンドのみ。SOTO の「フィールドホッパー」のように開くだけで瞬時に設置出来るというわけでは無く、組み立てが必要です。取扱説明書が付いていますが、同じものが Web から PDF でも入手可能です。

オゼン ライト 取扱説明書


オゼン ライト 天板表オゼン ライト 天板裏

天板は肉抜きされています。重量軽減に大きく寄与しているだけでなく、飲み物などをこぼしてしまっても下に落ちてくれるので被害も軽減してくれますね。裏側には脚を引っ掛けるための加工がされています。日本製品らしくエッジの処理も非常に丁寧なので、怪我をする心配は少ないでしょう。

組み立て-1組み立て-2

全くの初見だと組み立てるのはちょっと難しいかも知れません。まずは天板を裏にして並べ、ワイヤースタンドの脚の狭い側を内側にして天板の端っこの 4箇所の凹みに引っ掛けます。

組み立て-3組み立て-4

続いて、内側の爪にワイヤースタンドの幅の狭い方を引っ掛けます。慣れるまでは地面に置いて組み立てた方が楽かと思いますが、慣れてしまえば空中でも組み立てられますよ。

オゼン ライト 完成収納時

裏返して完成です。収納時はバラして右の写真の様に置き、そのまま袋に入れるだけ。

サイズ比較1サイズ比較2

VENTLAX の「ALUMINUM SOLO TABLE」とサイズ比較をしてみました。幅は 60mm 程しか違いがありませんが、板 1枚の差だけ奥行きにかなりの違いがあります。地面からの高さも VENTLAX の方が少し高くなりますね。どちらも上に物を置いたまま移動させることが出来ますが、重量は圧倒的にオゼンライトの方が軽量です。調理するならやはり「ALUMINUM SOLO TABLE」の天板の広さは魅力ですね。

オゼンライト活用例

天板の長辺側には折り返しがあり、短辺側には脚の一部が表側に出ているので、上に置いた箸が転がって落ちたりし難いようになっています。耐荷重は 3kg 以内とのこと(取扱説明書に記載あり)で、この点は SOTO の「フィールドホッパー」と変わりません。珈琲セットくらいなら楽に置けますね。10kg 以上載せて実験している方も居ますが、そこは自己責任ということで。

オゼンライトとチェアリング1

ようやく暖かくなってきたので、自転車で久しぶりにチェアリングに出掛けてみました。

オゼンライトとチェアリング-2

Helinox の「チェアワン」とのサイズ感はこんな感じです。テーブル面がかなり低いように見えるかも知れませんが、座った状態でも身を起こせば問題無くカップに手が届きます。もちろん今回購入した snow peak の「オゼン ライト」なら「チェアワン」と一緒にハンドルバーバッグに収まります。

大きなバイクに乗れる方ならばフレームバッグに収納することが出来たり、ハンドルバーの幅にも余裕があったりするのでしょうが、体格は生まれて持ったものなので、合わないバイクに乗るわけにもいきませんからね・・・。まあ持ち運びしやすい組合せを考えるのもギア選びの楽しみの 1つです。

私はハンドルバーバッグに入れて自転車で持ち歩いていますが、とにかくコンパクトなので、パニアバッグに入れたりサドルバッグに入れたりと様々な持ち運びの選択肢があります。この程度の重量ならバックパックに入れて背負っても苦にはならないでしょう。もちろん登山・トレッキングにも最適でしょうから、軽量・コンパクトな携帯テーブルをお探しの方は是非候補の 1つに加えてみて下さい。

キャンプブームの終わりだのなんだの言われているのは知っていますし、snow peak 自身もそれを業績悪化の言い訳にしていますが、やはりモノはいいです。キャンプブームにしてもこれから暖かくなってきますし、4月からは「ゆるキャン△」のシーズン3の放送が始まるらしいので、もう 1回くらいは火が付くんじゃないかと思うのですが、どうでしょうかね?