8月10日付で公開されたファームウェア・アップデートによって Marantz NR1608 が「AirPlay 2」に正式対応しました。「自動アップデート」を有効にしておけばスタンバイ状態の時に自動的にダウンロードして更新してくれます。(ネット接続が必要)
AirPlay 2 は iOS 11.4 で iOS デバイス(iPhone、iPad 等)に実装された新機能で、対応機器同士では操作を行ってから音声が再生されるまでの時間が短縮され、動画を再生した際の映像と音声とのズレが少なくなるなど以前の AirPlay より機能の向上が図られているそうです。
今年度モデルの NR1609 が対応するであろうことは容易に想像できましたが、型落ちとなる NR1608 での扱いがどうなるかについては不明でした。AirPlay 2 が発表された際に公開されていた米国アップルの対応予定機器リストに載っていたので期待は持っていましたけどね。3ヶ月ほどかかりはしましたが、こうして晴れて対応が発表されてほっとしています。1月には 5年前のモデルのファームウェア・アップデートも公開されていますし、Marantz は AV機器メーカーとしてはかなり面倒見の良いメーカーだと思います。
実際に使ってみて確かに iPad などでの再生開始から AirPlay で繋いだ NR1608 で音が出るまでの間は短くなっているようです。ただ、多分これ、すぐにこの状態に慣れてしまいますね。まあ意識すること無く使えるというのはいいことなのでしょうが。AirPlay 自体が Apple の製品を使っていると radiko の音声を飛ばせたりと非常に多くの恩恵を受けることの出来る機能ですので、対応機器を持っている場合は使わない手は無いですね。
AirPlay 2 の機能紹介と使い方の例などは以下をご参照ください。
2021年9月現在、後継機の「NR1711」が販売されています。「Dolby Atmos Height Virtualizer」なるハイトスピーカーを仮想的に作り出す技術や Bluetooth 送信機能の追加など 3世代違う分着実な進化を続けているようですね。今から買うのであれば間違いなくお薦めできる AVレシーバーアンプです。