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Marantz NR1608 を修理に出しました

最近何かとモノがよく壊れます。雑に扱っているつもりは全くないのですが、ある日突然故障が発生することもあれば、だましだまし使っていたものが限界を迎えるということもあるといった感じで、どうもこの時期が絶妙に重なってしまっているようです。なんかこういう時ってありますよね?

今回は後者の限界を迎えた場合に当たるようで、少し前の話になりますが、Marantz の NR1608 という AVアンプを修理に出した時の事を書いておくことにします。

■ 以前からちょっとした不具合を抱えていた

NR1608不具合 実はこの NR1608、購入から 1年経った辺りから右フロントチャンネルの出力が異常に弱くなるという不具合を抱えていました。調子の悪い時は右の写真のように出力バランスを大きく変えてようやく左右がほぼ均等に鳴るという状態になってしまいます。ずっとおかしくなったままであればそれはそれでだましだまし使うこともできるのですが、厄介な事に時折正常な出力バランスに戻ったりするのですよね・・・。こうなると今度は右フロントスピーカーだけが爆音で鳴るので心臓にもスピーカーにも良くないです・・・。

AVアンプを点検修理に出すとなると、配線を外して取り出すだけでも一仕事ですし、バランスが変われば都度調整してやることで視聴出来ないという程でも無かったため、購入時に加入していた長期修理保証の期間内でそのうち修理に出せばいいかということでずっと先延ばしにしていました。何回か勝手に右フロントのバランスが変わるのを経験しているうちにバランスが変わる際は前兆的にガサガサガサガサと右フロントから異音がすることに気付いたので、正常な状態に戻りそうな時は慌ててボリュームを絞るように体も覚えたといいますか(苦笑)。

ちなみに左右のスピーカーを入れ替えても状況は変わりませんでしたし、修理に出す時にスピーカーケーブルをテスターで調べてみましたがインピーダンスがおかしかったり断線していたりということもありませんでした。やはり原因は NR1608 だったのでしょう。

ところが今年の初夏辺りからいよいよ様子がおかしくなってきました。これまでの症状に加えて電源投入後スピーカーへ接続するリレーが作動して少し経つと本体上面が異常に熱くなり、保護回路が作動して電源が落ちてしまう(電源ランプが赤色点滅)ようになってきたのです。それでも電源ケーブルを抜いて冷えるのを待ち、再度電源を入れれば一応復帰はしていたので様子を窺いつつ修理に出している間に使えそうな代替機を物色していました。PC から CDプレーヤー、Apple TV にゲーム機と全てを NR1608 に頼っていたので修理に出してしまうと音楽が一切聴けなくなってしまうのですよね。

DENON の「PMA-60」辺りを入手しておけば後でヘッドホンアンプや USB DAC としても使えそうなので、保険的な意味も兼ねて購入を検討していたのですが、これがまた新型コロナが生産にも影響しているのか、欠品だらけで価格も上昇傾向・・・。私は No Music No Life な人間なので(笑) NR1608 を修理に出している間もせめて音楽だけは聴けるようにしておきたかったのですが・・・。

そんな感じでさすがに点検に出さないとまずいなと思つつも、またずるずると点検に出すのを躊躇していたのですが、先日とうとうご臨終となってしまいました。いつものように電源を入れたところ、スピーカーリレーが作動した瞬間に右フロントスピーカーから「ブーッ」という爆音の連続音。電源を切ろうとしたものの NR1608 がフリーズしてしまい電源すら切ることができず、そうこうしているうちに焦げ臭い臭いがしてきたので慌ててコンセントを抜きました。その後ケーブル類を全て外した状態で再度電源を入れてみたところ、すぐに赤色の電源LED が0.5秒間隔で点滅。間違いなく逝ってしまったようです。

後で一応中を開けてみましたが、これはちょっと素人には手に負えませんね(苦笑)。恐らくドーターボードの下辺りでコンデンサーか抵抗あたりが燃えたのでしょう。見える範囲では焼損している部品も見えませんでしたので、軽く埃掃除しただけで元に戻して修理を依頼することにしました。

NR1608内部

■ 基本的な修理料金

Marantz では基本的な修理費用の目安を HP上で開示してくれています。

上記のページに拠ると、NR1608 の場合はだいたい 1万円~3.5万円くらいとのこと。満額まで行ってしまうと結構な出費になりますが、幸い今回は購入時に長期修理保証を付けていたのでその保証範囲内でなんとかなりそうだということで一安心です。

故障かどうか分かりにくい場合は一旦 Marantz のサービスセンターに連絡して聞いてみた方がよいでしょうが、今回の場合は故障が明らかだったので直接購入店の上新電機へ相談することに。

■ 上新電機の「まごころ長期修理保証」サービスを利用

Marantz の製品の場合、通常はメーカー保証期間が 1年間しかありませんが、上新電機で購入した場合は、僅かな掛け金で保証期間を伸ばせる「まごころ長期修理保証」というオプションサービスが用意されています。保証期間が何年延長されるかは製品によって違いますが、NR1608 の場合は 4年間の追加保証となっていました。今回は幸いにもこの延長保証サービスに加入していたので上新電機経由で修理の申込を行いました。

上新電機の「まごころ長期修理保証」は、商品の購入金額を上限として、メーカーで有償修理となった場合であってもカバーされる金額の範囲内であれば期間内に何度でも無料修理が可能(PC の場合は自己負担金あり)です。また、保証の権利を譲渡することもできるので贈り物にする場合などでも安心です。また、「ジョーシンクレジットカード」に加入していればこの長期修理保証掛金が 2% 減額されるので、クレジットカードの作成に抵抗がなければ持っていても良いかと思います(入会金・年会費は無料)。

このような延長保証サービスは、上新電機以外にもビックカメラやケーズデンキなどが独自に行っている他、ヤマト運輸が行っている「クロネコ延長保証サービス」の付加ができる販売店(オーディオ機器なら逸品館など)もあります。AVアンプなどは結構発熱もあって故障リスクもそれなりにはあるので延長保証を付けておくのはアリでしょう。

■ 最寄りの実店舗へ持ち込み

最初から Joshin Web事務局の方に連絡して「引取修理」を申し込むことも出来たのですが、往復の送料として 2,500円掛かることと、幸い持って行ける距離に上新電機の実店舗があったので、ちょっと手間ではありますが持込修理にする事にしました。ただ店舗によっては修理の受付をしていないとのことでしたので、先に持ち込む予定の店舗に電話を掛けて修理受付を行っている事の確認と簡単な症状の説明、持っていく必要のあるものの確認を行っておきました。

持っていく必要のあるものは、故障した AVアンプ本体と保証書(期限切れですが)、それに長期修理サービスの加入証書です。また、今回は症状から故障しているのは明らかでしたが、以前から抱えていたいくつかの不具合も一緒に診て貰いたかったので、箇条書きにしてプリントした不具合リスト(?)も添付しておくことにしました。店員さんに症状の説明をする時にも役立ちますしね。

店舗経由で修理を申し込む場合は、例えば上新電機の場合は修理を受け付けた店舗から上新のサービスセンターに送られ、一旦チェックされた上でメーカーの修理センターに送られるという流れになるため、直接メーカーに送る場合と比べると修理完了までの時間が長くなります。今回どれくらい時間が掛かりそうか聞いてみたところ、3週間から 1ヶ月程度は見て置いて欲しいと言われてしまいました。まあ致し方ありませんね・・・。

修理が完了したら受付をして貰った店舗まで取りに行かなければいけないそうです。正直面倒だったので修理が終わったら自宅へ配送してくれないか聞いてみたのですが、初めから引取修理を選んだ場合と同じ 2,500円が掛かると言う事で諦めました。それだったら持ち込んだ意味がありませんし、いっそ最初から引取修理にしておいた方がいいですしね・・・。

症状を説明して修理を申し込んだところ、まず長期修理保証の範囲内の金額で収まるであろうとのこと。万が一費用が発生するようであれば事前連絡をくれるとのことで、そのままお願いして帰ってきました。

■ 修理完了!

修理をお願いしたのが 11月1日だったのですが、それから 2週間もしないうちに修理が完了したとの連絡が持ち込んだ店舗からありました。正直こんなに早く完了するとは思っていなかったので驚きです。下の写真は修理完了報告書ですが、Marantz に届いて僅か 3日で修理自体は終わっていたようですね。

NR1608修理報告

結局パワートランジスターを 2箇所と、いくつかの抵抗とコンデンサの交換で直ったようです。焦げた臭いがしたのは抵抗だったのでしょうかね。今回は費用は全て上新の長期修理保証の範囲内で納まってくれました。上新の長期修理保証は、購入時の金額を上限としてその範囲内であれば残額が残っている限り何度でも修理が可能なのですが、その残額の減り方から今回の修理費用として 17,830円掛かっていたようです。僅か 1,634円の掛け金でこれが賄えたわけですからほんとに大助かりでした。まだ保証期間も 2年ちょっと残っていますしね。今回は保険の有り難みを改めて実感することとなりました。

持って帰ってきて早速 NR1608 を再セットアップです。ついでに配線関係の整理も行ったのでなんやかんやでほぼ 1日掛かりになってしまいましたが、以前からあった右フロントスピーカーの出力がおかしい件も完璧に直っていました。AVアンプはとにかく配線が多いので一苦労ですよね。とにかくこれでようやくまた映像と音楽のある生活に戻ることができます。

ちなみに Marantz の NRxxシリーズも私の NR1608 からもう 3代の代替わりをしていて、現行機種は下の 8K にも対応した NR1711 という機種になって機能追加や音質アップなど色々と改良されているようです。ただ、これから購入を検討している方はこちらで使われている旭化成エレクトロニクスの DAC を生産していた工場が火災の影響で酷いことになっているようなので早めに押さえておいた方がいいかも知れません。まあ買い替える程でも無いかと思うのでうちのにはまだまだ当分頑張って貰いますけどね。