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L2スイッチを Yamaha の「SWX2300-16G」へ入れ替えました

Yamaha と聞くと普通の人はピアノやギターなどの楽器を思い浮かべるでしょう。或いは「発動機」の方のオートバイ?ボートだと言う方も居るでしょうね。” PAS ” などの電動自転車に乗っている方も多く見かけますし、最近では e-Bike のロードレーサーや E-MTB でも存在感を示しています。グラベル e-Bike の「WABASH RT」なんかは是非一度乗ってみたいものです。

一方、本家の Yamaha の方はルーターやスイッチなどのネットワーク機器の分野でも有名です。さすがに基幹業務用機器分野では Cisco が牙城を築き上げていますが、実は企業向けや SOHO向けのルーターでは国内シェア首位の座を長年守り続けているそうです。なんで楽器メーカーがネットーワーク機器を?と思うかも知れませんが、どうやら電子楽器用の DSP技術から派生してきているようです。

今回購入した「SWX2300-16G」は、「インテリジェント L2スイッチ」というカテゴリーに属する製品です。Yamaha のスイッチには興味を持っていたものの、さすがに手を出せずにいたのですが、昨年 9月末に生産完了となったためか、未使用品を恐ろしく安価に入手することが出来ました。どこかの企業などで保守用に確保されていた機器の放出でもあったのでしょうかね。Yamaha のスイッチの記事はあまり見かけることがないので、ここでちょっとご紹介しておくことにします。

現行機種では「SWX2320」シリーズが後継機にあたるのでしょうか。ただ、10GbE に対応したことで冷却ファンが付き、価格もグンと跳ね上がっています。価格もそうですが、搭載されている 3基のファンの騒音レベルは最高速回転時で 60㏈ 近くになるようなので、10GbE を導入したいという明確な理由でもない限り、さすがに一般家庭で使うには無理があるかも知れません。


それでは「SWX2300-16G」を見てみましょう。主な仕様は以下の通り。

LAN ポート数 16 SFP スロット数 2
スイッチング容量 36 Gbit/s 転送能力 26.79 Mpps
最大消費電力 14 W(26 VA) 動作環境条件 周囲温度 0 ~ 50 ℃
外形寸法 330x44x200 mm 質量 1.9 kg
その他 リンクアグリゲーション、VLAN、IPマルチキャスト、ループ検出 etc.

今まで使っていた Allied Telesis の「CentreCOM AT-x210-16GT」より後発ということもあってか、基本スペックも「SWX2300-16G」の方がやや高いようです。まあ体感できる程の差はないでしょうが。家で使うので、ファンレスである事は絶対条件です。冷却ファンの付いた業務用ルーターやスイッチなどは小型・高回転のファンが採用されているものが多く、もの凄い騒音が出ますからね・・・。

SWX2300-1 SWX2300-2


ザ・業務用という感じの飾り気の無い茶箱のパッケージですが、中は思いのほか丁寧な梱包がされていました。RTX830 よりよほど立派・・・。

SWX2300-3 SWX2300-4


筐体は放熱性に優れた金属製。電源も内蔵式です。付属品は取扱説明書類のほかに電源ケーブル、ケーブル抜け防止金具、ラックマウント用金具セット、ゴム脚でした。コマンドリファレンスは含まれていませんので、下記リンクより取扱説明書の PDF と共にダウンロードして入手しておくとよいでしょう。

取扱説明書(PDF)
コマンドリファレンス(PDF)


SWX2300-5 SWX2300-6


コンソールポートは RJ45 です。DHCPサーバーが稼働していれば LANに接続して割り当てられた IPアドレスを叩くことでコンソールケーブル無しに設定することが出来ますが、下記の様な USB-RJ45 コンソールケーブルを 1本持っておくとなにかと便利です。

「CentreCOM AT-x210-16GT」では SFPポートの 15番・16番ポートと LAN の 15番・16番ポートが排他利用となっていましたが、「SWX2300-16G」では完全に分かれているようですね。「SWX2300-16G」の SFPポートには 17番・18番という番号が割り振られています。

SWX2300-7

特に封印シールが貼られているわけでも無く、どのみちメーカーサポートを受けることは出来ないので、開けて中を見てみました。部品点数が非常に少なく、整然と配置されていて作りもよさそう。

SWX2300-8 SWX2300-9


ヒートシンクがしっかりくっついていたので剥がしていませんが、手前 2つが PHYチップ、奥が SoC でしょうか。SFPスロットは物理レイヤフリー(phy-less)設計とのことです。電源回路は別基板に分かれており、コンデンサには日本ケミコンやルビコンの 105℃品が使われているなど、とてもしっかりした作り。ファンレスにも関わらず、動作環境条件は 50℃ までと余裕も伺えます。

GUI

起動にかかる時間も CentreCOM AT-x210-16GT に比べて随分早いです。AT-x210 では数分待たされていましたが、30秒ほどで使用可能になりました。「SWX2300-16G」には「LANマップ Light」という Web GUI が搭載されているのですが、こちらもストレスなく利用することが可能です。AT-x210 の GUI はとてもじゃないですが使い物にはなりませんでしたからね・・・。基本的な操作は概ね「LANマップ Light」からだけで間に合うでしょう。

LANマップ

Yamaha の「L2MS(Layer2 Management Service)」に対応した RTX830 などのルーターを使用していればルーター側の「LAN マップ」から機器情報や端末情報などを確認したり設定を変更したりすることが可能です。未登録の端末が接続されたらメールで通知するようにしたりする事も出来るそうです。

SWX2300-10

ラックマウントを保っているわけではないので、ホームセンターで適当な金具を買って来て折り曲げて机に下に吊すように設置してみました。機材を積み重ねるより放熱性も良さそうですし、場所も取らずお薦めです(笑)。最近は Wi-Fi でネットに接続する機器が増えたので以前ほど有線LAN の重要性は無くなって来ましたが、ポート数も余裕があって拡張性は充分。スイッチなのでネットが劇的に速くなったりするわけではありませんが、これから長いことお世話になることになりそうです。

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