先日サブウーファーを「 FOSTEX PM-SUB8」 へ変更しました。操作パネルが背面にあって弄りにくいので普段はオートスタンバイ機能を ON にして使っているのですが、信号の入力レベルに反応して ON/OFF が切り替わるため、どうしても今欲しいなと思う時になかなかサブウーファーが起きてくれなかったり、逆に深夜で今は必要ないのにという時でも鳴り始めてしまったりという事があります。
そこで AVアンプの Subwoofer Preout 端子と PM-SUB8 の間に同じ FOSTEX から発売されている「PC-1e」というボリューム・コントローラーを入れてやることにしました。見ての通り、2連の可変抵抗を使って信号レベルを絞るだけの極々単純な製品です。6cm四方くらいの手の平に乗る大きさですが、裏には滑り止めもあり、筐体も金属製で作りはしっかりしています。部品を集めて自作することも充分可能ですが、2千円ちょっとで変えますし、ケース加工の手間や価格を考えると素直に買ってしまった方がいいでしょう。これをベースに改造している方もいらっしゃるようです。
入力側が φ3.5mm ステレオミニジャック、出力側が RCAピン(L,R)となっています。逆差しをするとボリュームを絞った時に信号が出力側でショートするのでしない方がいいです。最悪機器破損に繋がりかねません。
AVアンプの Subwoofer Preout と接続するのに当たってモノラル RCA → 3.5mmミニプラグというケーブルは市場で見かけなかったので、Amazon basic のサブウーファー用ケーブル(値段の割になかなかしっかりしたケーブルです。)の片方をちょん切って 3.5mmミニプラグに付け替えて使う事にしました。安価なケーブルだとこうした事をするのに抵抗感を感じなくて済むのでよいです。
付け替える 3.5mmミニプラグには Φ2.5mm ~ 5.0mm までのケーブルが使える AMPHENOL の「KS3PC-AU」を使ってみました。絶縁確保用のチューブも付属しています。Hot側の端子にはガイド穴が空いていてとても半田づけし易くなっていますが、Cold側はそうしたガイド穴が無いので端子部に予備ハンダを施しておかないとやりにくいと思います。また、ケーブル保護用のゴムブッシュが付属していますが、今回使用した Amazon のケーブルは通せなかったので使用せずに別途熱収縮チューブで補強しておきました。
RCAケーブルでサブウーファーとの接続を済ませた後、AVアンプ側のサブウーファー出力を少し高めに設定しておいてオートスタンバイ機能が反応しやすくしつつサブウーファー本体のボリュームを小さめにして使う事にしました。これでサブウーファーが必要ない時は PC-1e のボリュームを絞っておけば起動させずに済みます。ボリュームノブに一応窪みはありますが、暗くなると触ってもボリュームがどの辺りにあるのか分かりにくい事だけが残念です。
やはりわざわざサブウーファーの背面に手を伸ばしてボリューム調節をしなくとも手元だけでできるというのは便利ですね。金属筐体のおかげで机上に置いても安っぽさは感じません。