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AVアンプを Marantz NR1608 に買い換えました!

そろそろ 4K対応のディスプレイを買いたいと思っていたのと、ぼちぼち後継機が発表される時期にさしかかっている事もあって価格が下がっていたので、2月の終わりに AVアンプを ONKYO の NR365 から Marantz の「NR1608」 へと買い換えました。1ヶ月ほど使ってみましたので感想など書いてみようと思います。NR365 を買った時は個人的に 4K環境なんてまだまだ必要ないだろうと思っていたのですが、PlayStation 4 Pro が発売されたり動画配信サービスで 4K に対応する所が出てきたりと、予想以上に急速に普及してきているようですね。

AVアンプというとスピーカーも含めて入出力端子の多さから大型で背の高い重量級モデルが多く、コンパクトなモデルを探そうとすると選択肢がかなり限られてしまいます。その少ない選択肢の中で Marantz の NR1608 は機能的にも音質的にも頭一つ飛び抜けてるのではないでしょうか(他のコンパクトモデルと比べれば少し価格帯も上になりますが、お買い得な時期ですしね)。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200110020100j:plain:w350,left HDMI の入力は前面も合わせて 8系統と十分な数が確保されています。最近ではゲーム機や Apple TV、Fire TV Stick などといった動画視聴サービス用の STB(Set Top Box)という HDMI入力が必要な機器が増えているのでこの数は将来的にもかなり安心感があります。反面 HDMI出力は 1系統しか用意されていませんが、このコンパクトな筐体と背面にぎっちり配置された端子群を見ているとやむを得ないかなとは思います。スピーカー端子もバネ式の簡素なものではなく、バナナプラグにも対応したしっかりしたものを備えています。DAC は旭化成エレクトロニクスの「AK4458VN」を搭載しているそうです。
「かんたんスタートガイド」以外の取扱説明書は PDFマニュアルです。NAS に入れて iPad で見れるようにしているのでこの方がかえって邪魔にならず重宝しています。電源ケーブルと HDMIケーブルをモニターに繋いで電源を入れるだけで画面上に「セットアップアシスタント」が表示され、マニュアルなど読まなくても指示に従っていくだけで一通りのセットアップが出来てしまうというのには驚きました。接続に不慣れな人のことまでよく考えられていると思います。

リモコンを使って画面を見ながらセットアップを進めていくわけですが、噂通りリモコンの操作性はボタンを押してからワンテンポ遅れるような感じで、決してレスポンスがいいとは言えませんね。いや、はっきり言ってかなり悪いです。iPhone や iPad で iOS 用アプリである「Marantz 2016 AVR Remote」と「HEOS」アプリを無料でダウンロードできるので、出来るだけ早く落としてスマホをリモコンとして使えるようにした方が断然快適に操作することができると思います。

Marantz の AVアンプには「Audyssey MultEQ」という使用する部屋の音響特性に合わせて最適な音場補正を自動で行ってくれる機能が搭載されています。こちらも付属の測定用マイクを繋いで画面の指示に従って何度か測定してやるだけで簡単にセットアップできるのですが、カメラ用三脚などを持っていない人のために立派な紙製の組み立て式マイクスタンドまで付属しています。他にもスピーカーケーブルを区別しやすくするシールセットが付属していたりと、細かな気配りがされているなと思いました。微調整は自分でした方がいいと思いますが、大体の設定を自動でしてくれるというのはやはり便利なものです。



さて、NR-1608 には FM・AMチューナーが搭載されています。これまでは ONKYO INTECシリーズの「T-433」という FM・AMチューナーを使っていたのですが、機材整理も兼ねて NR-1608 に全て任せることにしました。ただ購入前に色々調べていると NR1608 に内蔵されている FMチューナーへアンテナ線を繋ぐには「PAL型」のコネクタが要る模様。PAL型 というと主に欧州で使われている規格だったと記憶していますが、日本で使われているオーディオ機器の FMアンテナ接続部は「F型」がほとんどで私もコネクタなどは持っていません。しかも PAL型コネクタと言われてもオスとメスの区別があって更に太さの異なる種類もあるようで、製品写真から適合しそうな変換プラグを探そうとして困ってしまいました。

そこで NR1608 の取扱元であるディーアンドエムホールディングスのサポートにメールで連絡して聞いてみたところ、下記の日本アンテナの「LP-P-SP」という F型L字接栓を案内して頂けました。

連絡したのは営業時間内でしたが、2時間ほどで丁寧な回答を頂けましたし、サポートセンターの対応はなかなか迅速でよいのではないでしょうか。早速購入して取り付けてみましたが、小型の部品の割にとても作りがしっかりしていて見事に NR-1608 の FMアンテナ端子に適合し、ばっちり FM も聴けるようになりました。「F型接栓」と書かれていますがこちらで全く問題ありません。


今時の AV アンプなだけあってネットワークオーディオプレイヤーとしての機能も充実していますね。「HEOS」という機能を使って NAS からの楽曲再生はもちろんのこと TuneIn で提供されている世界中のインターネットラジオや、有料プランでの契約があれば Spotify や Amazon Prime Music なども利用できます。ただ、残念ながら日本でかなり普及している radiko の直接再生機能がありませんでした。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200110021827j:plain:w250,left radiko をなんとか再生できる方法はないものかと思ってあれこれ調べていたのですが、Apple 製品を使っている場合は「AirPlay」という機能が使えることに気付きました。AirPlay という機能の存在自体は以前から知っていたものの具体的にどういう風に使えるのかよく分かっていなかったのですが、使ってみるといやはや便利便利。繋ぎ方は iPhone などで radiko アプリを立ち上げて再生しておき、画面を下から上にスワイプしてコントロールセンターを表示させたら左の画像の赤丸の部分をタップして表示される「Marantz NR1608」を選ぶだけ。これなら radiko に限らず iPhone や iPad などで再生している全ての音声を NR1608 から鳴らすことが出来ます。ゲームの BGM すら飛ばすことができるのですね(遅延は結構ものすごいですが)。
さらに iPhone や iPad からコントロールセンターのスライダーを上下させるだけでアンプのボリューム調節まで出来てしまう(!)便利さには本当に驚きました。

AirPlay の話が続きますが、PC で起動している iTunes の再生もネットワーク経由で直接 NR1608 を鳴らすことができます。M-DAX という圧縮オーディオの補正機能も併用できるのですが、これは結構効果が得られるようでちょっと分かるくらい差のある豊かな再生音が得られて驚きました。

フロントスピーカーに Dali Zensor 3、センタースピーカーに Dali Zensor Vokal、リアスピーカーとして ONKYO D-108M、サブウーファー Fostex PM-SUB8 という環境でセットアップしてみましたが、映画を観るにも音楽を聴くにも個人的には充分過ぎるほど満足のいく環境になりました。リアスピーカーも変えてしまいたいところではありますが、欲を言えば切りがありませんしね・・・。現時点で利用可能なオーディオフォーマットに幅広く対応していますし、プリアウト端子を装備していたりバイワイヤリングに対応していたりと将来的な拡張性があるというのは頼もしい限りです。4K映像出力に関してはまだ肝心のモニターが用意できていないので、もうしばらくの間はお預けになりそうです。

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