(新)タイトルいつ決めるのさ

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Yamaha のマイクロコンポ「MCR-330」の購入とリモコンの修理

少し前のことになりますが、中古で 2008年に発売された Yamaha のマイクロコンポ「MCR-330」を購入してみました。先日 Marantz の NR1608 という AVアンプを修理に出したのですが、当初の見込みでは修理に 1ヶ月程度は掛かりそうだという事だったため、「音楽の無い生活は我慢できない!No Music , No Life!」ということで急遽代打として調達したという訳です。

Amazon Echo Spot があるので radiko を聴いたり Prime Music の曲を掛けたりすることは出来るのですが、どうしても籠もった音でしか聴くことができません。普段は Echo Spot からの音声も Bluetooth で NR1608 に飛ばしていた事もあって、AVアンプの故障は思った以上の痛手となりました。まあ NR1608 自体は予想に反して僅か 2週間程で修理から帰ってきたのですが、別の部屋用にコンパクトな CDプレーヤーがあってもいいなと思っていたので、これはこれでヨシとします。

MCR-330 とりあえず CD の再生と FMラジオくらいは聴けて外部入力が可能なものは無いかと探していたところ、「セカンドストリート」で状態の良さそうな Yamaha のマイクロコンポを見つけました。(セカンドストリートはゲオ傘下のリユースショップです。)「MCR-330」は発売当初の価格が 4万円程度。年式は古いですが、スピーカーにリモコンも付いているにも関わらず、僅か 5,000円もしないという破格で入手する事ができました。

取りあえず本体の電源を入れてみましたが、CDトレーの開閉も問題ありませんしちゃんと再生もできました。古いミニコンポなんかだと一番故障しやすいのは CDプレーヤーなのですよね。トレーが開かなくなっていたりピックアップレンズがへたってしまって再生出来なかったりという事が起こりやすいです。各種ボタンやボリューム類も問題無さそうでした。これはいい買い物ができたかも。

CRX-330正面 CRX330背面


スピーカーのインピーダンスは 6Ω。20W + 20W の出力が可能です。Subwoofer Pre Out が用意されているので、アクティブサブウーファーを接続すれば 2.1ch での再生が可能です。

「MCR-330」の欠点ですが、端子類を見て頂ければ分かるとおり、外部入力が出来ないのですよね。本体に備わっている機能(CD再生、FMチューナー、USBメモリ・iPod再生)しか使えません。なんとも割り切った設計になっているのですが、やはり外部入力が 1系統でもあると良かったのになとは思います。

CRX330上面 今となっては使う術もありませんが、上面にあるカバーを開けると iPod 接続用の " Dockコネクタ " が配置されています。ひょっとしたら Lightning - Dock の変換コネクタを使えば今の iPhone なんかに入れている曲の再生も行えるのかも知れませんが、今更わざわざその為にコネクタを入手して試すのもね・・・。
Dockコネクタ横の Type-A の USB端子には USBメモリを差すことで入れてある楽曲ファイルの再生が可能です。こちらはまだ使えますが、扱えるファイル形式は mp3 と wma だけで、USBメモリは FAT16 か FAT32 でフォーマットされている必要があります。まあ実質的に今も使えるのは mp3 だけですね。試してみたところフォルダ階層も認識出来るようで、アルバム毎に分けておくのが良さそうです。

スピーカーには瓢箪型のようなちょっと面白い形のサランネットが付いています。メーカーによるとギターのボディラインを意識したのだとか。ヤマハはギターも製造していますしね。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応のしっかりしたもの。キャビネットはピアノブラック塗装されていてしっかりした作りのものでした。まあピアノブラック調の仕上げは傷が付きやすいというデメリットもありますが。

NS-BP110正面 NS-BP110背面


早速試運転してみましたが、2Wayバスレフ構成のスピーカーからはコンパクトな割になかなかいい音が鳴ります。Yamaha のスピーカーもいいですね。ただ他にもスピーカーがあったのと、ちょっと奥行きがあって場所を取るのでスピーカーの方はオークションに出して処分することにしました。

■ 内部をチェック

一応の動作確認は取れましたが、2008年製と製造からかなり時間が経っていたので内部も軽く見ておくことにしました。天板に Dockコネクタと USB端子用のケーブルが付いているのでその点にだけ注意して開けます。ちなみにサービスマニュアルがネットで入手可能でした。「CRX330 サービスマニュアル」で検索を掛ければ見つかりますが、一応ウイルスなどにはご注意下さい。

CRX-330内部

かなり作りも良さそうですね。電源基板も整然としていますし、CD のピックアップレンズに埃が付きにくくなるようにアクリル版が被せられていたりといった配慮が見受けられます。CD の排出機構はよくあるベルトとプーリーを使ったものではなく、モーターからギアを使って直接駆動する方式のようでした。これなら壊れにくそうです。

CRX330ピックアップ ピックアップレンズユニットはソニー製のようです。一応綿棒に無水エタノールを染み込ませてクリーニングしておきましたが、元々内部にほとんどホコリなども無く非常に綺麗な状態でした。

CD を入れた際の認識も早いですし、トレーの開閉も非常にスムーズです。レーザー出力にもまだ問題は無いようで安心しました。CD の再生が出来る事が本機購入のメインの理由でしたからね。

■ リモコンの修理

動作確認をしていたところ、本体とスピーカには全く問題がありませんでしたが、リモコンが故障していることが分かりました。電池を入れてみましたが何も反応がありません。リモコンが効かなくなっていることについては商品の説明には無かったのですけどね・・・。リモコンが無くても一応操作は可能ですが、ラジオのプリセットメモリの登録などができませんしやはりこのままでは不便。

CRX330リモコン

裏蓋のねじを外し、何カ所かの爪を外すだけで比較的楽に開けることが出来ました。基板の裏側はこの通りほとんどなにもありません。電池は「CR2025」というボタン電池を使うようになっています。

CRX330リモコン-2

基板を見ているとなにやらハンダの怪しげな箇所を発見。取りあえず再ハンダしてみたところ、なんとたったこれだけのことで簡単に直ってしまいました。いやあ、使えるようになって良かったです。


リモコン以外に不具合も無く、全体的に傷などもほとんど無くて非常に状態のよいものを買う事が出来ました。前のオーナーの方が大事に使っていたのでしょうね。尚、「MCR-330」の後継機として「MCR-332」という製品が 2011年に発売されていたようです。こちらは本体のスピーカー端子がバナナプラグ対応のものに変更され、AMチューナーや外部入力端子(3.5mm ステレオミニジャックですが)が追加されるなど汎用性という意味ではかなり使いやすくなっていたようですね。見つけられば買いだと思いますが、中古の出物はかなり少ないようです。