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EIZO FlexScan EV2785 を修理に出しました

少し前の事になりますが、2年程前に購入した 4K映像表示の出来る「EIZO FlexScan EV2785」を修理に出しました。元々涼しくなってきてからぼちぼち修理に出そうかと思っていたのですが、画面四隅の変色(バックライト漏れ?)がちょっと許容出来ない程酷くなってきたためです。EIZO製のディスプレイはもう何台も使ってきましたが、このような不具合は初めてです。「フレームレスデザイン」を採ったことでフレームの強度が不足して液晶パネルに何かしら無理な力でも掛かっているのでしょうか。


Twitter などを見てみると、同様の症状を訴えている方が少なからず居られるようなので、今後どなたかの参考にでもなればと思い、修理の顛末を書き残しておこうと思います。

■ 症状について

具体的にどのような不具合が生じたのか気になる人も居ると思うので写真を置いておきます。光の漏れは画面の外周部分からも出ていますが特に四隅が酷く、右上などはアプリのウインドウを閉じる「x」のボタンが判別出来なくなってしまう程でした。特に黒と青系統の背景画面の時が酷かったです。

一応お断りしておきますが、画像は iPhone のカメラで撮影したものを編集しています。格子模様が波打って見えているのは画像の編集時にリサイズを何度かした影響です。表示はくっきりされていますので気になさらないでください。ムラについても白とライトブルーの画面で結構出ているように見えると思いますが、撮影すると実際に肉眼で見るよりかなり強調されて出るようです。

バックライト漏れ

症状は購入して 1年経った辺りから出始めました。最初の頃は画面四隅の僅かな領域のみで、部屋を暗くして映画を観ている時に少し気になるかなという程度だった為、それ以上酷くならないようなら保証期限が迫った頃に相談してみればいいかと思っていたのですが、ここ半年程で変色領域が大きく拡大してきて写真のような状態になってしまい、昼間使っている時でも気になる程度にまで悪化してしまいました。

モニターアームを使っているので取り外すのが面倒くさく、ずるずると修理を依頼するのを引き延ばしていたのですが、ずっとストレスにもなっていましたし、この先冬にかけて新型コロナの影響が修理サービスにも出てこないとも限らないので、お盆を過ぎたのを機にお願いすることにしました。

■ 修理を依頼する方法

修理の依頼は EIZO の HP から行いました。以前は一般電話からも申し込みできた気がするのですが、コロナの影響でサポートセンターを縮小しているのか、電話で相談する場合は悪名高い(料金面で)ナビダイヤルで EIZOメンテナンスセンター に掛けるしか無いようです。電話の場合は受付時間も営業時間内に限られてしまいますし、下のリンクの「修理・点検のお申込み」から相談した方がいいかと思います。

初回の問い合わせのみ申込フォームから行い、その後のやり取りはメールで行うことになります。申込フォームを送信して 3時間ほどで最初の返信を頂くことが出来ました。(この辺りは混雑状況や時間帯にも拠ると思うのであくまでも目安程度にお考え下さい。) 修理依頼品を EIZOメンテナンスセンターに送り、点検修理を行った上で送り返して貰う「センドバック方式」となるそうです。驚いたことに既に貸出機の発送手配を行ってくれたとのこと。修理依頼品は貸出機の箱に入れてそのまま送ればいいそうです。

また、症状の分かる画像を送って欲しいとの事でしたので予め撮影していた写真を何枚か画像サイズのみ Photoshop Elemets で落として送信しました。ちなみに貸出機は保証期間内(EV2785 の場合は購入から 5年以内かつ使用時間 30,000時間以内)であれば申込をすることで無償で貸し出ししてくれます。ダウンタイムがほとんど無いというのは非常に有り難いです。

修理期間は、通常ならば原則として 7日間が目安になっているそうですが、現在は新型コロナの影響で感染予防対策などを行っているため 10~14営業日をみておいて欲しいとのことでした。27インチ以上の大型のディスプレイの場合は、自分で発送手配をする必要がある(運送業者の指定はありません)そうです。まあ集荷依頼を掛ければいいだけなのでこの辺は問題ありませんね。

保証期間内であれば着払いで送れますが、自然災害や火事などの免責事項に当たる場合は有償修理扱いとなり、点検料と送料の負担が生じる事もあるそうです。ただ、過去の例を見てみますと、地震や洪水などで災害救助法が適用されるレベルの大規模災害の場合は無償点検や修理が必要な場合でも配慮があったようなので、そのような場合は相談してみることをお勧めします。

■ 貸出機が到着

貸出機-1 修理の依頼をしてから僅か 2日でお願いしていた貸出機が届いたので驚きました。ケーブル類は同梱されていませんので今まで使っていたものをそのまま使って修理依頼品と入れ替えます。

尚、普段アームを使用していて既に純正スタンドを処分してしまっている場合はディスプレイ本体のみを送ればいいそうです。(一応断りを入れておいた方がよいかと思います。)
貸出機に同梱されているパンフレットの指示通りに修理依頼品を梱包し、着払いにて「EIZOメンテナンスセンター」宛てに発送します。業者の指定は無かったのでヤマト運輸さんに集荷に来て頂くことにしました。ヤマト運輸さんは下の記事で書いたようにオンラインで集荷依頼を行うことができるので便利です。

ただ、ちょっとここで問題が・・・。送り先に指定されていた郵便番号が「事業所の個別郵便番号」だったため、ヤマト運輸のオンライン集荷依頼システム上でエラーになってしまって入力出来なかったのですよね。まあ、これは送り先の住所から郵便番号を検索して「924-0038」でなんとか送ることができました。また、送り状の余白にに「修理番号」を記載しておくように指示されていたので、集荷依頼システムの「荷物の内容」の所に記載しておきました。(この欄がまた文字数制限があって厳しかったです。)

届いた貸出機は非常に状態が良いものでした。むしろこのまま交換してくれたら楽だったのに(笑)。

■ 修理完了 ~ 貸出機返却

修理報告書 メンテナンスセンターに到着して 7日後に修理が完了したとの報告がメールでありました。週末を挟んだために何日かメンテナンスセンター内で滞留していたようですが、こんな情勢下ですし、もっと時間が掛かると思っていただけに思いのほか早く終わってくれて良かったです。連絡を頂いた日のうちに発送して頂いたようで、翌日に無事受け取ることができました。

結局液晶パネルの不具合ということでパネルのみ交換となったようです。シリアルナンバーや使用時間はそのまま引き継がれていました。ファームウェアのバージョンだけは「10000-10000-10002」から「10001-10000-10003」に上がって帰ってきました。まあ何が変わっているのかは分かりませんが、発売開始から 2年以上経っていますし何らかの改良は行われているのでしょう。
早速入れ替えてチェックしてみましたが問題無いようですね。以前のように四隅が変色することも無く綺麗に表示されています。これで映画などもまた集中して観ることができます。

EV2785修理上がり1 EV2785修理上がり2


後は貸出機の返却です。修理完了品が入っていた箱に梱包し直し、再びヤマト運輸さんに集荷依頼を掛けて送り返します(着払い可)。貸出機の返却は東京の物流センターの方へ送るようです。その際は貸出機が送られてきた時に同梱されていた修理フローの書かれたパンフレットも返却するのを忘れないように。

発送手続きを自分でする必要があるのでちょっと面倒ではありましたが、無事に直ってくれて良かったです。メールでのやり取りも多少の時間は掛かりましたが、総じて丁寧な印象を受けました。何より代替機の無償貸出があったので非常に助かりました。まあこのような不具合が起こらなければそれに越したことは無いのですけどね。