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SONY純正の APS-Cミラーレス一眼カメラ用マクロレンズ「SEL30M35」を購入!

実は親父のフイルムカメラを借りていた頃も含めて ” 単焦点レンズ ” を購入したのは初めてです。外にカメラを持ち出すにはやはりズームレンズが何かと便利なので、ずっと興味は持ちつつも今まで購入するまでは至らなかったのですよね。ですが、ブログなんてやってると料理や商品を細かいところまでしっかり撮影することの出来るレンズが欲しくなって来ます。

ということで、SONY 純正の APS-C ミラーレス一眼カメラ用マクロレンズ「SEL30M35」を購入してみました。α6400 に取り付けて使うつもりです。このレンズ、非常にリーズナブルで手を出しやすい価格設定になっています。まさにマクロ撮影入門にぴったりといったところでしょうか。


■ まずはレンズのスペックを確認!

まずはこのレンズの特徴を把握しておくことにします。主な仕様は以下の通り。

焦点距離 30 mm(35 mm 判換算 45 mm 相当)
開放絞り F 3.5
レンズ構成 6群 7枚
絞り羽根 7 枚(円形絞り)
最短撮影距離 9.5 cm
最大撮影倍率 1:1(1.0 倍)
手ブレ補正
フィルター径 49 mm
サイズ・質量 Φ 62.0(最大径)x55.5(長さ)mm / 約 138 g
その他 キャップタイプのフードが付属

「SEL30M35」が発売されたのは 2011年の9月。今となってはかなり設計の古いレンズですが、元々は同社の APS-Cサイズのセンサーを搭載したレンズ交換式カメラ「NEX」シリーズのカメラと組み合わせることを考えて作られたようです。α5000、α6000 の発売が 2014年ですからね。

レンズ内手ブレ補正機構は搭載されていません。F3.5 からと、決して明るいレンズというわけでもありませんし、マクロ撮影では被写界深度(ピントの合う範囲)が非常に狭くなるので、三脚を使う事を考えた方が良さそうです。

レンズ構成と MTF曲線は以下の様になっています。まあ実売が 2万円程度のレンズですからね。価格なりの満足感は充分得られるといったところでしょうか。とても軽いので携行性は抜群です。 レンズ構成 画像:SONY

■ 「SEL30M35」をチェック!

開封 何か違いがあるのかどうか知る由もありませんが、どうも「SEL30M35」には白基調のパッケージと私が購入したオレンジ基調のパッケージの 2種類があるようですね。製造時期とかなのでしょうか?

レンズの外装はアルミニウム合金が使われているとのことですが、つるんとしたボディなのでややチープな感じは否めませんね。ブラックボディなら違った感じを受けたと思うのですが・・・。
製造は中国でした。前後のキャップとかなり特徴的な形状のレンズフードが付属します。フィルター取付用の溝はレンズ正面とフード前面の両方に切ってあるのでどちらにも装着可能です。

レンズ正面 レンズ接点


マウント部分の精度は純正なだけあって充分です。特にシーリングなどはされていないようなので、ズームレンズほど内部に塵や埃が入ったりはし難いとは思いますが防塵・防水性能は期待出来ません。

SELP1650と比較 α6400 のキットレンズの「SELP1650」と並べてみてもこの大きさです。レンズ本体の重量も 140g を切っているので、出掛けるときにもう 1本これを持っていくとしても全く苦になりません。

マクロ撮影時はピントがシビアになるので、微調整しやすいようにピントリングはかなり回さないとダイナミックにピントが変わらないようになっています。DMF と組み合わせて使うのが良いでしょう。
SONY α6400 に取り付けてみました。う~ん・・・やはり黒のボディにシルバーのレンズというのはどうにもなりませんな・・・。なんでブラックのバリエーションくらい用意してくれなかったんでしょうかね。

装着例-1 装着例-2


外観のミスマッチについては実用性重視ということで割り切って使うしかありませんね・・・。

■ 各種フィルターを取り付ける際の注意点

「SEL30M35」のフィルター径は 49 mm です。純正のレンズフードが付属しているのですが、ちょっと独特の形状をしているので、フィルターを取り付けるとしたらレンズのすぐ上に取り付けるか、それともフードを装着した上から取り付けるかという形になります。

マクロ撮影時はかなり被写体に寄ることになるので、ちょっとした際にレンズの先端が被写体に触れてしまうことがあり得ます。花を撮影していて花粉が付いたりするとちょっと面倒なので、保護フィルターを取り付けておくことにしました。購入したのは ⬇ の Kenko PRO1D。


「薄枠」ということだったのですが、私の場合は微妙に レンズ → フィルター → フード という取り付け方は出来ませんでした。なので、レンズ → フード → フィルター という形にしています。問題無く取り付けられた方も居られるようなので、工作精度のばらつきなんかがあるのかも知れません。取りあえず撮影時にケラレたりはしないようなので、この状態で様子を見ることにしました。

また、PLフィルターや NDフィルターなど、フィルターの外枠を回して効果を調節するタイプのフィルターはフードの外側に取り付けないと上手く操作できないだろうと思われます。

■ 撮影してみました

最短撮影距離 最短撮影距離(カメラの撮像素子面から被写体までの最短距離)は 95mm です。実際のところ、レンズフードにフィルターを付けた状態だとここまで寄ってもミクさんの持っている団扇にピントが合います。油断するとぶつけてしまいそうですね。

ギリギリまで近づいて撮影するような場合では、自分の影が被写体に被って影になってしまわないよう注意して撮影する必要があります。
以下のサンプル写真は α6400 の jpg 出力そのままで画質補正などは行っていませんが、特記のない写真は解像度のみ はてなフォトライフ にアップロードする関係上 1200x800 pix に落としています。

まずは早速手近にあった 10円玉をギリギリまで寄ってマクロ撮影してみました。右の写真は元の左の写真から 1200x800 pix(1/5)でトリミングしたものです。

10円玉 10円玉トリミング等倍


前ボケ後ボケはこんな感じです。設計の古いレンズですが AF は結構速いですね。こちらの右側の写真はトリミングしていません。木の質感はよく出ていると思います。

被写界深度サンプル マクロサンプル


こちらは庭で咲いていたキンギョソウとデイジー。草花を撮る時は中腰になったりする事が多いと思いますが、マクロ撮影しようとすると被写界深度が狭くてピントを合わせるのが大変なので、やはり素直に三脚を使った方が良さそうです。三脚が使えない場合は汚れるのを覚悟して膝立ちすれば少しはましになるかも?草花撮影では風の影響による被写体ブレの方も気をつけなければなりません。

キンギョソウ デイジー


「SEL30M35」はマクロ撮影用レンズですが、もちろん焦点距離 30mm の単焦点レンズ(APS-C用なので 35mm判換算で 45mm 相当の焦点距離になりますが )として屋外でも使う事が可能です。ということでサイクリングがてら明石海峡大橋と明石城の巽櫓を撮ってきました。スナップ撮影目的でカメラを持ってウロウロするにはこのレンズの軽さと小ささはとても有り難いですね。

明石海峡大橋 明石城


このレンズはとにかくリーズナブルなので、マクロ撮影もやってみたいという方にとっては非常に手を出しやすいでしょう。私の場合、このレンズは室内でモノ撮りに使うことが多いでしょうが、たまには外にも持ち出してみたいと思います。

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