最大 65W で 3つのデバイスまで同時充電可能な ” GaN ” 採用急速充電器「Anker 735 Charger」を買ってみました

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735 Carger -1 先日の Amazon Prime Day 2023 で新たに旅行や出張で使いやすい小型の充電器を買い足しました。しばらく使ってみましたので簡単にレビューしておくこととします。

今回購入したのはエネルギー効率の高さで最近話題の ” GaN（窒化ガリウム）” を採用した Anker の「735 Charger」という製品。
Anker は、Google 出身者らが2011年に創設した企業です。低価格でありながら品質の高い充電器やイヤホンなど、スマートフォン・タブレット向けのアクセサリ類を中心に製造するメーカーとして日本でも広く知られる存在となっており、2020年8月にはグループ本社の Anker Innvations が深圳の証券取引所への上場を果たしたようです。以前の Anker製品には型番の様なものが無く、誰かに説明しようにも非常に長ったらしい製品名だったのですが、最近のものはかなり区別しやすくなりましたね。

” GaN（窒化ガリウム）” は、ガリウム（Ga）と窒素（N）を 1:1 の比率で結合させた化合物です。この ” GaN ” をパワー半導体に採用した充電器は、シリコンのパワー半導体を用いた充電器に比べてスイッチング損失が少なく、電力を効率よく変換することが出来るため発熱が少なく、充電器の小型化が可能という特徴を持っています。確かに最近は小さくて高出力な充電器が増えましたね。

「Anker 735 Charger」は、見ての通り非常にシンプルなパッケージです。充電器本体の他にはマニュアルと保証に関する案内のみしか入っていません。実はもっと小型の「Anker Nano Ⅱ」という充電器をもともと買おうと思っていたのですが、充電ポートが 1つだけではやはり複数のデバイスを充電する際に時間が掛かるので、3つの機器を同時に充電することができるこちらにした次第です。

「Anker 735 Charger」の主な仕様は以下の通り。

単ポート利用	USB Type-C：5V=3A / 9V＝3A / 15V＝3A / 20V=3.25A（最大 65W） USB Type-A：4.5V=5A / 5V＝4.5A / 5V＝3A / 9V＝2A / 12V=1.5A（最大 22.5W）
2ポート利用	Type-Cｘ2：合計最大 65W Type-C（上部）+ Type-A：合計最大 65W / Type-C（下部）+ Type-A：合計最大 24W
3ポート利用	合計最大 65W
入力電圧	100 - 240V（50 / 60 Hz）
サイズ	約 66ｘ38ｘ29 mm（プラグ収納時）
重量	約 132g

取扱説明書は以下から PDF を入手する事も可能です。

取扱説明書（PDF）

使用しない時は折り畳んでコンパクトになるプラグが採用されているのも旅行用の充電器としてはポイントが高いですね。「735 Charger」の充電ポートは、USB Type-C が 2箇所と USB Type-A が 1箇所。USB Type-C でノートPC などを充電する際は上部の充電ポートの使用を推奨とのことです。