(新)タイトルいつ決めるのさ

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カメラ用に SanDisk の「Extreme PRO」SDXCカード(SDSDXXD-128G)を買い足しました

ちょっと前までは結構いいお値段だった SDカードも UHS-I タイプなら 128GB とそこそこの容量のものでも随分と入手しやすくなりました。ということで、今回は SanDisk の Extreme PRO シリーズの製品を購入してみましたので簡単にレビューしておくことにします。Extreme PRO シリーズと言えば ” 駅プロ ” の通称で信頼性と性能に優れてた製品グレードとして自作PC 界隈ではお馴染みのものですね。


■ ここ最近のメモリーカード事情

「はてなブログ」はこのように文章で綴るブログですが、近年「Vlogger」と呼ばれる、デジカメなどで撮影した動画を YouTube などで公開して自分の好きなことを表現する方も増えて来ているようです。

動画を撮影するためには高速に動作するメモリーカードが必要な事から、メモリーカードを取り巻く状況も随分変わってきました。また、高速なメモリーカードは、高画素化が進んでファイルあたりの容量の増えた撮影データや高速連写時の書き込みでも待ち時間が生じないなど写真撮影に於いても有効です。

このため、メモリーカードにも色々と規格が増えて分かりにくくなっている部分があるので、この機会にちょっと整理しておく事にしたいと思います。

  • バス規格(バスインターフェース)

    現在市販されているデジカメ用メモリーカードのバス規格は「UHS-I」「UHS-II」「CFexpress」に大別出来るかと思います。かつては「ノーマルスピード」や「ハイスピード」と呼ばれる SDカードも使われていましたが、性能不足から最近はほとんど使われることがなくなっているようです。

    また、規格上は「UHS-III」という「UHS-II」の上位規格も存在はしているのですが、「CFexpress Type-B」に速度面で劣るため魅力に薄れます。更に高速な「SD Express」という規格では「UHS-II」との互換性の問題があるため各メーカー共に発売に二の足を踏んでいるそうです。
バス規格 バススピード
UHS-I 50 MB/s(SDR50)/ 104 MB/s(SDR104)
UHS-II 156 MB/s(Full Duplex)/ 312MB/s(Half Duplex)
CFexpress 1,000 MB/s(Type-A)/ 2,000 MB/s(Type-B)

 「CFexpress」は、黎明期のデジカメによく使われていた「コンパクトフラッシュ」の進化版です。
 このため、SDカードとの互換性はありません。「Type-C」という規格も存在しますが、今のところ
 製品化はされていないようです。「CFexpress」の中でも「Type-A」は SONY くらいしか採用してい
 るメーカーが無いようですね。速度面で劣るので今後淘汰されてしまうかも知れませんが。

 「CFexpress」では、PC などで使われている NVMe SSD と同じ PCI Express による接続インター
 フェースが採用されています。「Type-A」では PCIe Gen3 の 1レーンが、「Type-B」では 2レーン
 がデータ転送に利用されます。「Type-A」は SDカードよりやや小さいサイズとなっているため、
 SONY のカメラでは SDカードとのマルチスロットとなっているようですね。

  • 最低継続書き込み速度について

    先程のバス規格による速度はあくまでも理論値による最高速度であって、発熱などの問題から継続して最高速度での書き込みが出来るわけではありません。この連続したデータの書き込みを行う際に大事なのが「最低継続書き込み速度」ですが、SDカードでこの数値を保証しているのが「V60」や「V90」などと言った「スピードクラス」です(「CFexpress」の方では同様の定義を「VPG(Video Performance Guarantee)」と言うそうですがここでは割愛します)。

    • スピードクラス

      スピードクラス SD アソシエーションで定められている速度規格。2、4、6、10 MB/s の段階で最低データ書き込み速度を保証するものです。

    • UHS スピードクラス

      UHS スピードクラス 同じく SDアソシエーションで定められた速度規格ですが、こちらは UHS バスインターフェース向けの速度規格です。「UHS スピードクラス 1」が 10MB/s、「UHS スピードクラス 3」が 30MB/s の最低保証データ書き込み速度を表しています。SDカードと使用する機器の双方で規格対応が必要。

    • ビデオスピードクラス

      ビデオスピードクラス 4K8K 等、高画質・高品質の映像記録をするために必要な最低保証書き込み速度を規定したもので、V6 / V10 / V30 / V60 / V90 の数字がそれぞれの書き込み最低保証速度を示しています。目安としては、フルHD 動画の撮影には「V10」以上が、4K 動画撮影には「V30」以上が、8K 動画の撮影には「V60」以上が必要となっています。

    • アプリケーションパフォーマンスクラス

      アプリケーションパフォーマンスクラス こちらはスマホや携帯ゲーム機などで利用する際にアプリを快適に利用することのできるよう、ランダムリード/ライトとシーケンシャルによる最低処理速度を定めたものです。カメラ用途ではあまり気にする必要は無いかと。

■ SanDisk の「Extreme PRO SDSDXXD-128G」を購入!

私の場合は動画撮影はほとんどしませんし連写もあまりしないので、「UHS-I」で「V30」に対応していれば十分かなということで、α6600 には SanDisk の「Extreme 128GB」を使っていたのですが、α6700 に買い換えるにあたって SDカードも新調すべく、同じ SanDisk の「SanDisk Extreme PRO」の 128GB モデルを買ってみました。以前のものは予備としておいておくことにします。

「UHS-II」規格のものを買えればベストなのですが、「UHS-I」規格の製品なら半値以下で買えてしまうのですよね・・・。今回購入した SDXCカードは Read 最大 200MB/s、Write 最大 90MB/s とのことなので、まあ私の用途なら充分でしょう。

Extreme Pro SD -1 Extreme Pro SD -2


今回は Amazon で SanDisk のストアで販売されている正規品を購入しました。こちらからの購入なら無期限の保証が付いているようです。ただ、取扱説明書がパッケージの封止材に貼り付いているのは頂けませんね・・・。スペックシートは「こちら」。

Extreme Pro SD -3 Extreme Pro SD -4


Amazon で購入する場合、無期限保証を受けることができるのは、「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」と表示されている商品のみで、マーケットプレイスの商品は対象外である点には気をつけて下さい。並行輸入品がより安く入手出来る可能性はありますが、ショップが保証を付けている場合でも期間が短かったりするのでご注意を。

例によって「H2testw」を使って初期不良のチェックを行っておきます。「H2testw」の使い方などについては以下の記事でご紹介していますので併せてお読み下さい。

H2testw


全セクタ問題無し!これで気持ちよく使う事ができます。書き込みが早いとテスト時間も短くて済みますね。メモリーカード類は偽造品も多いようなので最初の 1回くらいは念入りにテストしておくことをお勧めします。

ベンチ こちらはベンチマーク結果ですが、私は高速なメモリーカードリーダーを持っていないので、特に読み込み速度の計測に於いてカードリーダーの性能がボトルネックとなってしまっていると思われます。なのでほんの参考値程度に見ておいてください。

ベンチマークについてはいずれ高速なカードリーダーを入手出来れば再計測してみたいと思います。
これまでカメラに入れていた SDカードについてはフォーマットを掛けたうえで予備として置いておくことにします。α6700 のメモリーカードスロットがデュアルスロットだったら良かったのですけどね・・・。