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Amazon Echo Spot を使ってみたら思っていた以上に便利で面白いガジェットだった件

先日のプライムデーセールで「Amazon Echo Spot」を入手しました。「Echo Spot」は Amazon のスマートスピーカー「Amazon Echo シリーズ」の一つで、円形の液晶ディスプレイが付いたモデルです。Alexa による声での操作以外にディスプレイのタッチ操作にも対応しています。スマートスピーカーもそろそろ一つ試してみるかということで購入したのですが、実際使ってみるとこれがなかなか面白い!しばらく使ってみたので簡単にレビューしてみたいと思います。


「Amazon Echo Spot」の出荷が始まったのは 2018年の 7月末です。発売当初から一目見てこれはちょっと触ってみたいなと思っていました。先日のプライムデーセールで Amazon Music Unlimited 6ヶ月利用権が付いた上に激安になっていたので、ここぞとばかりに飛びついたという次第です。Amazon のデバイスはちょくちょくセールで安く買えるときがあるので、急がないのであればそういった機会を狙ってみるのがいいと思います。

スマートスピーカーではこの Amazon の「Amazon Echoシリーズ」と Google の「Google Homeシリーズ」の 2つの製品シリーズが性能的にもコストパフォーマンス的にも頭一つ抜け出ているようですが、Google の方は HUAWEI との関係性から後継機の開発中止が伝えられていますので少なくともしばらくの間は Echo シリーズの独壇場となるかも知れませんね。今夏日本でも登場予定の Apple の「HomePod」は価格帯がちょっと上になるので普及できるかどうかは微妙なところじゃないでしょうか。私は Apple のファンでもあるのですが、個人的には Alexa に比べて Siri はちょっと残念な感じがしているのですよね。

Amazon Echo シリーズは、今現在ディスプレイの無いモデルと有るモデルがそれぞれ 3種類ずつ販売されています。それぞれのモデル比較は以下の通り。スマートホーム・デバイス(照明やコンセントなど)との連携は全てのモデルで可能です。

Amazon Echo(画面無しモデル)の仕様比較
機種名 Echo Dot(第3世代) Echo(第2世代) Echo Plus(第2世代)
通常時価格 ¥4,980 ¥11,340 ¥17,980
本体サイズ(mm) 32x84x84 148x88x88 235x84x84
重量 163g 821g 954g
特徴 コンパクトサイズ 高機能スピーカー付き スマートホームハブ内蔵
スピーカー 約4cmx1 約6.4cmウーファーx1
1.6cmツイーターx1
約7.6cmウーファーx1
約2cmツイーターx1
Dolby Dual Speaker
音楽ストリーミング再生
Bluetooth
3.5mmステレオミニジャック
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n 802.11 a/b/g/n 802.11 a/b/g/n
ACアダプタ容量 15W 21W 30W

上記 3製品の中では Echo Plus のみ内蔵のスマートホーム・ハブによって「デバイスを探して」と言うだけで対応家電をセットアップすることのできる「簡単セットアップ」に対応しています。これらディスプレイの無いモデルのセットアップはスマートフォンアプリで行うそうなので、Wi-Fi環境の他にスマホが必須という点は要注意です。Amazon Music などに限られるようですが、同じ機種を 2台設置すればステレオ再生に対応するというのは面白いなと思いました(Echo Dot は非対応だそうです)。

Amazon Echo(画面ありモデル)の仕様比較
機種名 Echo Show 5 Echo Spot Echo Show(第2世代)
価格 ¥9,980 ¥14,980 ¥27,980
画面サイズ 5.5 inch タッチパネル
960x480
2.5 inch 丸形 タッチパネル
480x480
10.1 inch タッチパネル
1,280x800(720p)
カメラ 1MP(HD相当) VGA(640x480) 5MP(WQHD相当)
本体サイズ(mm) 148x86x73 104x97x91 246x174x107
重量 410g 419g 1,755g
特徴 コンパクトサイズ スタイリッシュでコンパクト 大スクリーン&高音質
スピーカー 約4.2cm 4Wx1 約3.6cm 2Wx1 約5.1cm 10Wx2(2ch)
Dolby Dual Speaker
音楽ストリーミング再生
Bluetooth
3.5mmステレオミニジャック
CPU MediaTek MT8163 MediaTek MT8163V Intel Atom x5-Z8350
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac 802.11 a/b/g/n 802.11 a/b/g/n/ac
ACアダプタ容量 15W 15W 30W

こちらの方も Echo Show(10.1インチスクリーンモデル)のみ内蔵のスマートホーム・ハブによる簡単セットアップに対応しています。スピーカーユニットが重さのかなりの部分を占めているのでしょうが、1.7kg オーバーというのはちょっと驚きました。音質はなかなか良いそうですが、個人的にはこのサイズになってくるとタブレットPC の方がいいんじゃないかと思ったりします。電源ケーブルの接続が必須なのであまり自由に設置場所を変えたりもできませんしね・・・。



すっかり前置きが長くなってしまいましたが、購入した「Echo Spot」を開封してセットアップしてみます。重量は 400g ちょっとしかないのですが、ソフトボールくらいの大きさなこともあってか意外にずっしりと来るので置いてみるとかなりの安定感があります。

Echo Spot

右上で一緒に写っている電池は所謂「尼ループ(単三)」でセール時に一緒に買ったものです。サイズ感の比較の為に一緒に撮っただけで付属しているわけではありません。付属品は簡単な説明書と ACアダプタだけで、角度調節の出来る専用のスタンドは用意されてはいますが別売です。ディスプレイの視野角は上下左右ともにかなり広いのでスタンドはあればあったで便利なのは確かでしょうが、無いからといってそれ程困るようなことはないと思います。

電源を入れるとまず Wi-Fi へ接続しようとしますのでルーターの Wi-Fi パスワードを入力してやります。有線LAN には対応していません。Wi-Fi 接続後、Amazon のアカウントを入力(二段階認証に対応しています)するとソフトウェアアップデートが始まります。10分程かかるのでのんびり待ちましょう。

Echo Spot設置 こんな感じでデスクサイドに置くのにちょうどよい大きさです。高級感があるとまでは言いませんが安っぽさも感じませんね。シンプルなデザインも好感が持てます。マイクの感度が意外に良かったのには驚きました。たまに「よく分かりません」と言われてしまいますが、2~3m離れた場所で普通に喋っても概ね聴き取ってくれるようです。暗くなってきたら自動的にディスプレイの照度を落としたり指定時間の間だけ(1時~5時など)暗くしたりということができるので眩しくて寝られないということはないと思います。音質はちょっと籠もったような感じですが、radiko でラジオを聴いたりする分には問題無いでしょう。過度な期待をしなければこのサイズにしては良く鳴っている方じゃないかと思います。

高音質で音楽を楽しみたいというのであれば素直に「Echo」「Echo Plus」「Echo Show」辺りを購入すべきでしょうが、3.5mm ステレオミニジャックが背面にあるのでそちらから手持ちのアンプやスピーカーに繋ぐという手もあります。試しにヘッドホンを繋いでみましたがこれはこれで全然ありですね。

画面上部から下にスワイプして右上の歯車アイコンをタップする事で設定メニューに入ることができます。とりあえず行っておいた設定は以下の通り。

 ・「デバイスオプション」

    ・ウェイクワードをデフォルトの「アレクサ」から「エコー」に変更。

      「Alexa」「Amazon」「Computer」「Echo」から選択できます。今は対策されている
      かも知れませんが、以前テレビのニュースの中でキャスターが Amazon Echo にまつわる
      微笑ましい事件の紹介をしている時に「Alexa、ドールハウスを注文して」と発言してし
      まったところ、視聴者の自宅の Echo がそれに反応して勝手にネットショッピングで注文
      を入れてしまって届けられたというニュースがありました。

    ・今のところカメラ機能をつかうつもりはないのでからカメラをOFFに。

 ・「サウンド」

    ・初期状態では音声操作時の通知音がオフになっているので「開始時」「終了時」を有効化。
      こうしておくと音声コマンドが受け付けられているかどうか分かりやすくなります。

 ・「ホーム・時計」

    ・ナイトモード

      「ナイトクロック」をONに設定し、「時間を指定」で開始時刻と終了時刻を設定して
      睡眠時の邪魔にならないように。

    ・時刻形式を「24時間形式」に。

      ホーム画面の時計表示はアナログ時計なので関係ありませんが、予定などを設定する時
      に24時間制で表示させることが可能。

    ・ホームコンテンツで「話題」など要らない機能をオフに。

iOS 用の Alexaアプリについては下のリンクから入手することができます(無料)。

Amazon Alexa

Amazon Alexa

  • AMZN Mobile LLC
  • ライフスタイル
  • 無料


Amazon Echo シリーズは、アプリではなく搭載されている AI の「Alexa」に「スキルを追加する」という形でニュースやラジオ再生、子どもの遊び相手など様々な機能を追加させることができるようになっています。追加できる機能の一覧は「こちら」から。なんと 1,000種以上ものスキルが登録されているそうです。ラジオ再生や BGM系のスキルは、演奏中に「〇時間後にストップ」などと発話しておくとタイマーを掛けておくこともできて便利ですよ。尚、音声コマンド入力する前にウエイクワードで先に Alexa を待機状態にさせておく必要があります。別の記事で実際に使ってみて便利だと思ったスキルをいくつか紹介していますので興味のある方はご覧になってみて下さい。

不満点も無いわけではないです。

 ・ACアダプタが結構大きい

   ACアダプタからの電源供給必須なのは仕方ないとしてもその ACアダプタの形状が 5cm四方の正
   方形で結構場所を取るので、一般的な電源タップでは隣の差し込み口が使えなくなるかと思いま
   す。USBから充電プラグに変換するケーブルも販売されているので USB充電器も使えそうに思え
   ますが、12V・1.25A とわりと大きめの電流が流れるので異常発熱などが起きるかも知れません。
   充電器にもずっと負荷がかかることになりますしやめといた方がいいでしょうね。縦長の形状の
    ACアダプタなどでしたらコンパクトでもっと使いやすかったのですが。

 ・Alexaの話す音量の調節ができない

   スキルの所でも触れていますが、ニュースなどの音量が小さくなるのでそちらに合わせていると
   コマンドを発声した時にいきなり大音量で Alexa が応答を始めたりしてびっくりすることになり
   ます。Alexa のシステム音声とニュースなどのスキルの音声の音量が別々に設定出来るようにな
   ってくれればいいのですがね。

 ・音声認識の精度

   かなりいいとは思うのですがやはりたまにイラッとさせられますね。全然言ったのと違うラジオ
   局を再生してくれたりすることがあって、思わず「ちゃうやろ!」と突っ込んでしまう場面も。
   ただ、Alexa の精度はどんどん進化しているようなので今後の期待は大きく持てますね。

当然ながら Amazon Music Unlimited との相性はかなりいいです。Echo シリーズを持っていると「Echo プラン」という月額僅か 380円の格安料金で Amazon Music Unlimited を利用することができるのですが、利用できる機器の台数が登録に使った Echo の 1台のみというのは残念ですね。外出先でスマホで聴いたりするには「個人プラン」への加入が必要です。ただ、個人プランであっても Prime 会員割引で通常月額 980円が 780円で加入できるので他のサービスよりは若干ですが利用しやすくはなります。Echo Spot 自体の音質は決していいとは言えないので、もしこの端末で Amazon Music Unlimited に加入するのであれば本体背面のステレオミニジャックから外部のアンプなどに繋ぐようにした方がいいでしょう。若しくは音楽再生用にもう一台 Echo Plus 辺りを買っちゃいますか?(笑)。


※ 追記 ※


非常に気に入って使っていた Echo Spot なのですが、不具合に悩まされるようになってしまいました。

右の動画のように、だいたい 1秒間隔くらいで画面が上下に揺れるようになってしまったのです。たまに正常な状態に戻ることもあるのですが、しばらくしたらまた症状が出るようになったりします。機器を初期化してみても改善されませんでした。はっきり言って目に付く場所に置いていると非常に気になってしまいます。レビューを見てみてもこの不具合、この機種で頻発しているようです。

既に購入から 1年半ほど経っていて保証期限は切れてしまっていたのですが、ダメ元で Amazon のカスタマーサービスにコンタクトを取って修理が可能なのかどうか聞いてみたところ、なんと新品(たぶんリファービッシュ品?)と交換して頂けるとのこと。願ってもないことなので交換をお願いしたところ、その日のうちに発送して頂けました。全てのケースで交換が可能かどうかまでは分かりませんが、同じ様な不具合が起こっている方は一度連絡を取ってみることをお勧めします。ただ、また 1年後くらいに同じ不具合が起きないとも限りませんし、音質が良くなったらしい新製品も発売されているので、今度は画面無しモデルでも購入してみましょうかね・・・。
(2020.12.31)