1月中旬にサブウーファーを ONKYO 製ホームシアター入門セットの BASE-V20HD を買った時に付属していた SWA-V20HD から「FOSTEX PM-SUB8」へ変更しました。
サブウーファーの買い換え自体は以前から考えていました。これまで AVアンプをセットの物から NR-365 へ入れ替えつつ 10年程使って来ましたが、SWA-V20HD はパッシブ型のサブウーファーでした。現行の中~上位の AVアンプではサブウーファーは PRE OUT から出力してアンプ内蔵のアクティブ型サブウーファーを鳴らすというのがほとんどで、パッシブ型を採用しているのは入門クラスの AVアンプくらいになっています。このため今後システムの入れ替えを進めようとすると足枷になってしまいかねないので先に買い換えておくことにしたわけです。
買い換えに当たっては DALI の「SUB E9F」YAMAHA の「NS-SW500」SONY の「SA-CS9」ONKYO の「SL-A251」なども検討しましたが、バスレフ方式がほとんどの中で密閉型でコンパクトな点とちょうど純正スピーカー・テーブル(ST8)がセットになって安くなっていた事もあって PM-SUB8に決定。
● 再生周波数特性 /30Hz~250Hz(-10dB)
● クロスオーバー /50~ 150Hz
● 型式 /密閉型 20cm コーン型
● アンプ部最大出力/80W
● 消費電力 /通常時:約30W
スタンバイ時:0.5W以下
● 外形寸法 /280(W)x300(H)x275(D) mm
● 本体質量 /約8.1kg
2m の電源コードと 1.5m のステレオRCAケーブルが付属していました。
電源スイッチやボリュームなどの操作パネルは全て背面です。入力端子は RCA端子の他にフォーンジャックも用意されていました。楽器などの接続も考えられているのでしょうか。クロスオーバー周波数は決めてしまえばあまりいじることは無いので問題ないとは思いますが、ボリュームと電源スイッチはやはりちょっと弄りにくいですね。オートスタンバイ機能はあるのですが信号の入力レベルに反応するので夜間などで使いたくない時にも起動してしまったり逆に静かな状態が続いて切れてしまったりする事があります。何か手元でその辺りの調節ができるような物は無いかと探してみると同じ FOSTEX から「PC-1e」というボリューム・コントローラーが発売されていました。これを使って入力信号レベルを調節できるようにしてやれば不必要な時にサブウーファーが起動するのを防いだり手元で音量調節もできるようになりそうなのでそのうち購入してみようと思います。
⇒⇒⇒ 「PC-1e」に関しては下の記事でレビューしています。
セットになっていたスピーカー・テーブル(ST8)は組み立て式です。パーツをねじ込んでいくだけなのでドライバーなどは必要ありませんでした。audio-technica の「AT6098」というインシュレーターの直径がちょうど ST8 の脚の直径と同じだったのでスピーカー・テーブル上部の脚とサブウーファーの間に入れてやることにしました。
操作パネルが背面にあるので前面はすっきりした外観です。NR-365 の Subwoofer Preout から繋いだだけではあまり音量が出ずアレッ?と思いましたが、NR-365 の Audyssey で測定し直してやると信号レベルが補正されてちゃんと音が出るようになりました。アクティブサブウーファーはやはりすごいですね。鳴らそうと思えばそれこそ家が揺れるくらいの音で鳴ります。その後スピーカー距離などを手動で微調整してから色々試してみた結果、フェイズ(位相)は 0°、クロスオーバー周波数はできるだけフロントスピーカーに仕事を任せたかったので 60Hz 辺りとすることで落ち着きました。特に音の繋がりに違和感を感じるようなこともなくベース、ドラムなどの低音を上手く補ってくれているようです。
今はフローリングの床にスピーカースタンドを直置きしていますが、脚を伝っていくらか振動が床に伝わっているようなのでスタンド下にも何か大理石ボードのようなものを入れるべきかどうか考え中です。
これでスピーカーの入れ替えは一段落。サラウンドスピーカーは ONKYO の D-108M のままですがこれはしばらくこのままでいいかな。音楽を聴く時にも使いたかったのでサブウーファーのボリュームは控えめにしていますが、単にズンドコ鳴るだけでなくきっちり低音部の音階も聞こえてくるので音の厚みが増したようです。LFE(Low Frequency Effect)の効いた映画を観る時の迫力は今までの比ではないですね。買い換えた甲斐はありました。