(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。


▼ 当ブログはアフィリエイトサービスを利用しており、リンクにはプロモーションが含まれます ▼
当ブログではアフィリエイト広告により得た収益をブログの運営・維持に充てさせて頂いております。提携しております ASP につきましては「プライバシーポリシー」よりご確認下さい。
尚、企業様より商品またはサービスの提供を受けて掲載した記事につきましては、別途「PR・プロモーション」カテゴリに分類し、記事冒頭にその旨を分かりやすく記載するよう心掛けております。
当ブログ記事の記載内容や広告の掲載方法に関するご指摘がございましたら「こちらのフォーム」よりお問い合わせ下さい。

iOS版「Rakuten Link」に仕様変更アリ ~ 特に掛かってきた電話に折り返す場合はご注意を! ~

こちらの記事は楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT VI」を提供していた頃のものです。記録のために当時の記事を残していますが、料金体系やサービス内容などが大きく変更されていますので、最新の情報は 楽天モバイル のサイト で確認して頂きますようお願い申し上げます。


楽天モバイルから 2021年6月15日以降 iOS版「Rakuten Link」の仕様が一部変わるとのメールが届きました。今回仕様の変更があるのは iOS版のアプリのみです。Android版の方は現状と変わりません。

ITmedia の記事 に拠ると、今回の仕様変更は「技術的都合」によるものなのだそうです。現在は掛かってきた電話も iOS標準の電話アプリを使わずに全て「Rakuten Link」で受けるようになっているのですが、Apple は OS の根幹に近い部分を弄られるのを嫌がる傾向があるようなので、ひょっとしたら Apple の方から何か言ってきたのかも知れません。

今回の変更は、今まで通りの感覚で知らずに使っていると通話料金が発生してしまう可能性があるので、注意喚起も兼ねてどのように変わるのかちょっと整理してみたいと思います。

■ 電話に関する変更

先ほども触れたように、現状は Rakuten Link を利用していない相手からの着信でも全て Rakuten Linkアプリに着信するようになっていますが、今回の仕様変更後は、相手が Rakuten Linkアプリを使っていない場合は、iPhone 標準の電話アプリに着信するようになります。

Rakuten Link 通話仕様変更 画像:楽天モバイル
これによってちょっとややこしくなる場合が出てくるので、いくつかのパターンに分けてどう変わるのか見てみましょう。

  • 「Rakuten Link」利用者同士で通話を行う場合

    まず、日本国内で発信者側と着信者側の双方が「Rakuten Link」を使用している場合ですが、この場合は変更は無く、通話は全て「Rakuten Link」アプリに着信し、今まで通り原則無料(0570 などは除く)で通話を行うことが出来ます。

    国際電話を利用する場合でも発呼者側と着呼者側の双方が「Rakuten Link」を使用している場合は、「海外から日本」「日本から海外」「海外から海外」への通話料金は原則として無料となります(国内同様一部番号への通話は除く)。

  • 「Rakuten Link」を使用していない相手へ電話を掛ける場合

    通話相手が Rakuten Link を使用していなくても、こちらが電話を掛ける時に Rakuten Link アプリを使用すればこれまで通りで、国内通話と海外から日本へ電話を掛ける場合に料金は掛かりませんし、「日本から海外へ」「海外から海外へ」電話を掛ける場合は「国・地域従量課金」となります。

    指定されている 66 の国と地域 について「日本から海外」「海外から海外」へ電話を掛ける場合は「国際通話かけ放題」オプションを契約すれば月額 980円(不課税)でかけ放題となるので、そうした利用方法が多い方は検討されると良いかと思います。

  • 「Rakuten Link」を使用していない相手から電話が掛かってきた場合

    大きく変わるのがこちら。まず電話着信時の挙動ですが、Rakuten Link を利用してないスマホや固定電話(IP電話含む)からの着信は、iPhone 標準の電話アプリで着信するようになります。

    これの何が問題かと言うと、今までは Rakuten Link に着信していたため、特に何も考えず着信した番号から折り返し電話を行っても原則無料で通話が行えていたのですが、iPhone 標準の電話アプリからうっかり折り返し電話を行ってしまうと通話料金が発生するという点です。

    このため、折り返し電話を行う際は、まず iPhone 標準の電話アプリの方で誰から掛かってきたのか確認し、Rakuten Link から電話を掛け直すように注意しなければなりません。

    また、「海外で電話を受ける」場合も要注意です。これまでは Rakuten Link に着信できる場合は無料で通話が行えていましたが、今回の変更によって iPhone 標準の電話アプリに着信するようになるため、国・地域別従量課金となります。国・地域によって「着信料」が発生する場合がある点は気をつけて下さい。

  • iPhone 標準の電話アプリで発呼を行う場合

    一部の電話番号(0570 など)へ掛ける場合を除いてあまり居ないとは思いますが、日本国内で iPhone 標準の電話アプリから発呼を行う場合は従来通り 30秒あたり 22円(税込)の通話料金が発生します。また、国際電話を掛ける際も「国際通話かけ放題」オプションを契約していても対象外となってしまう点にも注意が必要です。

■ SMS の送受信に関する変更

現時点(2021年5月現在)では、SMS の送受信(iMessage は除く)は全て Rakuten Linkアプリで行うようになっており、「国内での送受信」「海外から日本への送信」は無料、「日本から海外」「海外から海外」へ SMS を送信する場合であっても、指定されている 66 の国と地域 が対象国・地域であれば無料で SMS を送受信することができます。

ところが、今回の仕様変更後は Rakuten Linkアプリを使っていない人と SMS でやり取りする場合は iPhone 標準のメッセージアプリで行わなければならなくなります。Rakuten Link ユーザー同士のメッセージのやり取りは今まで通り Rakuten Linkアプリ内で無料で行えます。

Rakuten Link SMS仕様変更 画像:楽天モバイル
つまり、今回の仕様変更によって Rakuten Linkアプリを使っていない人と SMS でやり取りする場合は「送信料」が必要になります。具体的な条件は以下の通り。

  • 国内で日本の電話番号へ送信 :70文字当たり 3円(税込み)
  • 海外から日本の電話番号へ送信:70文字当たり 100円(不課税)
  • 日本から海外の電話番号へ送信:70文字当たり 100円(不課税)
  • 海外から海外の電話番号へ送信:70文字当たり 100円(不課税)

尚、メッセージを「受信」する場合は、日本・海外を問わず無料で受信することが出来ます。

■ 「Rakuten Link」アプリの動作条件の変更

今回の仕様変更により、現在は iOS 13.0 以降が対象となっている Rakuten Link の動作条件が、「iOS 14.4 以降」かつ「最新のキャリア設定を適用していること」へ変更されるようです。更新を行っていない場合は SMS の送受信が利用出来なくなる可能性があるとのことなのでご注意ください。


最後に繰り返しますが、今回の仕様変更は「iOS版の Rakuten Linkアプリ」についてのみ行われます。Android版の Rakuten Link についてはこれまで通りで何も変わることはありません。

Apple の意向が働いたのだろうとは思いますが、「出来なかった事が出来るようになる」のと「出来ていたことが出来なくなる」のでは印象は全く違ったものになるものです。少なくとも音声通話に関しては Rakuten Link アプリを使う限りに於いて、日本国内での影響はそれほど大きいわけではありませんがやはり印象としては良いわけは無いですよね。今は新型コロナで海外旅行なんてとても行ける状況ではありませんが、海外で利用を考えていた人にとっては影響が大きいものとなってしまいました。まあ、iPhone の場合は Wi-Fi さえ使えれば iMessage も利用出来ますが・・・。

とにかく、iPhone の標準電話アプリに掛かってきた電話を折り返す時は Rakuten Linkアプリを使って折り返すよう充分にご注意下さい。


※ 追記 ※


理由は不明ですが、「Rakuten Link」の仕様変更が延期になったようです。今のところいつから変更になるのかは未定のようで、6月24日の時点で告知ページが「正式な日程が決まり次第のご案内」という表記になっています。
(2021.6.25)

※ 追記 ② ※


延期されていた iOS版「Rakuten Link」の仕様変更ですが、7月6日から順次行われることに決まったそうです。特に掛かってきた電話に折り返す場合と、SMS の送受信にご注意下さい。尚、海外での SMS の送受信に関して現状 iOS標準アプリで利用出来ないという問題が残っているそうです。
(2021.7.5)

<広告>