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明石市立天門科学館で開催中の「小惑星 イトカワ・リュウグウ サンプル特別展示 in 明石」に行って来ました!

2024年1月27日(土)~ 2月18日(日)の期間に、明石城の少し西にある「明石市立天文科学館」にて小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ 2」が持ち帰った小惑星「イトカワ」「リュウグウ」のサンプルが展示されています。

これら 2つの小惑星のサンプルが同時に並べて展示されるのは、JAXA の相模原キャンパス以外では日本で初めてとのこと!折しも先日 JAXA の小型月着陸実証機(SLIM)が世界で 5ヶ国目となる月面軟着陸を達成し、搭載していた小型探査ロボット「LEV-2」が撮影した「SLIM」の画像が話題になったばかりとあっては観に行くしかありません!

確かこのイベントのことは ” X ” の公式アカウント(https://twitter.com/jstm135e)で知ったのだったかと思います。最初は期間中に行ければいいやと思っていたのですが、28日(日)には「はやぶさ 2」の初期分析チームリーダーを務められた、東京大学の橘省吾教授の特別公演もあるとのこと。先着の事前申込制でしたが冬場の夜間とあってか予約の埋まり具合がそれ程でも無く、無事に参加資格をゲット。

明石市立天文科学館がオープンしたのは1960年(昭和 35年)6月 10日のこと。来年(2025年)には開館 65周年を迎えます。こちらに行くのは、2年前に開催されていた「はやぶさ 2」の帰還カプセルの特別展示以来のこととなります。” イエナさん ” にも久しぶりに会えますね。

■ 2年ぶりの明石市立天文科学館!

明石市立天文科学館までは自転車で 1時間くらいの距離なので、自転車で行くつもりだったのですが、15時前くらいから少しまとまった雨が・・・。家を出る頃には上がりそうな感じではあったのですが、また降ってきても嫌なので素直にバスと電車で向かうことにしました。夏場ならともかく、冬場に雨の中を走りたくはありませんからね・・・。

明石市立天文科学館-1

この日のイベントは、17時まで天文科学館として通常の営業を行ったあと一旦閉館し、18時から事前に申し込んだ人のみが参加出来るという形でした。受付で申し込みメールを提示して本人確認を行い、料金を支払って入館します。

明石市立天文科学館-2

開館時間の 15分ほど前に到着。時間まで外で待機しなければならないこともあってか、まだ集まっている人はまばらでした。結局雨は完全に上がって晴れてしまいましたね。これなら自転車で来ても良かったかもしれませんが、まあ仕方ない。

「明石市立天文科学館」

   住所   : 兵庫県明石市人丸町2-6
   電話   : 078-919-5000
   営業時間 : 9:30 ~ 17:00(入館は 16:30 まで)
   定休日  : 月曜日、第 2火曜日、年末
   駐車場  : 約 90台分
   備考   : 全館禁煙、館内飲食不可


「明石市立天文科学館」へのアクセスですが、鉄道の場合は、山陽電車「人丸前」駅が最寄りで、北に徒歩約 3分。JR の場合は「明石駅」から徒歩約 15分です。駐車料金は最初の 2時間までが 200円、以後 1時間毎に 100円が加算されます。自転車・バイクは 20台程度は停めれたはず(無料)。

市立の施設なだけのことはあって、通常でも入館料は大人 700円と格安。高校生以下はなんと無料で入館可能です(一部のイベントなどを除く)。プラネタリウムの視聴は別料金という天文科学館もありますが、こちらでは入館料に含まれています。年間パスポートも 2,000円で販売されているので、プラネタリウムが好きな方にはかなりの魅力でしょう。

■ 講演会開始前に「リュウグウ」と「イトカワ」のサンプルとご対面!

公演開始は 18時半でしたが、それはまでは館内で自由に過ごして良いとのこと。今回のイベントの参加料は 300円と格安だったので、館内で観ることの出来る部分も限られているだろうと思っていたのですが、なんと全館開放されていました。強いて言えば ” プラネタリウム ” が観れないということくらい。

3階展示室-1

取りあえず講演の行われる 2階のプラネタリウム室に入ったところ、3階の展示室で「リュウグウ」と「イトカワ」の実物サンプルを展示中とのこと。2つのサンプルが並んだ状態で観ることが出来るのは 18時半までとのことだったので、急いで観に行くことにしました。

小惑星サンプル-1

このように「リュウグウ」と「イトカワ」が電子顕微鏡にセットされた状態で展示されています。なんと写真撮影OK とのことで、脇に避けてカメラの準備をしているとあっという間に行列形成(笑)。

リュウグウサンプル-1イトカワサンプル-1
リュウグウサンプル-2イトカワサンプル-2

左が「リュウグウ」、右が「イトカワ」の実物サンプルです。「リュウグウ」の方は 3mm ほどの長さがあるので、なんとか肉眼でも見ることが出来ますが、「イトカワ」の方は僅か 50㎛ とあってとても無理。それぞれ横のモニター画面に電子顕微鏡映像が映し出されているのでそちらで確認出来るようになっています(イトカワの方はモアレが酷くて済みません)。

会期中(2月18日まで)はこのように 2つのサンプルが並んだ状態で展示されます。土日祝日はかなりの混雑も予想されますので、観に行く方は時間に余裕を持ってどうぞ。合わせて色々な隕石の展示もされており、中には触ることの出来るものもあるので、楽しめるかと思います。

■ 特別公演「小惑星リュウグウの石が語り始めたこと」

時間になったので 2階のプラネタリウムドームへ。” イエナさん ” こと旧東ドイツのカールツァイス・イエナ社製の大型プラネタリウムが出迎えてくれます。何度見てもこのメカメカしさが格好いい!

イエナさん-1

イエナさん-2イエナさん-3


こちらの ” イエナさん ”、現在も活躍中のプラネタリウム装置としては日本最古のもの。数百枚のレンズ、200枚近くの歯車、90個のランプが組み込まれていて、約 9,000個の恒星と太陽、月、5つの惑星、天の川、彗星、変光星、人工衛星などを投影することが可能です。

もちろん最新式のプラネタリウム装置には能力面で敵うべくもありませんが、1960年に明石市立天文科学館が開館して以来、メンテナンスやオーバーホール(直近は 2022年の9月)のための小休止は挟んでいますが今も現役で稼働し続けているというのですから驚きです。2024年1月28日で稼働日数 23,243日を達成したとのこと、末永く残って欲しい機体ですね。

今回の特別公演ではさすがにプラネタリウムの上映はありませんでしたが、天球のスクリーンに資料や映像を投影しながら解説が進められていきました。講師を務められた東京大学の橘省吾教授は、「はやぶさ 2」のサンプラー(リュウグウ表面に弾丸を発射して飛び散った石の破片集める装置)の設計段階から初期分析まで担当されていた方とのことで、大変興味深いお話を色々と聞かせて頂くことが出来ました。

講演後に

講演後は質疑応答タイムのあと撮影会に(写真掲載許可を得ています)。真ん中で何かを持ってらっしゃるのが橘省吾教授。3階に展示されていた「リュウグウ」のサンプルをこちらに持って来られていました。左隣の女性は JAXA の「はやぶさ 2 キュレーションチーム(鑑定や研究、管理を行う部署)」の方。赤と青のヒーローは、ご当地ヒーロー「軌道星隊シゴセンジャー」のお二方。星を被った怪しい人物は ” シゴセンジャー ” の敵役 ” ブラック星博士 ”。なんと明石市立天文科学館の館長さんです(笑)。

JAXA では、H3 ロケットを使った 2026年度の打ち上げを目指して MMX(Martian Moons eXploration)という世界初の火星衛星サンプルリターン計画も進められているとのこと。明石市立天文科学館は JAXA との関係も深いそうなので、成功の暁にはきっとまた今回のようなサンプル展示の機会を設けて頂けることでしょう。大いに期待したいと思います。

■ 講演後は天文科学館内を散策

閉館は 20時半頃とのことでしたので、先程回れなかった展示を見て回ることにします。

SLIMを撮影するSORA-Q-1SLIMを撮影するSORA-Q-2

2階のプラネタリウム室を出てすぐの所には ”「SLIMを撮影するSORA-Q」を撮影するコーナー ” が設置されていました。この「LEV-2 が撮影した SLIM の写真」が公開された翌日にはもうこちらのコーナーが設置されていたようで、フットワークの軽さが素晴らしい(笑)。

3F 展示室-33F 展示室-4

3階の展示室では小惑星サンプルの展示に合わせて世界各地で採取された隕石の展示も。

3F 展示室-2

3F 展示室-53F 展示室-6

他の展示はだいたい常設のものですかね。

展望室-1展望室-2

13階・14階は展望室になっています。明石市立天文科学館の営業時間は 17時までなので、普段は夜間に展望室に上がることは出来ないのですが、この日はイベントのお陰でこちらも開放されていました。16階には口径 40cm 反射望遠鏡と 15cm の屈折望遠鏡が設置された天体観測室がありますが、こちらに入室出来るのは基本的に観望会などがある日のみです。

土産コーナーplanetarian 色紙

お土産コーナーはもう少しスペースがあってもいいと思うのですけどね。まあ建物が古いので場所が無いというのも分かります。食事をしなければならなかったので、閉館の少し前に退出しました。

■ 垂水駅前の「屋台味豚骨ラーメンと豚丼 元気の源」へ

明石で何か食べてから帰ろうかと思っていたのですが・・・明石ってお店が閉まるのが早いですね・・・。もちろん全く開いているお店が無いわけではありませんが、居酒屋などが中心で、多くのお店が 20時半過ぎには閉まってしまうようです。居酒屋という気分でもなかったので、取りあえず垂水まで戻ることに。

元気の源 外観

以前から一応チェックしていた「屋台味豚骨ラーメンと豚丼 元気の源」に寄ってみることにします。

「屋台味豚骨ラーメンと豚丼 元気の源」

   住所   : 兵庫県神戸市垂水区神田町2-24
   電話   : 078-707-7527(予約不可)
   営業時間 : 11:00 ~ 0:00(火曜は 22時、日曜は 23時まで)
   定休日  : 年中無休
   座席数  : カウンター 5席(立ち食い)、2階席もあり(座席数不明)
   駐車場  : 無し
   備考   : 全席禁煙、PayPay 使用可


お店は JR垂水駅の西側の改札を出たら 1つ北側の通りを区役所の方に曲がってすぐの辺りにあります。駐車場はありませんので、車の場合はレバンテ垂水などの駐車場に停めておくこと。この辺りは自転車の路駐にも厳しいので、きちんと自転車置き場に停めましょう。

こちらのお店は食券制です。で、その券売機ですが、なんとお店の外にあります。私の他にも入店しては大将に外の券売機で・・・と言われている方がちらほら。初見じゃちょっと券売機の存在に気付きにくいですよね(笑)。テイクアウトのお弁当の販売などもされているようです。

元気の源 ラーメン元気の源 唐揚げ

「博多元祖 豚骨ラーメン」と唐揚げ 2個のセットを頂くことにしました。粉落とし(3秒)からバリヤワ(120秒)まで 7段階の茹で時間が選べる中から 1段階固めの ” カタ ” でオーダー。こってりした豚骨スープが極細ストレート麺によく絡んで旨い!ニンニクが効いた唐揚げとセットでも 1,000円以内で収まり、このご時世としてはとてもリーズナブルだと思います。垂水で美味しい豚骨ラーメンを頂けるとは知りませんでした。ここはリピート確定です。

戦利品

講演会は 1回きりなのでもう参加出来ませんが、「イトカワ」と「リュウグウ」のサンプルは 2月18日(日)まで展示されています。並んで観ることの出来る非常に貴重な機会ですので、是非脚を運んでみてください。プラネタリウム投影機の ” イエナさん ” の迫力に圧倒されること必至ですよ。