(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。


▼ 当ブログはアフィリエイトサービスを利用しており、リンクにはプロモーションが含まれます ▼
当ブログではアフィリエイト広告により得た収益をブログの運営・維持に充てさせて頂いております。提携しております ASP につきましては「プライバシーポリシー」よりご確認下さい。
尚、企業様より商品またはサービスの提供を受けて掲載した記事につきましては、別途「PR・プロモーション」カテゴリに分類し、記事冒頭にその旨を分かりやすく記載するよう心掛けております。
当ブログ記事の記載内容や広告の掲載方法に関するご指摘がございましたら「こちらのフォーム」よりお問い合わせ下さい。

本堂は神戸市内唯一の国宝建造物!奈良時代創建の名刹「三身山 太山寺」を探訪!

地元の名所って案外なかなか行かないもの。いつでも行けると思ってしまうと≓今度でいいやとなってしまうわけです。この日はちょっと風がキツくてあまり自転車で遠出したい気分になれなかったので、神戸市西区にある「太山寺」へ出掛けてみることにしました。小さい頃に親に連れられて行った事があるような気はするのですが、以前から一度しっかり観に行っておきたいと思っていたのですよね。

■ 「三身山 太山寺」

「三身山 太山寺」は神戸市内で唯一となる国宝建造物がある天台宗のお寺です。山号の「三身山」は、東に望む 3つの峰からなる山の名前と同じなのだそうです。国宝指定されている「本堂」のほか、「仁王門」「阿弥陀如来坐像」など数多くの重要文化財、県指定文化財の「三重塔」、奥の院の「磨崖仏(不動明王立像)」など数多くの文化財を有しています。

「太山寺」が創建されたのは、奈良時代初期の霊亀 2年(西暦 716年)と伝えられています。藤原宇合(藤原鎌足の孫)が堂塔伽藍を建立したのに始まり、藤原定恵(藤原鎌足の長男)が開山(初代住職)に就いたとのこと。弘安 8年(西暦 1285年)の火災で本堂が焼失しましたが、鎌倉時代の永仁年間(西暦 1293~99年)に再建され、現在に至っているそうです。

なでしこの湯 アクセスは、車の場合は神戸市営地下鉄「学園都市駅」の通りを北に流通科学大学方面に向かい、県道 16号線を右に折れて道なりに行くのが分かりやすいでしょう。右の写真の「なでしこの湯」という温泉施設があるので、少し通り過ぎた所にあるバス停の角を入っていくと駐車場に辿り着くことが出来ます。高速を使う場合は阪神高速北神戸線「前開」IC で降り、県道 65号線を南に向かって 16号線との交差点を左に折れて下さい。地下鉄「名谷駅」か「伊川谷駅」からは直通のバスも出ています。
周辺地図は以下の Google Map でご確認下さい。「学園都市」駅からは徒歩でも 30分程で着くかと思います(帰りはちょっと登りになりますが)。

【三身山 太山寺】

宗派
 天台宗
本尊
 薬師如来
開門
 8:00
閉門
 17:00
(冬期は 16:30)
拝観料
 300円
御朱印授与
 あり
駐車場
 無料

中門の近くに無料の駐車場がありますが、車がすれ違えないほどの狭い道を入っていかなければならないので、車で行く方は参拝者にご注意下さい。駐車スペースは特に区切られたりしているわけでもなく、写真の様な原っぱになっています。帰りに温泉に寄っていくつもりなら「なでしこの湯」の方に停めさせてもらった方がいいかも知れません。入浴料は大人 650円(土日は +100円)です。

駐車場 参道


私は自転車で行っていたので駐車場に自転車を停め、石畳の参道を歩いて境内へ向かいます。なかなか雰囲気があっていい感じ。すぐ側に山があるので紅葉の時期は綺麗でしょうね。

太山寺 中門

境内地図 こちらは「中門」。潜ってすぐの所に受付があるので拝観料を納めて境内へ。御朱印もこちらで頂けるようです。

国の重要文化財に指定されている「仁王門」がバス停のすぐ側にあったのですが、写真を撮り忘れてしまいました・・・。まあまた近いうちに撮りに行ってきます。近いですし・・・(苦笑)。境内の地図は右の様になっています。
太山寺 入り口広場

左に見える緑青色の屋根の建物が本堂です。実は・・・階段に人が座っていたため写真は後で撮ろうと思って撮り忘れたという・・・。なので、本堂が写っている写真ではこれでも一番まともなものです(苦笑)。今度行ったら撮り直してこよう・・・。まさかのまさかです。

手洗舎と三重塔

手洗舎の方へ目を向けると奥に県指定文化財の「三重塔」が鎮座しています。

三重塔

こちらは貞享 5年(西暦 1688年)の建立とされているそうです。初層内部の須弥壇には等身大の大日如来坐像と四天王立像が安置されているとのこと。

三重塔-2

紅葉の時期もいいのでしょうが、新緑との対比を楽しめる今の時期もいいですね。

閼伽井橋

「三重塔」を右手に奥へ進むと伊川を渡って「奥の院」へと続く「閼伽井橋」があります。

稲荷舎

「稲荷舎」へ続く鳥居。森の中にあってとてもいい雰囲気です。

地蔵堂-1

この辺りには多数のお地蔵さんが安置されています。

地蔵堂-2

こちらは「地蔵堂」。この下から湧き出ていた霊水はかつて眼病に効験著しいとされていたそうですが、現在は枯れてしまっているようです。「地蔵堂」は ” 一願地蔵 ” といって、一つの願いに限ってお陰を頂く巷の説で名高いのだパンフレットに書かれていました。

地蔵堂-3

今回お気に入りの一枚。

地蔵堂-4

お顔が・・・。

欅?

欅の木でしょうか?杜の気持ちの良さにしばらくボーッと木を見上げていると、虻にたかられて危うく刺されそうになりました。藪蚊も多いですしこの季節はあまりじっとしていると危険ですね・・・。

地蔵堂-5

「奥の院」から川を遡っていけば花崗岩の岩肌に刻まれた「磨崖不動明王」へ続くはずなのですが、今は道が無くてこちらから観に行くことは出来ないようです。

太子堂

「奥の院」から戻ってきて鳥居を潜り、「太子堂」を観に行きます。

太子堂-2

「太子堂」では聖徳太子が祀られているそうです。

羅漢堂-1

こちらは「羅漢堂」。江戸時代後期のもので、四天王、十六羅漢尊、釈迦の四大弟子像が安置されているそうです。この奥には「釈迦堂」があります。

羅漢堂-2

日本建築は凄いなと改めて感じてみたり。

地蔵尊

太山寺地蔵尊。

護摩堂

こちらは「護摩堂」。江戸時代中期に建立されたものらしく、本瓦葺の宝形造り(ほうぎょうづくり)と呼ばれる屋根形式の建物です。大黒天、不動明王、毘沙門天が安置されているとのこと。

鐘楼

鐘楼は境内の一番奥の方にありました。

阿弥陀堂裏

鐘楼と阿弥陀堂の裏の間の通路を通って本堂の西へ。

阿弥陀堂

現在の「阿弥陀堂」は貞享 5年(西暦 1688年)に再建されたものとのこと。安置されている阿弥陀如来坐像は宇治の平等院鳳凰堂にある阿弥陀如来坐像とほぼ同じ大きさ・様式なのだそうです。

紫陽花

本堂横の通路には紫陽花が綺麗に咲いていました。太山寺で紫陽花があったのはこの一角だけだったかと思います。

境内から中門を望む

境内から中門の方を望んだものです。奥の院はすこし荒れた感じでしたが、境内の庭園はよく手入れされている印象でした。

三重塔-3

ぐるっと一回りしてきたところで青紅葉を前ボケさせて三重塔を一枚。写真を撮りながらゆっくり回ったせいもありますが、気がついたら 1時間ちょっと経ってしまっていました。

「太山寺」の仁王門は元々現在の場所から 2km 以上離れた地下鉄伊川谷駅の辺りにあったものが移築されたそうです。その辺りまで寺域が広がっていたのですね。南北朝時代には支院 41ヶ坊、末寺 8ヶ寺、末社 6ヶ社に多数の僧兵を有していたというのだから驚きです。ここまでの規模のお寺だったとは知りませんでした。こうして色々と調べてみるのも面白いものですね。今度行く時はまた違った見方をすることが出来そうです。

5月のゴールデンウィーク期間と 11月下旬にはこれまた神戸市内で唯一の国指定名勝庭園である「安養院」の庭園が特別公開されているそうです。紅葉の時期にはさぞかし美しいことでしょう。近くを川が流れていることもあってか、さすがにこの季節は藪蚊や虻が多いですね・・・。虫を気にせずゆっくり観たいのであれば秋口から初春あたりがいいのかも知れません。

■ 「太山寺珈琲焙煎室」で一息

「太山寺」のすぐ側には「太山寺珈琲焙煎室」という珈琲専門店があります。休憩するにはちょっと早すぎる気もしましたが、せっかくなので寄っていくことにしました。

太山寺珈琲焙煎室-1 太山寺珈琲焙煎室-2


敷地内にはサイクルラックが設置されています。ロードバイクでも安心して立ち寄ることが出来ますね。土曜日が定休日になっている点はご注意下さい。営業時間は 10:00~18:00 です。

太山寺珈琲焙煎室-3 アイスコーヒー


店内には喫茶スペースはありません。外のテーブル席か、重ねて置かれている椅子を好きなところに持っていって庭の景色を楽しみながら飲むという形になっているようです。この日は暑かったのでアイスコーヒーを頂いたのですが、アイスでも豆から選べるというのは驚きました。

お茶菓子や農園で採れた野菜の販売のほか、「焙煎室」という店名通り、もちろん豆の量り売りもしています。こちらで焙煎された豆の評判はかなり良いようなのでそのうち買いに来ようと思います。涼しくなってきたらホットも頂きに来たいですね。豆は「こちら」で通販することも出来ます。

■ 「ハナサクプラス」さんを探して

これで帰るにはサイクリングの距離として物足りなかったので、前から気になっていたベーカリーショップを見に行ってみることにしました。

太山寺珈琲焙煎室出てすぐ ハナサクプラス手前


神戸市といっても伊川谷から西神の辺りはのどかな田園風景が広がっている地域です。田んぼにも水が張られ、田植えが終わっていました。

ハナサクプラス 西神南の井吹谷口公園を過ぎて一気に下り、櫨谷川(はぜたにがわ)脇の道を明石方面へ向かうと「ハナサクプラス」というベーカリーショップがあります。この日は日曜日だったのですが・・・閉まってますね・・・。って事前に調べて知っていたので大丈夫なんですけどね(笑)。

「ハナサクプラス」さんは土日月曜がお休みで、週に 4日しか開いていないのです。しかも営業時間が 9:00~15:00 とこちらも短い!
パンは売り切れ次第終了らしいので、午前中に行かないとありつけないかも知れません。サンドイッチの方はオーダーを受けてから作るそうなので大丈夫かとは思いますが。アボガドがたっぷり入ったサンドイッチやフルーツサンドなどが美味しいらしいです。今回は場所の確認だけのつもりだったのでいいですが、そのうち改めて買いに行きたいと思います。

太陽光発電所-1 太陽光発電所-2


「ハナサクプラス」の位置を確認した後、しばらく気持ちよく走っていると、ああ、こんなところにまで・・・。一応付近に民家は無いとは言え、このパネルの設置の仕方はいかんでしょ・・・。環境活動家って景観破壊はどうでもいいんですかね。山まで削ってやることなんでしょうか。クリーンエネルギーと聞こえはいいですが、正直私はこの太陽光発電は日本向きでは無いと思っています。

県道52号対岸の櫨谷川沿いのみち 気を取り直して県道 52号線対岸の櫨谷川沿いの道を明石方面に走ってみました。たまに気持ちいいのかぶっ飛ばしている車がいますが、基本的に交通量が少なくてとても自転車で走りやすい道です。

FX 3 Disc を買ったジーンバイクスさんに行くのにこれまではだいたい川向かいの県道 52号線(小部明石線)を通って行っていたのですが、こんな走りやすい道がすぐ側にあるとは知りませんでした。行ってみないと分からないものですね。
明石に出た後はよく行く場所の一つである「大蔵海岸」へ。ここは明石海峡大橋がよく見えるお気に入りの場所です。「ハナサクプラス」さんでランチを買ってここまで持ってきて食べるのも良さそうです。

明石海峡大橋

しばらくここでボーッとした後、舞子の坂を登って帰路に着くことにしました。

ライド記録 「太山寺」はだいたい右の地図で①番のところ辺りです。このまま帰るのではあまりに近すぎるので新たなルート探索も兼ねてぐるっと回ってきました。「ハナサクプラス」さんはだいたい③番を過ぎて県道 52号線のマークのある辺りですね。その辺りは周りに田んぼくらいしかないので営業時間が短いのは仕方ないかなと思います。土日のどっちかは開けていてくれると有り難いですが(笑)。

新たな走りやすい道も見つかりましたし、なかなか充実した 1日となりました。御朱印集めも初めてみようかなあ・・・。