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自転車で往く神戸七福神めぐり ⑦ 弘法大師・空海ゆかりの古刹「再度山大龍寺」を参詣!

今年も残すところ 10日を切りました。12月だというのに気温が 20℃ を越したかと思えば一転強烈な寒波が到来したりと、激しい寒暖差に体調を崩している方も居られるのではないでしょうか。

今年の目標に掲げていた「自転車で往く神戸七福神めぐり」もいよいよ最後の 1つ、再度山大龍寺を残すのみとなりました。これまたちょっと前の話になってしまいましたが、大龍寺にも自転車でお参りしてきましたのでその様子をご紹介しておくこととします。最近は下手なくせに調子に乗ってパシャパシャと写真を撮りまくっているせいで整理が遅れがちで・・・(苦笑)。

再度山ドライブウェイ-1 再度山や六甲山方面にサイクリングに出掛ける際に取るルートもだいたい定まってきました。名谷駅近くの ベーカリーショップ「ホルス」でパンを買い込み、白川峠から「しあわせの村」の側を通って鈴蘭台に入り、「二軒茶屋」の交差点で国道 428号線(有馬街道)に合流したところで少し南に下って洞川湖の横を登って再度山ドライブウェイに抜けるというルートです。アップダウンはありますが、比較的安全に走れるルートだと思うのですよね。

■ 「再度山公園」でしばしの食事休憩

取りあえず「再度山公園」の「修法ヶ原(しおがはら)池」に到着。買って来たパンで昼食を摂ることにします。この「修法ヶ原」という地名は、空海がこの地で修行したことに由来するそうです。今回は大龍寺で歩き回る予定なのでチェアリング用の椅子とテーブルは持参していません。なので素直に公園に設置されているベンチを使わせて頂くことにしました。

再度山公園

紅葉のピークは過ぎてしまったようですが、池の周りには登山者や車でドライブに来た人など多くの人々が思い思いの時間を過ごしていました。琵琶湖で雨が降らず水位が低下しているというニュースがありましたが、ここ、修法ヶ原池でもかなり水位が下がっているようです。

カルガモ

修法ヶ原池ではカルガモが何羽か泳いでいました。水草を突いたりしていたようです。再度山は様々な野鳥の観察が出来るところとしても有名ですが、さすがにこれだけ人が多いと声はすれども姿は見えず・・・といったところですね。

食事風景

椅子とテーブルこそ持ってきませんでしたが、珈琲セットは持参していたのでこの場で珈琲を淹れてパンを頂くことにします。「ホルス」のパン自体が美味しいのもあるのですが、やはり景色を眺めながら摂る食事は格別です。結局 30分程ゆっくりしてしまいました。

■ 「再度山大龍寺」に到着!

再度山公園を出た後、また少し上り下りしたところで再度山大龍寺の立派な山門が出迎えてくれます。この山門は再度山ドライブウェイの道沿いに建っているので、この道をを通れば必ず目にすることになるでしょう。それにしても立派な山門です。ずっと気になっていたのですよね。

大龍寺山門

「大龍寺」の創建は、神護景雲 2年(西暦 768年)とされています。奈良時代末期の貴族、和気清麻呂が称徳天皇の勅命を受けて寺院を建立するのに適した地を探していた折に刺客に襲われますが、突如現れた龍によって命を助けられます。そこでかつてより所有していた「聖如意輪観世音菩薩」を祀る堂を建立し、「摩尼山大龍寺」と名付けたのが始まりなのだとか。

開山から 40年程過ぎた頃には空海が遣唐使として唐に渡る直前に渡航安全を祈願しに大龍寺を参詣し、帰国して後にも御礼参りとして再度参詣したことから次第に「再度山」が大龍寺の山号として呼ばれるようになったそうです。南北朝時代には戦渦に巻き込まれて衰亡しますが、観応年間(1350年~52年)に善妙上人によって堂宇が再建されたとのこと。

「大龍寺」 宗派:東寺真言宗 本尊:如意輪観音(秘仏) 山号:再度山

   住所   : 兵庫県神戸市中央区神戸港地方再度山1
   電話   : 078-341-3482
   拝観時間 : 9:00 ~ 17:00
   備考   : 拝観無料、無料駐車場有り


再度山大龍寺の山門のすぐ前にはバス停があります。このバスは JR 三宮駅前バスターミナルから出ていて、神戸市バス 25系統 の「森林植物園行き」に乗れば 30分程で到着します。但し、土日祝日のみ運行されることと、冬期(12月~ 3月末)は運休となっているのでご注意下さい。

脚に自信のある方はハイキングがてら「大師道(空海が登山した道)」を徒歩でどうぞ。ビーナスブリッジのある「諏訪山公園」の辺りから 4km 程の山歩きを楽しむことが可能です。再度山ドライブウェイを歩いて登っている方も見かけますが、歩道は無いのであまりお勧め出来ません。

大龍寺駐車場

駐車場は山門の前に 10台分程度と、山門の横の道を上がったところに 20台程度停めることの出来る無料駐車スペースがあります。自転車で来る場合もこちらに停めると良いでしょう。ただ、この駐車場に上がってくる道の斜度が 20% 以上あって驚きました(私はもちろん押し歩き)。自販機があるからか、トレイルランで上がってきてここで休憩している方もちょくちょく見かけました。
私も自転車をこちらに停めさせて頂いてお参りに。私は フラットペダル にランの方で履き潰したスニーカーという出で立ちなので問題ありませんが、大龍寺は思いっきり山寺なのでなるべく歩きやすい靴でお参りするのが良いでしょう。

大龍寺参道-1

駐車場から参道を登って仁王門へ。なかなか趣深い参道です。

水子地蔵尊

途中、水子地蔵尊が祀られていました。

大龍寺仁王門

吽形阿形

仁王門の吽形像と阿形像。これだけ睨まれると邪気も退散してしまいますね。

大龍寺手水舎

稲荷神社参道手水舎2

仁王門を潜ると手水舎が置かれています。真っ直ぐ進むと大龍寺の参道、左手から鳥居を潜って上がると「権倉稲荷大明神」が鎮座する稲荷神社への参道になっていました。

大龍寺参道

大龍寺参道2

情緒深い参道を登っていきます。こちらは西国三十三ヵ所のミニ霊場になっているそう。

大龍寺本堂

本堂(大師堂)に着きました。落ち葉に覆われていますが、これは右手の大銀杏の木のもの。

大龍寺銀杏

この 2本の銀杏ですね。既に粗方散ってしまっていましたが、もう数週間早ければさぞかし見事だったことでしょう。これはまた来年観に来ねば・・・。

大龍寺毘沙門堂大龍寺護摩堂

毘沙門堂と護摩堂。

大龍寺鐘楼

立派な鐘楼の右手には稲荷舎には権倉稲荷大明神が鎮座していました。

大龍寺境内大龍寺仏像1大龍寺仏像2
大龍寺不動明王大龍寺仏像3大龍寺愛犬の霊位

大龍寺大黒天

神戸七福神の中で再度山大龍寺で祀られているのは大黒天。弁財天、毘沙門天と共に境内左手の毘沙門堂で祀られています。左肩に担いでいる「福袋」と呼ばれる袋の中には「七宝」が入っているそうです。

大龍寺寺務所 寺務所の場所がなかなか分からなかったのですが、本堂前右手から少し降りたところに立派な建物が。恐る恐る覗いてみたところ、こちらで合っているようでした。納骨堂と一緒になっているようですね。中に入り、御朱印を頂きたい旨を申し出たところ、なんと御茶を振る舞って頂いた上にお土産に銀杏まで分けて頂けました。御茶は ” 椎茸茶 ” で、ほんのり塩味が効いていて御茶と言うよりお出汁を頂いているよう。この御茶のまた美味しいこと!

こちらの椎茸茶は授与品として販売もされていたということを帰ってから知りました💧山寺なので境内を歩くだけでも結構な運動になりますし、適度な塩味と椎茸の香りのするこの御茶は登山者などにも非常に喜ばれるでしょう。自転車で上がってきた私にも言わずもがな。銀杏はご住職自ら拾い集めて下さったものなのだそうです。色々とお話も聞かせて頂き有り難う御座いました。

大龍寺奥の院参道1

御朱印を頂いた後、一旦本堂前に戻って右手に続いていた道を上がってみます。

大龍寺奥の院参道2大龍寺奥の院参道3

もうほとんどハイキングです(笑)。山なので雨が強いのか、結構荒れている感じ。

大龍寺奥の院

登った先は奥の院大師堂でした。右手から更に登れそうなので進んでみますが・・・。

山道1山道2

段々坂がキツくなり、両手を使わないと登れない場所も出てきました。この日はカメラを手に持ち、両肩にはパニアバッグとトランクバッグをぶら下げている状態。とてもスニーカーで登れるような様子では無くなって来たのでここで撤退することにしました。こりゃ登山靴とリュックじゃないと無理だわ。もう少し登れば空海が刻んだという「亀石」、更に行くと再度山山頂に行けたそうですが、またいつかの機会に。帰りも自転車だし怪我は出来ませんからね・・・。

大龍寺参道大龍寺参道大龍寺参道
大龍寺参道大龍寺参道大龍寺参道

一旦奥の院まで戻った後、左手にも参道があるようだったのでそちらから下ってみることにしました。多少滑りますが落ち葉を踏みしめる音が非常に心地よかったです。

大龍寺本堂前

本堂前までようやく戻って来れました。

大龍寺南参道1

大龍寺南参道2大龍寺南参道3

せっかく(?)なので南側の参道から降りてみることにしました。こちらも趣があっていいですね。

大龍寺山門

再度山ドライブウェイ-2再度山ドライブウェイ-3

普通にお参りするだけなら 10分程度で済むでしょうが、色々見て回ったせいで山門前に降りてきた時には 2時間ほど経っていました(笑)。結構歩きますが、非常に見所の多いお寺です。是非訪れてみて下さい。お勧めはやはり紅葉の時期だろうと思います。

再度山ドライブウェイ-4

帰りがけにヴィーナスブリッジの近くで夕日に染まる紅葉の綺麗なところがあったのでしばし休憩。

再度山ドライブウェイ-5

再度山ドライブウェイ-6

最後にいいものが見れました。

走行ルート


今回の走行ルートです。地図はいつもなら走行スピードによってルート上が色分けされるのですが、何故か今回は黒の実線に。Web ブラウザの Garmin Connect ではいつも通り色分けされて表示されているのですが、謎です・・・。まあ色分けされていたところで縮小しているのでたいして意味はありませんが・・・。

途中から一気に高度が落ちていますが、ここまで急な坂だったわけではありません。時間あたりの高度差を示しているので、単に下るスピードが速かったというだけです。まあ三宮方面から登ってきた方がキツくなるのは間違い無いとは思いますが。このまま帰るのも距離的に物足りなかったので南をぐるっと回って帰ってきました。

御朱印 大龍寺

こちらが大龍寺の御朱印。

御朱印 大黒様-1

再度山大龍寺の七福神は大黒天さまなので、「神戸七福神めぐり」専用の御朱印帳にも大黒天さまのイラストが添えられています。どうか打ち出の小槌をたくさん振って下さい(笑)。

御朱印 大黒様-2

住職様が心を込めて書いて下さいました。字の大きさのバランスが非常に好みです。再度山大龍寺も紅葉のピークに合せてお参りする予定だったのですが、少しずれてしまいました。今年はなんだか紅葉のピークが分かりにくかったような気がします。大銀杏は見たかったなあ・・・。

いずれにせよ、これで「自転車で往く神戸七福神めぐり」も満願達成です!なんとか予定通り今年中に達成することが出来ました。ルートがどうなっているかとか駐輪出来る場所がちゃんとあるかなど不安もありましたが、大丈夫です!自転車でちゃんと巡ることが出来ます。もし気が向いたら挑戦してみてくださいな。何か目的を持ってサイクリングするのもいいものですよ!