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自転車で往く神戸七福神めぐり ⑤ 長寿の神様「寿老人」が祀られる有馬の「念仏寺」目指してサイクリング!

もうすぐ 10月だと言うのに、ちょっと涼しくなって来たかなと思いきや、また日中は 35℃を越えてきたりと、なかなか快適にサイクリングを楽しむことの出来る季節になりませんね・・・。

そうは言うものの、やや秋めいた天候になった日があったので、今年のテーマの一つにしている「神戸七福神めぐり」を進ませるべく、有馬温泉街にある「念仏寺」へ行ってみることにしました。、「念仏寺」には、七福神のうち不老長寿をもたらす「寿老人(じゅろうじん)」が祀られています。「神戸七福神めぐり」は、長田神社の「恵比須神」、生田神社の「弁財天」、湊川神社の「毘沙門天」、須磨寺の「福禄寿尊」と回ってきましたから、今回「寿老人」様をお詣りすればこれで 5箇所目となります。

櫨谷付近 ルートですが、今回は「神戸ワイナリー」手前の櫨谷まで行き、県道 52号線(小部明石線)を北上して「西下木津線」からそのまま六甲国際ゴルフ倶楽部横の峠を越えて ” BE KOBE ” モニュメントのある衝原湖 の方へ抜け、谷上から有馬街道を通って有馬温泉に向かうルートを採ることにします。

写真は田園風景広がる櫨谷周辺にて。北側もサイクリングするには気持ちの良い道ですが、結構飛ばし来る車が居るのでご注意を。

ヒガンバナ

数は少ないですが、彼岸花が咲いていました。今年は少な目なのでしょうか。

谷上駅 谷上駅へ到着。神戸市営地下鉄と神戸電鉄の駅になっていて、ここから一駅で三宮まで出ること可能です。春と秋の行楽シーズン限定のようですが、谷上駅からちょっと北の「こーひい屋」という所でレンタサイクルもしているそうです。クロスバイクの他に、電動自転車や子供用の自転車などもレンタルしているそうなので、ここから衝原湖の ” BE KOBE ” モニュメント方面へサイクリングしてみるのもよいかと。この辺りまではちょくちょく来ているので、わりと勝手知ったる道でした。
谷上から有馬までは「有馬街道」を利用しました。道幅が狭くて自転車では走り難いかも知れないなと思っていましたが、綺麗に整備されていますね。途中、「唐櫃 IC」近くにある「有馬口トンネル」だけは自転車通行不可なので、旧有馬街道の方へ迂回する必要があります。

■ 有馬温泉街へ到着!

「有馬口」まではアップダウンはあるものの神戸を走っていればよくある斜度なのでまあ問題ありませんでしたが、そこから温泉街までが結構キツかったです。斜度も最大で 12.3% と出ていましたが、それよりも道幅の狭さがイヤですね。登りで狭い道幅の上に温泉街へ向かう車も多く、おまけに側溝も口を開けていると、なかなか油断を許しません。

まあ リアビューレーダー を取り付けていたお陰で車が来るのは早くから分かりましたから、避けれそうな場所があれば早めに避けて先に行かせるなど出来ました。やはりリアビューレーダー、お勧めですヨ!

有馬-1

有馬温泉に到着。ここに来たのは一体何年ぶりだろう・・・。

有馬-2

なかなか気合いの入った外観をしているのは喫茶店のようです。中もかなりレトロな感じらしい。

有馬-3 有馬-4


どのみち急坂ですし、狭くて観光客が多く、とてもじゃないですが自転車に乗ったままではこれ以上進めないので、いい感じの ” 温泉街 ” という感じの、両側に日本家屋が建ち並ぶ坂道を自転車を押しながら登っていきます。風情があって大変よろしい。

金の湯

「金の湯」の前まで来ました。もう少し登っていくと「銀の湯」もあります。「銀の湯」は強炭酸泉なので無色透明のお湯ですが、「金の湯」の方は鉄を含んだナトリウム泉なので、入浴すると強烈に身体が鉄臭くなるのですよね(笑)。外にある「太閤の足湯」は空いていれば無料で入ることが出来ます。

有馬-5 有馬-6


まだもう少し登っていきます。やっぱり観光客多いな・・・。

有馬-7

有馬温泉と言うと「炭酸せんべい」が有名ですが、日本のサイダー発祥地とも言われているそうです。元々は神戸旧居留地で暮らしていた外国人向けのガス入りミネラルウォーターの製造から始まったのだとか。その後、香料と糖分を加えた所謂 ” サイダー ” が発売され、大人気になっていったそうです。

有馬-8 有馬-9


「金の湯」にも引かれている「金泉」の泉源がありました。

■ 長寿の神様「寿老人」が祀られる「念仏寺(摂取山)」へ

さて、ようやく「念仏寺」に到着と行きたかったのですが・・・。

温泉寺

間違えてちょっと手前にある「温泉寺(有馬山)」の方にお参りしていました。これも何かの縁!ということで、こちらでも手を合わさせて頂きます(笑)。「温泉寺」は、禅宗の一宗派の「黄檗宗」の寺院で、西暦 724年に行基が建立した、薬師如来を祀る有馬最古のお寺なのだそう。

温泉寺 鐘楼

こちらの「温泉寺」にはものすごく立派な鐘楼があります。こちらのお寺では事前に予約することで坐禅の体験や中国風精進料理(普茶料理:野菜類を主材料に用いて油を多く使うのが特徴の精進料理)を頂くことが出来るそうです。そして・・・。

念仏寺-1

念仏寺-2 念仏寺-3


ん、間違いありません。今度こそ「寿老人」が祀られる「念仏寺」です(笑)。本尊は阿弥陀如来立像、山号は「摂取山」です。看板に太閤秀吉の正室 ねね の別邸跡とありましたが、非常にこじんまりとしたお寺ですが、本堂は有馬温泉現存最古の建築物なのだとか。

念仏寺-4

境内の敷地がほとんど無く、門柱を抜けるとすぐに本堂があります。創建されたのは 1538年(天文 7年)。元々は谷之町というところにあったそうですが、1712年(正徳 2年)に今の場所に移転してきたそうです。御朱印が欲しい場合は、柱に備え付けられている呼び鈴を押すとお寺の方が出てきてくれます。

念仏寺-5

こちらは少年時代の法然上人像なのだそうです。

念仏寺-6

非常に雰囲気の良いお寺でした。七福神のうち長寿を授けてくださる「寿老人」が祀られているお堂は本堂の左手にあるのですが、なんと、写真を撮り忘れて来てしまいました (ノД`) またいつか伺うことがあれば改めて撮影させて頂こうと思います。。。勢至菩薩がインドからこの地にやって来た時に使ったと言われる「白い象」もあるのですが、こちらも撮り忘れ。。。

茶房 CITTA

この日は法務のためということで閉まっていましたが、「念仏寺」の隣には「茶房 CITTA」というカフェが併設されています。こちらで振る舞われる数量限定の無水カレーはなかなかの評判の模様。樹齢三百余年と言われるナツツバキ(沙羅双樹)や苔むした美しいお庭を眺めながら頂くことが出来るそうですよ。

極楽寺

この辺りは何故か狭い場所にお寺が密集しています。こちらは「極楽寺」。浄土宗のお寺で、火除け観音が祀られ、法然上人と善導大師の二祖対面図があるそうです。境内ではサルスベリが美しい花を咲かせていました。この前の坂をもう少し登っていくと「瑞宝寺公園」という紅葉の名所があるのですが、まだちょっと時期が早いですね。

栗ソフト 猫


お参りを済ませた後、少し有馬の温泉街を散策して「くりの里」というお店で「丹波栗ソフトクリーム」を頂きながら小休止。かわいい猫ちゃんが来たので写真を撮らせてもらおうとカメラを取り出したところ、気に入らなかったようですっかりそっぽを向かれてしまいました(苦笑)。

「念仏寺(摂取山)」 宗派:浄土宗 本尊:阿弥陀如来

   住所   : 兵庫県神戸市北区有馬町1641
   電話   : 078-904-0414
   拝観時間 : 9:00 ~ 17:00
   備考   : 拝観無料、駐車場無し


「念仏寺(摂取山)」は、神戸電鉄「有馬温泉駅」か、六甲有馬ロープウェー「有馬駅」から徒歩 10分程度の場所にあります。駐車場はありません。コインパーキングなら温泉街にいくつかありますが、「念仏寺」付近は非常に道幅が狭いので離れた場所で停めてきた方がいいでしょう。自転車で行く場合は(あまり居ない?)有馬口から有馬温泉の間で結構な坂と狭い道幅のわりにそこそこの交通量があるところを通ってくることになると思うので、充分に注意して走行してください。

御朱印もしっかり頂いてきました。

御朱印-温泉寺  御朱印-念仏寺


左が「温泉寺(有馬山)」、右が「念仏寺(摂取山)」のものです。

御朱印-寿老人


こちらは「神戸七福神めぐり」の「寿老人(じゅろうじん)」の御朱印。「神戸七福神めぐり」には専用の御朱印帳が用意されていて、それぞれの神様のイラストが添えられています。有馬温泉だからなのか足湯に入ってらっしゃいますね(笑)。「寿老人」は、モデルになった人物が 1,000歳や 1,500歳だったという言い伝えがあるようで、このことから長寿をもたらす神様とされているのだとか。

須磨寺の「福禄寿」も長寿延命を司る神様ですが、長い頭に大きな耳たぶ、長いあごひげを持っているのが特徴で、鶴を従えています。「寿老人」の方は鹿を連れて手には桃を持っているなど外見で見分けることが可能で、この 2人の神様は七福神の中で対として考えられているそうです。

衝原湖付近

衝原湖近くのローソンまで帰ってきました。もともとの予定ではこのまま衝原湖の ” BE KOBE ” モニュメントを見て神出山田自転車道沿いに押部谷をぐるっと回って帰ってくる予定でしたが、思っていたより時間が押してしまったので、このまま来た道を帰ることにします。ここからまだ 2つ峠を越えて帰らねばなりません。六甲国際ゴルフ倶楽部横の坂はこちらから登るとかなりキツい・・・。

走行ルート


この日の獲得標高は 1,104m。自己記録更新となりました。まあ遅いんですけどね(笑)。これで「自転車で回る神戸七福神巡り」も、残すは再度山の「大龍寺」と摩耶山の「天上寺」のみとなりました。どちらも山の上ですが、せっかくなので紅葉を楽しみつつお参りしようと思います。