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HDDデュプリケーター「ELECOM LGB-2BDPU3ES」を使ってみました

PC の自作などをしていると内部の HDD を交換する事はままあることなのですが、交換後の新しい HDD にデータを移したり HDD の初期不良チェックを行ったりする際に簡単に着脱できる外付けの機器が 1台欲しいなとずっと思っていました。そこで、エレコムから出ているエラースキップ搭載の 2ベイ デュプリケーター「 LGB-2BDPU3ES」 を購入してみることにしました。

■ 「デュプリケーター」とはなんぞや

「デュプリケーター(duplicater)」とは、要は「複製を作る機械」です。音楽 CD や DVD、Blu-ray Disk用のデュプリケーターも存在しており、編集やチェックの為に多数のスタッフに配る必要のある製作の現場や、自費出版で音楽やゲームを作成している方々が大量にコピーを取ってイベントなどで販売したりといった用途に使われているようです。

今回取り上げる「HDDデュプリケーター」は、丸ごとコピーしたい HDD や SSD をコピー元とし、コピー先として空の HDD や SSD をセットしてクローンボタンを押すだけで PC を使わなくても簡単に複製を行うことができる機器です。最近の HDD は大容量化が進んでおり、8TB や 10TB ともなるとコピーするだけでも膨大な時間がかかるようになっているので PC を介さずにこうした単体で動作可能な機器は 1台あるとなかなかに便利なものです。


■ 「ELECOM LGB-2BDPU3ES」と「Logitec LHR-2BDPU3ES」

本機はエラースキップ機能が搭載されている為に不良セクタが生じている HDD であってもエラー箇所をスキップして強制的にコピーを行うことが可能との事で、死にかけの HDD に対しても負担を最小限にしてデータ救出を試みることができる可能性があります。もちろん複製している最中に不具合のある HDD が完全死亡してしまう恐れはあるわけですが・・・。この他にも単純に USB 3.1 の外付け HDD として使用することもできます。データーのバックアップを取る為に一時的に外付け HDD として使用したり、取り外して置いておいた HDD の中身を確認したいという場合にも便利です。

LGB-2BDPU3ES 外箱 エレコムからは「LGB-2BDPU3ES」 、Logitec からは「LHR-2BDPU3ES」 という一見別の機種が発売されていますが、この 2つは販売チャネルが違うだけで全く同じもので、エレコムが Logitec に ODM生産を委託しているだけです。説明書も共通化されていて両方の型番が書かれています。本体はほぼプラスチック製で非常に軽いのですが、HDD を取り付けると重みでさほど動かなくなります。(SSD の場合は軽いので動くでしょう。)
LGB-2BDPU3ES 付属品 付属品は ACアダプタと USB3.1 Gen.1 のケーブルだけです。付属の ACアダプタは 12V・3A のものでしたが、正直言ってかなり邪魔になる大きさです。また、USBケーブルもかなり太くて固いので取り回しは非常によろしくないです。サポートソフトとして「Logitecテータイレイサ」という HDD の完全消去ツールと「Logitecフォルダミラーリングツール」というフォルダ単位でミラーリングを行うためのツールをダウンロードすることができます。(ダウンロードにはシリアルナンバーの入力が必要。)

LGB-2BDPU3ES 使用中 上の写真が 2.5inch の HDD、下の写真が 3.5inch のHDD を差してみた様子です。2.5inch の方は 3.5inch のカバーの一部が折れ曲がるようになっていてある程度は SATAコネクタ部分への埃の侵入を防いでくれるようにはなっています。デュプリケーターとして使用する際は上(A)にコピー元、下(B)にコピー先の HDD や SSD を差し込みます。A→B の 1方向にしかコピーできませんのでコピー元を消してしまうことの無いようにだけは要注意です。また、コピー先はコピー元のハードディスク以上の容量が無いと複製はできません。100% のランプが青色に点灯するまで「CLONE」ボタンを押し続け、消灯する前に素早くもう一度「CLONE」ボタンを押すと複製が始まり、左のインジケーターLED が 25%~100% へと進捗に併せて点灯していきます。尚、コピー元のハードディスクに不良セクタがあってスキップ機能が働いた場合には、25% のランプが早い点滅になって教えてくれるようです。
とりあえずは手持ちの古い HDD を整理して破棄するのに使うつもりですが、デュプリケート機能に関してはそのうち機会が出来ればしっかりと試してみようと思います。

※ 追記 ※


付属ソフトウェアの「Logitecテータイレイサ」を使ってみました。このソフトウェアのバージョン履歴には Windows 7 までしか対応情報がありませんでしたが、インストール・使用ともに Windows 10 でも問題は無いようです。完全消去する前に何度も確認画面が出るので間違って操作してしまうという心配はあまりないでしょう。2.5inch/160GB/5400rpmのHDD を消去してみましたが、およそ 2.5時間ほどかかりました。説明書には 1TB の HDD を完全消去するのに 35時間ほどかかるとあり、消去作業中は PC の電源を落とせないらしいのでそれなりの覚悟(?)は必要なようです。単体でクローンを行えるくらいの力はあるのですから、このデュプリケーター単体にハードディスクの完全消去機能も持たせて欲しかったところです。