カメラバッグに入れて持ち運ぶ場合は内部のクッション材などでカメラやレンズがしっかり保護されるのですが、手持ちのリュックなどに入れて軽い登山などに出掛けることもあるかと思います。そんな時にレンズ毎カメラを包んで小傷などから保護してくれるカメラ用のラッピングクロスを買ってみました。
ソニー純正のラッピングクロスは以下の 2つの製品が販売されています。
型番 | 希望小売価格(税込) | サイズ | 色 |
---|---|---|---|
LCS-WR1AM | 2,211円 | 50cmx50cm | 黒、茶 (※)、白 (※) |
LCS-WR2AM | 1,760円 | 35cmx35cm | 黒、茶、赤 (※)、桃 (※)、白 (※) |
(※印の色は既に生産完了)
たいした価格差でもないので、購入するのであれば 50cm 四方の「LCS-WR1AM」をお勧めします。余った布はグルグル巻けばいいだけですが、小さいとどうしようもありませんからね。
厚手の生地で出来ていて、レンズを着けたままカメラ毎包んで端っこに付いているゴムバンドで留めるだけの非常に簡単な製品です。
生地の内側はポリエステルスエード地、外側はポリエステルパイル地仕様となっています。内側の生地の手触りは非常に滑らかですが、レンズ用のクリーニングクロスとしては使わないでくれとの注意書きがあるので、レンズを拭くのはやめておいた方がいいでしょう。細かな傷を付けてしまう恐れがあります。
50cm 四方と言われても実際にどれくらいの大きさなのか分かりにくいんじゃないかと思います。そこで、タムロンの 「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」(「こちら」でレビューしてます)を α 6400 に取り付けた状態で包んでみることにしましょう。今年の 1月に発売されたばかりの APS-Cカメラ用の非常に便利なズームレンズです。このレンズを着けた状態でレンズキャップからカメラのアイカップ先端までの長さはだいたい 19cm 程です。これ以上の長さになってくると包むのは難しそうですね。
広げたラッピングクロスの対角線上 1/4 くらいのところにカメラを置き、後ろ→左→右→正面という感じで包んでいきます。ラッピングクロスを広げる時にゴムバンドは手前側になるようにしておいて下さい。最後にゴムバンドを引っ張りながら後ろからぐるっと回してレンズ鏡筒に引っかければOKです。
落としたりした際の耐衝撃性を期待できるようなものではありませんが、ちょっと鞄に入れて持ち歩いたりするにはちょうどいい感じです。ストラップで首からぶら下げている場合も隙間からストラップは出せますので裸でぶら下げているよりは安心できるでしょう。価格も手頃なので 1枚持っていてもいいんじゃないかと思います。交換レンズを包んでおくのにも良さそうです。