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もっと早く買えば良かった!「ENGINEER」の「ハンダ吸取器 SS-02」を買ってみた!

半田吸取線 電子工作をしたり修理したりする際には、基板に取り付けたパーツを外したり交換したりするために古いハンダを除去しなければならない時があります。

これまでは右の様な「ハンダ吸取線」という、銅線を編み込んでフラックスを浸透させたものを使っていました。
使い方は単純で、ハンダごてで溶かしたハンダにこの「ハンダ吸取線」を押し当てれば毛細管現象でハンダが基板から吸取線の方に吸い上げられて除去することが出来るというものです。


足の数が少ない電解コンデンサーや、トランジスタ程度のものならこれでもたいした手間も掛けずにハンダを除去して取り外すことが出来るのですが、パーツの固定強度を上げるために基板のスルーホールに足を通した上で折り曲げた上でハンダづけされていたりするパーツだとかなり苦労する羽目になります。

先日、マウスの反応の悪くなってしまったホイールを修理しようとロータリーエンコーダーを外そうとした際に、手間取って時間を掛けすぎて基板のパターンを剥離させてしまいました。時間をかけちゃいけないとは思っていたのですが、足が何本もあるうえに曲げたツメが基板にハンダ付けされていました。

「ハンダ吸取器」なるものがあることはずっと前から知ってはいたのですが、本当に効果があるのか?すぐ詰まって使えなくなるんじゃ無いの?と疑っていたのでこれまで手を出していませんでした。ただ、今回のようなこともあるので、一度試しておくかと購入してみることにした次第です。

半田吸取器-1


どうせ使うだろうということで、交換用のシリコンチューブがセットのものを購入。

説明書-1説明書-2説明書-3

この手の製品はパッケージ裏の説明の他にもメーカーの HP に行けばだいたい PDF でマニュアルをダウンロード出来るようになっていたりするのですが、この半田吸取器については残念ながらそういったものは用意されていないようでした。使い方のほかに分解清掃方法なんかも書かれていたので、無くしてしまわないよう画像として残しておくことにします。

半田吸取器-4

予備チューブ入りのセットを買ったのですが、なんと最初から 1本付いていました。合計 3本はさすがに使い切るのにいつまでかかることやら(苦笑)。

半田吸取器-7半田吸取器-8

先程の予備のチューブは適当な長さに切ってハンダ吸取器の先端に取り付けます(これは最初から取り付けられていたもの)。チューブはかなり短くていいらしい。ある程度の耐熱性があるので、コテ先が当たっても溶けたりはしないそうです。

半田吸取器-5半田吸取器-6

シリンダーのピストンを押し込むとカチッと音がして固定されます。リリースボタンを押下することでキュポンと一気に吸引するようになっているようですね。

半田吸取器-7

使い方は簡単!取り外したいパーツの半田を溶かしておき、半田吸取器の先端を押し当てて先程のリリースボタンを押下するだけです。先っちょがシリコンチューブになっているのはより密着させてハンダを吸い取りやすくするためらしい。

半田吸取器-10

面白いのは吸い取った半田カスはもう一度ピストンを押し込むとニュッと排出されてくる点。中で詰まってしまったりしないのかと思っていましたが、上手いこと出来ているものです。吸い込まれた半田カスは中で発泡のような状態になるのか、スカスカで独特の触感を持つ棒状の物体として排出されてきました。

半田吸取器-8半田吸取器-9

1回で半田が除去出来ない時は溶かして吸い取ってを繰り返すことで綺麗に取り去ることが出来ました。スルーホールの中の半田まで綺麗に取ることが可能です。かなり短い時間で作業出来るので、これなら基板のパターンを痛めてしまうリスクも減らせるでしょう。

バネの反発力で吸い上げるだけの単純な構造ですが、ほんとよく考えられていますね。今回は練習のために要らない基板で試しましたが、これならすぐに実戦投入しても問題無さそうです。そうそう壊れることは無いでしょうし、電子工作や基板修理を行うことのある方ははやはり 1つ持っておいた方が良いでしょう。いやほんと。もっと早くに買っておけば良かった(苦笑)。