(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。


▼ 当ブログはアフィリエイトサービスを利用しており、リンクにはプロモーションが含まれます ▼
当ブログではアフィリエイト広告により得た収益をブログの運営・維持に充てさせて頂いております。提携しております ASP につきましては「プライバシーポリシー」よりご確認下さい。
尚、企業様より商品またはサービスの提供を受けて掲載した記事につきましては、別途「PR・プロモーション」カテゴリに分類し、記事冒頭にその旨を分かりやすく記載するよう心掛けております。
当ブログ記事の記載内容や広告の掲載方法に関するご指摘がございましたら「こちらのフォーム」よりお問い合わせ下さい。

自転車で往く神戸七福神めぐり ④ 源平ゆかりの古刹「大本山 須磨寺」探訪!

今年の密かな目標の 1つに「自転車で ” 神戸七福神 ” を巡る」ことを設定しています。ただ、ここしばらくは余りの暑さに山間部へ自転車で出掛ける気には中々なれず中断していたのですが、ようやく少し涼しくなる気配も出てきましたので、そろそろ再開することにします。

ということで、先日所用で出掛けた際に、JR須磨駅の北にある「須磨寺」の参拝を済ませておくこととしました。久々に FX 3 Disc でのサイクリングです。こっちもたまには乗ってあげないといけませんしね。

「須磨寺」は、「源平ゆかりの名刹」として知られる真言宗須磨寺派の本山ですが、先進的なんだか庶民的なんだか、一風変わったお寺としても有名です。なんと寺務長自ら「小池陽人の随想録」のチャンネル名で約 6万人の登録者を持つ YouTubeチャンネルまで開設されているんですよ(笑)。

「須磨寺」は、仁和二年(西暦 886年)に光孝天皇の勅命を受けた聞鏡上人が恵偈山北峰寺に安置されていた聖観世音菩薩像を遷し、本尊として奉祀したのが始まりとされているそうです。正式名は上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)。平敦盛遺愛の「青葉の笛」や「弁慶の鐘」「敦盛首塚」「義経腰掛の松」など多数の重宝や史跡があり、古来より源平の浪漫を偲んで訪れる文人墨客も多く、境内のあちこちに句碑や歌碑が点在している歴史・文化的価値の高いお寺です。

境内はかなりの広さがあり、高低差も少なからずあるため「奥の院」の方までゆっくり回ろうとすると 2時間くらい掛かるかも知れません。大変見所の多いお寺なので、是非ゆっくり見て回って下さい。それでは仁王門の方から順に巡ってみることとしましょう。

須磨寺-1

須磨寺-2 仁王門

須磨寺-3 須磨寺-4


「龍華橋」を渡って「仁王門」へ。湛慶の作と伝えられる仁王力士像が迎えてくれます。

須磨寺-5

「暁や 白帆過ぎ行く 蚊帳の外」と刻まれた正岡子規の句碑。境内にはこのような俳人・歌人の句碑・歌碑が点在しています。与謝蕪村や松尾芭蕉、陳舜臣のものも。

須磨寺-6

須磨寺-7

須磨寺-9 源平の庭

こちらは「源平の庭」。源平天下分け目の合戦とされる「一ノ谷の戦い」で海上へ馬を乗り入れて沖へ逃れようとする平敦盛を熊谷直美が呼び返して一騎打ちに持ち込んだ場面が再現された庭です。

須磨寺-10

こちらは「わらべじぞう」。1人1人違ったポーズをしています。

須磨寺-8 唐門

階段を上って「唐門」へ。御朱印などを頂くことの出来る寺務所はこの門を潜ってすぐ左手にあります。

須磨寺-11 写経輪堂 須磨寺-12 弁慶の鐘


左はお堂全体がくるくる回る「写経輪堂」。中には奉納された写経が納められていて、ぐるりと 1周させれば 1回写経したのと同じ功徳を頂くことが出来るのだとか。鐘は自由につくことが出来ます、

須磨寺-13 七福神 福禄寿尊

須磨寺は、神戸七福神霊場の 1つ。「福禄寿尊」は「撫で仏」として親しまれており、頭を撫でればボケ封じ、身体を撫でればガン封じの御利益を得ることが出来るそう。

須磨寺-14 護摩堂

不動明王・摩利支天・神変大菩薩が祀られている「護摩堂」。

須磨寺-15 本堂

現在の本堂は、慶長七年(西暦 1602年)に豊臣秀頼が再建したものです。但し、内陣の宮殿は応安元年(西暦 1368年)建造とのことで、重要文化財として扱われています。

須磨寺-16 寺務所 須磨寺-18 悟空


寺務所の前には孫悟空?!御朱印はこちらで頂くことが出来ます。

須磨寺-19 大師堂

須磨寺-20

こちらは「大師堂」。宗祖弘法大師空海ならびに真言八祖が祀られています。

須磨寺-21 三重塔1 須磨寺-22 三重塔2


非常に美しい「三重塔」は昭和 59年に再建されたもの(旧塔は 400年前の文禄大地震で倒壊)。手前は平清盛が創建したとされる「出世稲荷」です。「三重塔」は室町時代様式を基調としていて、内部には大日如来が祀られています。

須磨寺-23

須磨寺-24

一際異彩を放っているこちらの像はそれもそのはず、先代の管長が東南アジアで買い付けてきたものらしい。言われてみれば確かに東南アジアっぽいですが、魔除けなんですかね(笑)。

須磨寺-25 六地蔵

須磨寺-26

笛を持っているのでこちらは平敦盛公かなと思っていましたが、金太郎の「金」、浦島太郎の「浦」、敦盛の「敦」から取って「きんぽとん童子」と言うそうで、「金太郎のように健康で、浦島太郎のように夢を持って、敦盛のように心優しく音楽を愛してほしい」との願いが込められた須磨寺オリジナルの子供のための仏さまなのだそうです。

須磨寺-27

ほかにも見所はたくさんあるのですが、私が参拝したのが 16時過ぎだったため、閉門まであまり時間が無く今回はここまで。またいずれゆっくりとほかのところも見て回りたいと思います。

須磨寺 御朱印 七福神 福禄寿尊御朱印


御朱印を頂いてきました。左が須磨寺の代表的な御朱印、右が神戸七福神の御朱印です。須磨寺では福禄寿尊(ふくろくじゅそん)の御朱印を頂くことができます。須磨寺では、新西国霊場、十八本山霊場、神仏霊場など、常時 8種類の御朱印が準備されていて、他に御詠歌が記されるものや、「一ノ谷の戦い」の様を描いた切り絵御朱印もあるようですよ。

■ アクセス

アクセスですが、駅からは少し離れた場所にあるため、最初はちょっと分かりにくいかも知れません。

「須磨寺(上野山福祥寺)」

   住所   : 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4丁目6-8
   電話   : 078-731-0416
   拝観時間 : 8:30 ~ 17:00
   備考   : 拝観無料、駐車場 30台

大型バスも駐車可能な参拝者用無料駐車場がありますが、本堂より北の奥の院方面、県道 21号線(神明道路)沿いにあります。「須磨離宮公園」を目印にすると良いでしょう。

電車を利用する場合は、JR「須磨駅」か、山陽・阪神「須磨寺駅」で下車。以前は狭い割に交通量のある道路沿いを上がっていかなければなりませんでしたが、今は道路が拡張されて歩道も綺麗に整備されているのでかなり歩きやすくなりました。側には昔ながらの「須磨寺商店街」もあるので、参拝を終えてから御茶をしたり大福を買って帰るのもよいかと。


「長田神社」「生田神社」「湊川神社」の「神戸三社参り」に続いて「須磨寺」を参拝することが出来ました。これで今年のテーマ(?)にしている「自転車で回る神戸七福神巡り」も、残すは「大龍寺」「天上寺」「念仏寺」の 3つとなりました。再度山は何度か自転車で行っているので「大龍寺」もなんとか行けるでしょう。有馬の「念仏寺」へは衝原湖から有馬街道でアクセスすればまあ体力的にも問題無いかな。問題はやはり摩耶山の「天上寺」ですかね・・・。もう少し涼しくなって紅葉が見頃を迎えた頃にチャレンジしてみる予定です。ルートもしっかり確認しとかなくちゃ。