高砂・姫路方面にサイクリングに行く際にずっと気になっているラーメン屋さんがありました。ただ、そこはランチ営業しかしておらず、14時半には閉まってしまうので、なかなか営業している時間に間に合わなかったのですよね・・・。何度かトライもしてみたのですが、途中に寄り道をしたりしてしまうせいでいつも営業が終わるころに到着・・・というような感じになっていました。
家をもっと早く出ればいいじゃ無いか?ええ、ご尤も!その通りなんですが、いつも朝方はグズグズして出発が遅くなり、間に合うか間に合わないか、微妙な時間帯になってしまうのですよね(苦笑)。
とは言え、やはり一度は食べてみたい!ということで、なんとか気合いで準備を整えて加古川を渡った先の高砂市にある「尾道ラーメン 宝竜」を目指して出掛けてみることにしました。そう、高砂で ” 尾道ラーメン ” が食べられるのですよ!(実は「尾道ラーメン」って食べたことなかったのです。)
いつも一息入れる「大蔵海岸」。明石海峡大橋は何度見ても飽きません。ここから魚住辺りまではだいたい往路のルートは確定しました。海岸沿いに続く「浜の散歩道」を使います。明石から西明石に掛けての JR の操車場がある辺りのややこしい所を通らなくて済みますし、何より信号が無く、車の心配をする必要もありません。歩行者やランナーも居るのでスピードはあまり出せませんけどね。
紫陽花で有名な「住吉神社(魚住住吉神社)」を過ぎ、瀬戸川を越えて更に浜沿いの道を進みます。営業時間の関係で往きはあまり時間的余裕が無いのですが、今回はどうしても一箇所寄って写真を撮っておきたい場所がありました。
ジャン!石垣ならぬ ” 瓦垣 ” です。石垣と建物の間にあるの、全部 ” 瓦 ” なんですよ!
最近では耐震性の問題から本格的な瓦葺きの屋根の建物の少なくなってしまいましたが、明石ではかつて瓦の生産が盛んだったのだそうです。ここでその瓦を作っていたのかは知る由もありませんが、それにしてもなんで瓦で垣を作ろうと思ったのでしょうね。コンクリで固めてはありますが、強度的に有利だとはとても思えない・・・。
” 瓦垣 ” は 90m ほどに渡って続いています。場所は「西岡海浜公園」のすぐ北側。公園と言ってもトイレも無ければ自販機も無く、場所が場所なだけに訪れる人も少ない穴場の撮影スポットです。他では無い光景だと思うので、興味のある方は観に行ってみてくださいな。
■ 高砂の「尾道ラーメン 宝竜」に到着!
またこんな寄り道してるから時間が押してしまいました(笑)。時間短縮のため少し北上して明姫幹線(国道 250線)で一気に高砂まで行くことにします。でもまあこういう時に限って信号によく引っかかるんですよね(笑)。
播州大橋を渡って漕ぐことしばし、ようやく看板が見えました。
「尾道ラーメン 宝竜」
住所 : 兵庫県高砂市竜山1丁目300-3
電話 : 079-447-8866(予約不可)
営業時間 : 11:00 ~ 14:00(平日)、11:00 ~ 14:30(土日祝日)
定休日 : 月曜日、第 3火曜日
席数 : カウンター 7席、テーブル 2卓、座敷 4卓
駐車場 : 普通車 5台分程度?
備考 : 全席禁煙、現金決済のみ
明姫幹線(国道 250線)沿いに大きな看板が出ているので場所はすぐ分かると思います。この日は土曜日だったのですが、なんとか 14時少し前に入店することが出来ました。中に入るのは初めてですが、ここの駐車場の自販機のコーラーには夏場になんどか助けられています(笑)。
30年以上前からここで営業されているようです。ランチ営業だけの短い営業時間でも続いているのは結構凄いことなんじゃないでしょうか?以前は夜もやっていたようですけどね。自転車、バイクはお店の左手に駐輪スペースがあります(さすがにバイクラックなどはありませんが)。
こうして見ると狭そうですが、実は L字型の客席配置になっていて、奥にお座敷とテーブル席もあるようです。内装の壁紙には年期を感じるものの、よく掃除されています。接客も非常に気持ちいい!
ラーメンもこの頃は結構高くなってきましたが、こちらのお値段は標準的?
今回は「尾道チャーシューラーメン」を濃い口で頂くことにします。
麺は細めの平麺、チャーシューは厚切りで脂身が少なく歯ごたえのあるタイプです。チャーシュー自体の味は薄めですが、魚介と鶏がベースになった濃い口のスープと一緒に口に含むと美味い!麺とスープもよく絡みます。チャーシュー以外のトッピングはシンプルにメンマとネギのみ。
スープにたくさん浮いている白い粒々は背脂のミンチで、尾道ラーメンに特有のものなのだとか。脂と言ってもしつこさとかは全く無く、麺と一緒に食べるとまろやかになってこれまた美味い!スープの最後まで完食です。メニューに大盛りは麺・スープ共に 2倍と書かれていたので怯んで並にしたのですが、このお味ならペロッといけてしまいそうですね。
本場の「尾道ラーメン」はまだ一度も食べたことが無いのですが、こうなるとやはり試してみたくなりますね。徳島と淡路島を結ぶ大鳴門橋を自転車で渡れるようになったら(2028年開通予定)何日か掛けて「セトイチ」に挑戦してみたいと思っているので、その時の楽しみに取っておくことにします。
■ 加古川の河川敷に降りてみた
お腹も満たされたので少し探索しながら帰ることにします。そう言えば加古川沿いは何度か走っているもののまだ河川敷には降りたことは無かったので、播州大橋の根元からちょっと降りてみることに。
「高砂河川公園」という場所のようです。北側には山陽新幹線、南には山陽電鉄本線が通っていて、どちらも割と頻繁に行き来があるので電車好きの子供なんかを連れてくるにはいい場所でしょうね。
左はムラサキツメクサ、右はノラニンジンでしょうか。小鳥の声もよく聞こえて来るのですが、茂みの中に居るのか全く姿は見えませんでした。
こちらは JR九州の N700系新幹線「さくら」のようです。
山陽電車の 3000系。先頭の「3608」は 1968年に製造されてリニューアル工事が施されたものらしい。
こちらは阪神電車の 8000系の車両のようです。というか、私、阪神電車に梅田~姫路の直通便があるのは知りませんでした。非常に気持ちが良かったので結局 1時間ほどのんびりしてしまいました。ちょっと距離がありますが、ここまでチェアリングセットを持ってくるのもいいかも知れませんね。
二見漁港まで帰ってきました。
アオサギが何か狙っています(トリミングしてます)。ブログを書くために調べていて知ったのですが、アオサギってペリカン目だったのですね。なんかちょっと意外。
日が暮れる前になんとか舞子公園まで戻って来れました。
普段は行きと帰りで違うルートを取ることが多いのですが、姫路・高砂方面から帰ってくる時に海沿いの道を通ったことが無かったので今回は同じルートで帰ってきました。まあ「浜の散歩道」の辺りは日が暮れるとほとんど真っ暗になってしまうので夜間はあまり走らない方が良さそうですが・・・。「ラーメンを食べに行く」、ただこれだけを目的にしたライドもいいものですね。
舞子と垂水の間にあった「マリンピア神戸」は絶賛リニューアル工事中ですが、建物はほぼ出来上がってきました。再オープンも今年の 11月に決まった そうです(日にちはまだ未定)。
入居する予定の 150店舗のうち 127店舗についても先日発表があり、私が使っていた mont-bell や ASICS の店舗も戻ってくることが決まったようで何より。でもまた渋滞が酷くなりそうですね。