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東プレ製高級キーボード REALFORCE 108UG-HiPro(ジャストシステムコラボモデル)をレビュー

キーボードはもう長いこと東プレの Realforce 108UH(SA0100/白)を使っていす。2009年5月に購入して以来、一度分解してキーキャップを洗ったり内部を掃除したりしただけで、普段は隙間から掃除機で吸ったり拭き掃除をしたりするくらいしか手入れをしていませんでしたが、今でも快適に使用することができており故障する気配すらありません。

それまではマイクロソフトのエルゴノミクスデザインだかなんだか無駄に大きいもの(はっきり言って使いにくかったです)や FILCO の Majestouch、安い Bluetooth のものなど色々なキーボードを使っていました。Realforce 以外では Majestouch の打ち心地は確かに良かったのですが、メカニカルスイッチ方式の宿命とも言えるチャタリングに悩まされた過去があり、購入時には少々費用が嵩みますがやはり静電容量無接点方式のものが結局のところ長く使うことが出来て安上がりなのではないかと感じています。

ただ、EIZO の L567 が寿命を迎えて EV2736 に買い換えたり(L567 は 2003年製。こちらも 13年近くもよく頑張った!)PCケースを Nanoxia の黒い Deep Silence 1 に新調したりと、だんだん PC周りに黒基調の機器が増えてきたこともあってキーボードもそろそろ黒系統のものが欲しいなと思っていた所でした。数値入力をよく使うので個人的にはテンキーは必須です。

そんな折りにふと目に留まったのが Just My Shop で販売されていた、【東プレ REALFORCE108UG-HiPro-JS Limited】というモデル。見つけた当初はさすがにちょっと高すぎると思って全く買う気はなかったのですが、「限定モデル」や「売り切れ間近」などの文字が気になって何度も見ているうちにだんだん欲しくなってきてしまい、気がついたらポチっていました(苦笑)。まあ余程のこと(ジュースを上からこぼしたりとか)でもない限り壊れる心配が無いので長く使えますし・・・。

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東プレのキーボードを買ったことのある人にはお馴染みですが、相変わらずとても高級キーボードとは思えない化粧っ気のない外箱です。まさに実用性重視な感じ。赤い Escキーがアクセントになっています。

f:id:Vulpes-ferrilata:20191231192029j:plain:w250,right キーの押下荷重は全て 45gで統一されたモデルです。キーの文字は昇華印刷されているのでこれまで使っていた Realforce 108UH と同様長年使っても消える心配はまずありません。「東プレ(旧社名:東京プレス工業)」という社名の通り内部にはプレス抜きされた鉄板が入っているので 1.4kg とずっしりしています。 東プレの「静電容量無接点方式」を採用したキースイッチは銀行の ATM などに採用されているというのは有名な話。原理的に「チャタリング」が起きる心配がないというのが大きな理由でしょうね。金額入力時にチャタリングとかほんとシャレになりませんから。
底面の品番シールには MADE IN JAPAN が輝いていました。Realforce シリーズのキーボードは東プレの相模原工場で作っているのだとか。


f:id:Vulpes-ferrilata:20191231144513j:plain:w250,left 交換用のキートップが 5個と引き抜き工具が付属していました。実はこれが購入の大きな動機の一つだったりもします。(オマケに釣られるとは我ながら単純ですね・・・。)

東プレのキートップは裏がやや特殊な形状になっていて市販されている Cherry社の MX軸互換のものは使えないのですよね。
ただ、この付属していた引き抜き工具は滑りやすくてあまり使い勝手がいいとはいえませんでした。実はキーを交換しようとしてつるっとやってしまい、外したキーキャップに少し傷を付けてしまいました。買ったばかりなのに・・・ううっ・・・。Amazon などで売られている FILCO の引抜工具 などの方が使い勝手はいいと思います。

108UG-HiPro

108UH

キートップを交換して今まで使っていた Realforce 108UH と比べてみました。写真では点灯していませんが 108UG-HiPro のインジケーターLED も青色です。108UG-HiPro のキートップには窪みがあってキーを打つときに指に吸い付いてくるような独特の打鍵感があります。反面、窪みがあるぶん爪が伸びていると引っかかったりすることもあるので、まめに爪は切っておいた方がよさそうです。また、多くのキーボードでは「F」と「J」のキーに小さなポジション確認用の突起が付いていますが、ハイプロモデルでは付いていませんのでやや慣れが必要な部分もあるかも知れません。この辺りの独特な部分が合わない方もいると思いますので、可能であれば店頭などで一度触ってみてから購入するか決めることをお勧めします。打鍵音はカチャカチャと割と大きめな音がするので夜だとちょっと気になるかも。

Realforce108UH の方はさすがに経年劣化で少し黄ばみが生じて来てはいますが、新品を横に並べでもしない限り気になるほどでもなさそうです。静電容量無接点方式のスイッチ構造のおかげで購入してから年数が経っているにも関わらずチャタリングなどの不具合が一切起きていないのはさすが東プレといったところです。昇華印刷されたキートップの文字も薄れることなくくっきりしたままの状態です。

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キーボードを入れ替えたついでに 108UH を久しぶりに分解清掃してみました。なにぶん購入から年数が経っているので鉄板の所々に錆が出てきてしまっています。見ての通りベース部分が厚さ 1mm 程度の非常にしっかりした鉄板でできています。この辺の質実剛健といった感じの作りはやはり自動車プレス部品加工業を主業とする東プレならではという印象を受けました。
以前に分解した時は基板も外して掃除しようとしたのですが、キーの1つ1つに入っているコイルスプリングをぶちまけてしまって元に戻すのにかなり苦労しました。スイッチ部分には物理的な接点もないですし、基板を外したところでたいした意味は無いと思いますので、掃除する場合は外装を外してキーを引き抜いて洗ったり内部を綿棒などを使って掃除する程度にしておくことをお勧めします(苦笑)。外装自体は裏にある爪をマイナスドライバーなどで外してやれば簡単に外すことが出来るのでメンテナンス性は非常に良好でした。