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EVGA GeForce GTX 1070 SC へのサーマルパッドと PowerLink の取り付け

EVGA へ申請していたサーマルパッドキットと PowerLink の両方がようやく揃ったので 4日の昼に早速取り付けてみました。

■ サーマルパッドの貼り付け

必要な工具はプラスドライバーくらいですが、ネジが小さめなので精密ドライバーを用意しておくとよいでしょう。LED のコネクタを外すときだけは先の長いマイナスドライバーがあると便利かも知れません。私はラジオペンチでやってしまいましたが・・・。基盤上にはチップコンデンサなど小さな部品がたくさん取り付けられていますのでドライバーの空振りなどで基盤にダメージを与えないようにだけは気をつけてください。

取り付けマニュアルはこちら。


英語のみなので一応日本語で手順を書いておきます。併せて読んで頂けたら幸いです。

基板を裏返したら緑の〇印を付けたネジを全て外します。これでバックプレートが外れるようになります。バリエーションで「Black Edition」というのがありますが、このバックプレートを外してクーラーの材質を変えたもののようです。ブラケットは外す必要ありません。

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バックプレートを外した所です。バックプレートに隠されていた残りの緑〇印のネジを外した後、赤〇印のスプリングの付いたネジを全て外すといよいよクーラー本体が外せるようになります。マニュアルでは橙〇印のネジは外さないようにと書かれていますが、入出力部のブラケットを固定しているだけなので外してしまっても問題はないとは思います。

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クーラーを外す前に LED と FAN のコネクタを外す必要があるのですが、SCモデル(Black Edition も)の LEDコネクタを外すのはちょっと苦労しました。堅く嵌まっている上に取っ掛かりににできそうな部位が奥まった所にあって作業しにくいです。結局私はラジオペンチで挟んで少しずつ外しました。FTW の方は割と作業しやすい場所にあるようです。ラジオペンチなどを使う場合は力を入れすぎてコネクタを破損させないようにご注意を。

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こちらは FAN のコネクタですが、LED のコネクタと違ってすんなりと外すことができました。LED のコネクタを外すところが今回の作業の一番の難所かも知れません。また、いずれのコネクタも外すときにリード線を持って引っ張るようなことはしないよう気をつけてください。断線して結局 RMA送りになってしまう恐れがあります。

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クーラーを外したところです。改めてしっかり作り込まれているなと思います。PXOC で回せばGPUコアはかなり冷えますし、やはりクーラーとしての性能自体はいいんですよね。最初から VRM部の温度にももっと気を配っていればこのような問題にはならなかったでしょうに。

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クーラーとミドルプレートを外した基板です。この後 GPU に残っているグリスをきれいに拭き取り、いよいよサーマルパッドの貼り付けに入っていきます。

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ミドルプレートを裏返して元々取り付けられている赤枠で囲った部分の VRAM用サーマルパッドを取り外し、軽くクリーニングしておきます。パンなどを買うとついてくる使い捨てのおしぼりが便利です。

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今回送られてきたサーマルパッドを緑枠のように VRAM部分へ貼り付けます。忘れることはないとは思いますが、サーマルパッドの保護フィルムを取り外し忘れるようなことがないようにだけ気をつけてください。
f:id:Vulpes-ferrilata:20200102170238j:plain:w350,left 再びミドルプレートをのせ、2枚目の写真の緑〇印のネジで基板裏からミドルプレートを固定したら緑枠で囲った VRMのコイルが見えていた部分へ 2番目に大きいサーマルパッドを貼り付けます。次に GPUクーラーを取り付けますのでこの段階で忘れずに CPUグリスを塗っておきましょう。分解時と逆の手順で FANコネクタ、LEDコネクタを接続し、クーラーをのせたら写真 2枚目のスプリング付きの赤〇印のネジで GPUクーラーを固定します。
ネジは対角で少しずつ閉めていった方がいいでしょう。Black Edition の場合はここで終了です。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200102170710j:plain:w250,left キット付属のグリスでいいのですが、なんとなく Noctua の CPUクーラーを買ったときの付属品で残っていたグリスを使ってみました。最新のグリスほどの性能はないようですがまあ問題無いと思います
次にバックプレート部分ですが、裏返してまず赤枠部分のゴムスペーサーは邪魔になるのでひっぺがえして取り去ってしまいます。

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スペーサーを取り去った部分へ一番大きいサーマルパッドを貼り付けます。あとはバックプレートを本体にのせて写真 1枚目の残った緑〇印のネジを全て締めてしまえば作業終了です。やはりヤマは LEDコネクタを外すところだと思いました。あとは GPUクーラーを載せるときにかみ合わせに気をつけておく程度でしょう。これでサーマルパッドに関する作業は終了です。


■ PowerLink の取り付け

それでは次に PowerLink を取り付けます。こちらの工具は PowerLink 付属の六角レンチだけで大丈夫です。磁化させたものがあればそちらの方が安心でしょう。予備も付属していますが、コネクタ接続部の位置調整・固定ネジが非常に小さいので無くさないように少し注意が必要です。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200102202327j:plain:w350,left 取り付けてみた感じです。SCモデルは電源部が 8pin x1 なので片方のコネクタを外しています。(外さないとミドルプレートと干渉して取り付けられません。)ゴムカバーを外してコネクタの固定ネジを緩めた状態で取りあえず差し込んでみて位置調整をしながら上下のネジを締めて固定していきます。 ただ、 8pin x1 だと捻りに弱くちょっと頼りない感じでした。FTW の 8pin x2 の方だともっとしっかり取り付けられるのでしょうが。
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このように電源コネクタの位置をカード側面のマザーボード近くへ移すことができるようになります。内蔵コンデンサによる電源安定化にも期待したいところです。
全ての作業を終えてVGAカードを取り付けて起動テストをしてみましたが特に問題はなさそうです。予想はしていましたが、正直うちのPCケース(NANOXIA Deep Silence 1)では PowerLink の取り付けはHDDケージの位置的にギリギリでした。(HDDケージは取り外すことも可能ではありますが。)

f:id:Vulpes-ferrilata:20200102211037j:plain:w350,left 配線はかなりすっきりした印象になりました。ただ、カード長は伸びてしまいますのでケース内の余裕には注意が必要です。

PowerLink はともかくとして、サーマルパッドの取り付けは普段分解とかしたことのない人にはちょっと敷居が高いかも知れませんね。とはいえ丁寧な説明書もついているので手順通りやっていけば大丈夫だと思います。どうしても嫌だと言う方は RMA申請して EVGA に任せてしまえばいいでしょう。送料等も向こう持ちでやってくれるそうです。(やり取りで数週間はかかると思いますが。)
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ついでに起動テスト時にシングルディスプレイの状態で取得したアイドル状態のクロックと温度も載せておきます。やはりマルチモニタ時と違ってメモリ・コアともきちんとクロックが下がり、温度も低くなっています。マルチモニタ時に GPU のクロックが一定以下に下がらないのは AMD でも同じだそうなので OS側の問題なのかも知れませんが、他のディスプレイの電源を切って1台で動かしている時くらいはクロックが下がって欲しいものです。
手間がかかったのは事実ですが、このように EVGA ではユーザー自身がが改修してもサポートが打ち切られることはないそうですし、サポート期間の長さ(グラボ 3年、電源の一部は 10年)もあって他にはない魅力が EVGA製品にはあると思います。そのうち電源も買ってみましょうかね。昨年末に代えたばかりなので当分先の話になりそうではありますけど。


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