iOS11 の配布開始に向けて一足先に iTunes が「12.7.0.166」にアップデートされたのですが、Windows 10 の環境へインストールしたところ、iTunes の起動時に『「CD Configuration」フォルダが見つからない』というエラーメッセージが表示されるようになってしまいました。
iOS のアップデートは Wi-Fi 経由だとかなり時間がかかる上に失敗のリスクもあるので、できれば OS のメジャーアップデートの時くらいは PC 版 iTunes 経由でバックアップを取りつつ行う方が安心かと思います。ただこの場合 iTunes を最新版にしておかないと iOS のアップデートは行えないので iTunes は最新版にして置かざるを得ません。
iPhone のバックアップを取らないのであればエラーを無視して使い続けることもできますが、何より気持ち悪い上に CD からのリッピングができなくなってしまいます。他のソフトウェアでリッピングするのもいいのですが、ALAC でリッピングする場合、使い勝手として iTunes も悪くないのですよね。タグの編集や歌詞の挿入などで重宝しています。手持ちの CD は粗方 ALAC でリッピングして NAS に入れてしまっていますが、今後買う CD の事を考えるとやはり使えるようにしておきたいところ。
対処法ですが、
この問題の原因は「C」ドライブ以外のハードディスクに iTunes をインストールしている事のようです。そこで、Cドライブに作られている [C:\Program Files\iTunes\CD Configuration]フォルダを、iTunes がインストールされているドライブのフォルダにコピー(例えば [D:\iTunes] に)してやればOKです。
調べてみるとこのトラブル、過去(10年ほど前)にも起きていたようですね。なぜまた今復活してしまったのかわかりませんが・・・。Cドライブに iTunes をインストールしている場合はこの問題は起きませんし、そのうち iTunes のアップデートで修正されるのでしょうが、また今後同様な問題が生じたときのためにメモとして残しておくことにします。
余談ですが、iOS11 からは FLAC もサポートされるとのことで Windows 版 iTunes でも扱えるようになるかもと期待していたのですが、少なくとも今回のアップデートではまだ実装されていないようですね。ちょっと残念。