先日「TREK Bicycle 神戸三宮店」のオープニングフェアに行った折りに買ってきた「Bontrager Velocis Dual Foam Cycling Glove」というサイリンググローブをしばらく使ってみましたので、実際の使い心地をレビューしておくことにします。Bontrager の製品は基本的に TREK 取扱店での対面販売のみとなっていて、通販で購入することができませんが、アパレル関係はちょくちょくセール対象になるのでそうした時に買うのがお勧めです。
例外的に【ワイズロードオンライン】
ではネット上で購入可能ですが、こちらも配送はしてくれないので結局店舗に行って受け取るしかありません。ただ、ワイズロードでは Bontrager製品もたまにセール対象になっているようなので、タイミングが良ければ少し安く買うことができる可能性はあります。
まあでもグローブなど身につけるものはやはり店頭で試着してみるべきですね。同じサイズ表記でもメーカーが違ったりするとフィット感がかなり変わってくることがありますから・・・。
今までは FX 3 Disc 購入当初に XEBIO の処分コーナーで見つけたパールイズミのグローブを使っていました。多分「レーシング グローブ」という製品だと思います。こちらのグローブでも素手でハンドルを握った時とのグリップ感の差は歴然で、充分だと思っていたのですが、1年使って結構へたってきたのと、店頭でパッドが手の平に配置されたグローブを触っていて気に入ってしまったというのが買い換えの理由です(笑)。別にパールイズミの製品がダメだとか言っているのではありませんので悪しからず。
「Velocis Dual Foam Cycling Glove」は手の甲の部分に伸縮性のある「ライクラ」という素材が使われていてよく手に馴染みます。パールイズミの方は 1年ほど使って結構ささくれてきましたね。サイクリンググローブは消耗品と思った方が良さそうです。Bontrager の方の耐久性はどんなもんでしょうか。
パッドの量にはかなりの差があります。パールイズミのグローブでは親指の付け根付近(母指球)と手の平の外側の小指球と呼ばれる部分の他は指の付け根に申し訳程度のパッドが配置されているだけでしたが、Bontarger の「Velocis」ではかんり広範囲にパッドが配置されているのが見て取れます。
パッドは厚みもかなりの差がありますね。「Velocis」にはゲルとメモリーフォームの 2種類のパッドが使われているそうです。グローブの重量は Bontrager の「Velocis」が片側で約 16.2g、パールイズミのものが約 12.7g でした。気になる差ではないでしょう。
サイクリンググローブではよく見かけますが、表側の親指には汗拭きが配置されています。中指と薬指にはプルタブが取り付けられていて、汗で濡れていてもグローブが脱ぎやすいよう考えられています。パールイズミのもののように手首にベルクロがあるわけではないので着け外しがし難いかもと思いましたが、問題ありませんね。伸縮性のある素材のお陰でフィット感も上々です。
このグローブを着けて何度か走ってみましたが、確かに良く衝撃を吸収してくれているようです。特に長距離ライドでは効果を発揮してくれることでしょう。パッドの厚みが違うのでハンドルの握り心地に最初は少し違和感を感じましたが、すぐに慣れてしまいました。指切りタイプなので真冬は無理にしても、3シーズンはこれで快適に過ごせそうです。
洗濯は手洗のみ。漂白剤(特に塩素系は絶対ダメ)や乾燥機、アイロンの使用は劣化を早める恐れがあるため NG です。ライドが終わった後そのままシャワーでも浴びる時に一緒に洗ってしまうことにします。
今まで使っていたパールイズミのグローブですが、そちらは冬場のランニング用に取っておこうと思います。厳冬期にランニングすると手が痛くなって仕方ありませんが、指切りグローブとは言え着けると着けないとではえらい違いですからね。どうせ手は軽く握って走るので案外手の先っぽが痛くなったりはしませんよ。以前転倒した際には掌をアスファルトから守ってくれたことも(苦笑)。
サイクリンググローブは絶対あった方がいいアイテムの 1つです。しっかりとハンドルを握ることが出来るようになり、走行中に木の枝や草などから手を守ってくれます。万が一の落車でも掌がずる剥けになってしまう可能性を減らしてくれるでしょう。この記事が少しでもグローブ選びの参考にして頂けたなら幸いです。それでは皆様、ご安全に!