サイクリングには最高の季節です。まだ若干肌寒い日もありますが、どのみち漕いでいると汗だくになるのでこれくらいがほんとにちょうどいい。ずっとこのままの気温が続けばいいのですが、なんだか今年の夏もエルニーニョの影響があるとかで猛暑になるとの予想も出ている様子・・・。
さて、先日サイクリングついでに、以前からずっと気になっていた兵庫県小野市にある人気ラーメン店「小野 塩元帥」へ行ってきました。「塩元帥」のルーツは大阪北区にある「醤油処・総大醤」という醤油ラーメンのお店だったそうです。お子さんが生まれたことなどから「食の安全」を強く意識するようになり、天然素材に拘った「天然塩ラーメン」を擁する「塩元帥」をオープンさせたのだとか。
既に大阪を中心に、兵庫、京都、奈良、滋賀、岡山に跨がって 30店舗以上を構えていて、神戸市近辺では他に尼崎、明石、伊川谷にもある模様。伊川谷は近いので、今度是非食べに行ってみようと思います。「塩と醤」「しおゑもん」「塩名人」など FC展開もしているようですね。
「小野 塩元帥」
住所 : 兵庫県小野市浄谷町2696-4
電話 : 0794-62-0358(予約不可)
営業時間 : 11:00 ~ 22:30(金土日祝日は 0時まで)
定休日 : なし
座席数 : 38席、全席禁煙
駐車場 : 31台
備考 : カード・電子マネー等使用不可、現金払いのみ
「小野 塩元帥」は、季節によって一面に咲き誇る向日葵や秋桜を楽しむことが出来る国道 175号線沿いにある「ひまわりの丘公園」の少し南にあります。ラーメンだけで無くお弁当もあるので、ここで買って持っていって食べるというのもアリかも知れません。
駐車場が 31台分も用意されているだけあってわりと広々とした敷地です。車止めも設置されているため、ロードバイクなどで食べに行った場合でも ” 地球ロック ” しておけるので安心ですね。
17時前の食事にはちょっと中途半端な時間帯だった事もあってか、入店した時の店内はガラガラ。時間的にもまあこんなもんだろうと思っていたところ・・・。それから 5分もしないうちにあれよあれよと満席になってしまい、ウェイティングまで発生している様子。さすが交通量の多い国道 175号線沿いにあるだけのことはありますね。やはり飲食店は立地が超大事。
2人掛けのテーブルの方に着席しましたが、シートは結構余裕がありました。そしてすぐに気がついたのが接客の気持ちよさ。初めてなのでお薦めなど色々伺ったのですが、押しつけがましさも無く元気且つ丁寧にテキパキと、とても心地の良い受け答え。これは好印象なスタートです。
メニューの一例です。最近は物価上昇と人件費増大の煽りを受けてどこもラーメンの価格は高くなってしまいましたが、「塩元帥」さんはまだかなり良心的な価格を保っている方ではないでしょうか。特にランチメニューはお得ですね。お弁当もご飯の代わりに炒飯が入っていたり、名物とされる「どて丼」が入っていたりとこちらもなかなか魅力的。
「塩元帥」を名乗るくらいならやはり最初は塩ラーメンでしょうということで、「天然塩ラーメン」をオーダー。餃子もつけちゃいました。自家製キムチは食べ放題とのことですが、店員さんに頼むと小皿で持ってきてくれるスタイルです。多分以前はテーブルに置かれていたんでしょうが、最近 SNS で馬鹿やる輩が増えましたからね・・・。
こちらが「塩元帥」の原点とされる「天然塩ラーメン」。盛り付けも綺麗で食欲をそそります。まずはレンゲでスープを一口。鶏ガラをベースにゲンコツ、野菜、昆布に魚介類と多種多様な具材を惜しげも無く投入されて生み出されたという優しい味のスープにほんのりと柚子の香りが口の中に広がります。
40種類もの天然素材・自家製麺・こだわりの具材がトッピングされているとかで、あっさりした風味の中に確かなコクも感じます。浮いているのは柚子の皮でしょうか?仄かな酸味も食欲をそそり、「旨いなあ」と独りごちながらあっという間に平らげてしまいました。もう 1杯楽にいけてしまいそう(笑)。
ラーメンにも色々ありますが、スープの善し悪しがダイレクトに出てしまう「塩ラーメン」は、一番誤魔化しの効かないラーメンなんじゃないかと思います。小野に来たときはすぐ近くにある栄養たっぷり感が凄いこってりスープの「天下一品」に行く事が多いですが、へばっているとさすがに重いと感じることもあるので、お腹の命じるままに今後はこちらにも寄るようにしようと思います。「ネギ塩ラーメン」や「どて丼」なんかが非常に気になっているのですよね。
「お水がいらない」ってどういうことかと思ったら、スープまで一緒に冷凍されていて温めるだけという冷凍ラーメンなんてあるんですね。今度いっぺん試してみよう・・・。あ、お店の方では柚子が苦手な方は柚子抜きにしたり、逆に増量なども出来るそうですよ。