まだまだ暑い日が続きますが、mont-bell(モンベル)の「サンブロックアンブレラ 55」という差すとかなり暑さが和らぐと評判の日傘の噂を目や耳にしたことのある方も多いでしょう。毎年 SNS などでその効果の高さが話題に上ることもあってか夏が始まる 6月前には完売状態になってしまい、予約を入れても手に入るのは冬になってからなんて話しもよく聞こえてきます。
日差しを反射するために表面が銀色になっていることもあって噂を目にする度に派手な日傘だなと思っていたのですが、夏場のサイクリングの休憩中やチェアリングなどにも使えるのでは無いかと俄然興味レベルが上昇し、なんとか入手を試みてみることにしました。
もともとはトレッキング向けの製品として販売されていた日傘に口コミで火が付いて人気が広がったもので、とにかくその人気の高さから巷にレビュー記事も溢れているわけですが、せっかくの機会なのでこちらでもサイクリストやチェアリンガー(?)的な視点からご紹介しておきたいと思います。
Amazon などでも販売されていますが、モンベルの製品は自社サイト以外での通販は認めていないようなので、もれなくプレミアの付いた転売価格になっていることにはご注意ください。ヨドバシカメラではオンラインショップ上で正規価格で購入可能ですが、受け取りが店頭のみとなっています。
とても普通に買える状態では無いのですが、7月末に開催されていたモンベル会員限定の「フレンドフェア・オンライン」で奇跡的にアウトレット品を確保することが出来ました。主な仕様は以下の通り。
素材 | 75 デニール・ポリエステル(表面はポリウレタンシルバーコーティング) |
直径 | 98 cm(傘展開時) |
骨長 | 55 cm |
骨本数 | 8 本 |
傘袋収納寸 | 27 cm |
本体重量 | 200 g |
で、アウトレットになっていた理由はと申しますと・・・恐らくこのケースに開いた極小さな穴 2箇所のせい。日傘本体の方もチェックしてみましたが、こちらは全く問題無し。もちろん雨が漏るようなこともありません。ただ、モンベルの「フレンドフェア・オンライン」は毎回サイトが激重になって商品閲覧すらままならなくなってしまうのはほんといい加減にして欲しいです。
しかもこの「フレンドフェア・オンライン」、カートに入れただけではダメで、決済完了までの早い者勝ちなのですよね。今回は決済途中でサイトが無反応になってしまい、決済が通ったかどうかすら分からなくなってしまって本当に参りました。支払いに関する部分は怖いからほんと勘弁してください。。。
登山やトレッキング向けとして開発された商品ですから、ケースに入れた状態で約 208g、日傘本体のみで約 202g と、とにかくその軽さが魅力です。スマホ 1台分程度ですからバイクパッキングでサイクリングに持っていっても苦にはならないかと。晴雨兼用で、ケース収納時のサイズは全長約 27cm です。
傘を広げた状態で直径約 98cm と、一般的な傘と比較してもかなり大きめではないでしょうか。傘の表面がシルバーになっているのにもちゃんと理由があって、日差しの反射率がもっとも優れているのだそうです。紫外線遮蔽率も 90% 以上とのこと。日焼けを防ぎたい人にももちろんお勧めです。
日傘の内側には黒い生地が使われています。表裏で 2枚の生地を貼り合わせているらしいですね。裏面が黒いのも地面からの反射光を吸収して眩しさを軽減し、傘の内側からも照り返しによる熱が放射されにくくなるよう考えられているのだそうです。
傘の骨は 8本。3段階に折り畳んで収納するようになっています。親骨には軽量で強度のあるカーボン素材が使われているそうです。「サンブロックアンブレラ 55」という商品名の「55」は傘の骨長(傘を開いた時に弧を描くてっぺんから傘の先っぽまでの長さ)のことのようです。
生地の分厚さと 3段階に折り畳む構造からちょっと収納するのに手間取りますが、直径約 1m に広がるので荷物を持っている時に雨が降って来ても濡れにくいのは良いですね。モンベルの製品はもし壊れてしまってもリーズナブルな料金で修理してくれるアフターサービスの良さも魅力です。
先日サイクリングに出掛けた際に久々に Helinox の ” チェアワン ” も持ち出してまだ暑い中チェアリングをしてみたのですが、やはり日陰が作れるという差は大きいですね。お陰で結構長い間池を見ながらボーッとしてしまいました(笑)。田舎の道なんかを走っていると日陰がほとんど無い場所というのもありますから、そのような場所で休憩を余儀なくされるような場合に日傘で日陰を作れるかどうかは体力の温存にも大きく影響してくるのではないかと思います。
「サンブロックアンブレラ 55」は既に「今季完売」となっていて、公式ショップでは注文出来ない状態になっていますが、店頭では予約を受け付けていることもあるようです(但し納期が恐ろしく先になりますが)。また、店頭では稀に少数入荷してくることもあるようなので、探している方は早めに予約を入れ、ちょくちょくお店の方にも顔を出しているといいことがあるかも知れません、