先日やっとのこと納車された TREK のグラベルロードバイク「Checkpoint ALR 5」に、まずは FX 3 Disc で使っていたものを中心に一気に取り付けてカスタマイズしていくことにします。納車を待っている期間が長かったこともあってかなり前のめり的にカスタムパーツを準備していたのですよね(笑)。
まあカスタムとは言っても Checkpoint ALR 5 には完成車時点で結構いいパーツが付いているので、少なくとも当面の間は大きな変更を加える気はありません。駆動系はグレードのミックスはあるとは言え GRX コンポーネントで統一されていますし、ディレイラーに至っては前後共に GRX の RX810 が採用されています。タイヤも「GR1 Team Issue」というグラベル用のなかなかいいタイヤが付いています。
サドルの交換以外は基本的には後付けのアクセサリー類でカスタムするという感じになりますが、ちょっとご紹介しておきたいと思います。
■ 前後ライトは FX 3 Disc で使っていたものを流用
夜間に走行するのにライトは必需品です。前後のライトについては、FX 3 Disc で使っていた CATEYE の「VOLT400」と「TIGHT TL-LD180」を流用することにしました。 自転車用のライトも安くはありませんが、CATEYE のライトでは取付用のブラケットが安価に別売りされています。こちらを購入すれば複数の自転車で同じライトを使い回す事が出来るので有り難いですね。
「VOLT400」については、FX 3 Disc の時と同様に TREK の「Blendr(ブレンダー)システム」を使ってスマートに取り付ける事にしました。Checkpoint ALR 5 には予めショップの方で「Bontrager XXX/Pro/Elite Stem Blendr Duo Base」という Blendr システムベースマウントを取り付けてもらっているので、REC-MOUNT のアダプター とブラケットの一部パーツを使って VOLT400 を取り付けました。手順についてはだいたい FX 3 Disc の時と同じですので、興味のある方は以下の記事をご覧頂ければ幸いです。
一方、リアライトの方ですが、こちらも FX 3 Disc の時と同様にディレーラーガードを使って取り付ける事にしました。パニアバッグやトランクバッグを取り付ける関係上、シートポストにリアライトを取り付けるとバッグでライトの灯りが後ろから見えにくくなってしまうのですよね・・・。前回は KCNC のディレーラーガード を使いましたが、今回は GORIX の製品を試してみることにします。
GORIX のディレーラーガードは、ライトマウントとして使える部分と、ガード本体の 2つのパーツに分かれています。KCNC のディレーラーガードに比べてガード部分の強度がかなりありますね。KCNC の方は曲がることで衝撃を吸収しようとするタイプのようですが、どちらがいいのかはよく分かりません。
Checkpoint はスルーアクスルなのでそのままねじ込んでいくだけですが、赤〇印のパーツを外してしまえばクイックリリースのシャフトをねじ込んで取り付ける事も出来ます。私の場合は長い距離を走って行きたいと思っているので、ディレーラーガードもまあある意味の保険ですね。ディレーラーの破損は即走行不能ということになってしまいますから・・・。ライトも車道側に取り付ける事が出来て一石二鳥!
■ 「SP CONNRCT」のスマホホルダーを取付
スマホホルダーは FX 3 Disc に取り付けていたものと同じ SP CONNECT のシステムでいくことにしました。「ユニバーサルフォンクランプ」以外を取り付けておけば簡単に FX 3 Disc と Checkpoint ALR 5 との間でスマホを付け替えて使う事が可能です。
「アンチバイブレーションモジュール」の効果はかなり高いですよ。最近のスマートフォンのカメラは手ぶれ補正機構が非常に優秀で良いのですが、長時間振動が加わり続けたりすると壊れてしまうことがあるようです。「ハンドルバーマウントPro MTB」には簡単な防振機構は付いているのですが、「アンチバイブレーションモジュール」取付後との差は歴然なので、一緒に取り付けておくことをお薦めします。
具体的な取り付け方については上記の記事で解説していますので、併せてお読み頂ければ幸いです。FX 3 Disc に取り付けた時の記事ですが、取り付け手順などは全く同じです。スマホホルダーなんて安いもので充分という方も居られるでしょうが、安心感が全然違いますよ。
■ サドルを「Verse Elite Bike Saddle」に交換!
Checkpoint ALR 5 には納車された時点で「Verse Comp Bike Saddle」というサドルが取り付けられていました。これ、悪くないサドルだと思います。ただ、私の Checkpoint に付いてきたサドルの幅は 155 mm のものでした。以前にショップで測ってもらった結果、私には 145 mm 幅のサドルの方が合っているとのことで、FX 3 Disc には「Verse Elite Bike Saddle」というサドルを取り付けています。 「Verse Comp」と「Verse Elite 」ですが、両者の違いは基本的にサドルレールの材質(Comp はスチール、Elite がオーステナイト)と、クッション性の違い(Comp の方がやや軟らかい)及び、それらに拠る重量差くらいですが、サドル幅の違いはフィッティングにかなり影響を与えます。
せっかくグレードも上の「Verse Elite」を持っている(しかも 145 mm 幅の!)のですから、これからより多く乗るであろう Checkpoint のサドルを「Verse Elite 」に付け替えておくことにしました。
サドルの幅が違うので単純な比較にはなりませんが、外見上は若干「Verse Comp」の方がサドル前部が下がっているかなと言うくらいで、さしたる違いはありません。クッション性については上でも書いたように「Verse Comp」の方がやや軟らかいかなと感じます。以前にショップでカーボンレールの「Verse Pro」も触らせてもらいましたが、あちらはかなり固めのようですね。
サドル裏もだいたい同じ構造ですね。「Verse」シリーズのサドル後部にアクセサリーマウントを取り付ければ Blendr(ブレンダー)システムに対応したリアライトを装着出来るようになっています。
重量は、「Verse Elite」が約 248 g、「Verse Comp」が約 326g でした。これも幅が違うので参考値にしかなりませんが、結構な軽量化になりますね。まあ私の場合は荷物をたくさん積んで走るので、多少サドルを軽くした程度では誤差程度にしかなりませんが(苦笑)。
赤〇のところのボルト 2本を緩めればヤグラからサドルを取り外すことが出来ます。ボトルを前部抜いてしまう必要はありません。このヤグラでは、前後のボトル 2本の締め付け具合でサドルの角度を変更することが出来るようになっています。カーボンレールの「Verse Pro」を取り付ける場合はトルク管理なども必要になりますので、ショップに相談した方が良いかと思います。
幸い私の場合は 1発で自分に合うサドルが見つかりましたが、「サドル沼」という言葉があるように、サドル選びは嵌まってしまうとかなり大変な目に遭うようです。その点、Bontrager製のサドルには「30日満足保証」という、理由の如何に関わらず返品または交換することが出来る保証が付いているので、かなりお薦め出来ますね。ショップで見ただけでは自分に合うか合わないか取り付けて乗ってみるまで分かりませんから・・・。たまにショップでサドルなんかがワゴンセール品として売られているのはこの「30日満足保証」を使って返品されたりしたものなのでしょう。
■ バルブキャップを変更!
自転車のバルブに付いている「バルブキャップ」。雨の中を走行して泥が詰まったりしてしまうと空気を入れることが出来なくなってしまいかねないので、バルブを保護するパーツとして何気に大事なものです。だいたい完成車を購入するとゴム製のバルブキャップが着いていると思いますが、何度も付け外しをしたり紫外線などで劣化したりすると割れてしまうことがあるようです。
そこで、ドレスアップも兼ねて KCNC のアルミ製バルブキャップに交換しておく事にしました。
一言にバルブキャップと言っても様々な製品が売られているわけですが、Checkpoint ALR 5 は白と黒とシルバーが基調になっているので、それに合わせる感じでシルバーのバルブキャップを選択!
ちょっとしたものですが、足下って結構イメージが変わるものです。まあ自己満足ですけどね(笑)。
■ バッグ類は手持ちのものを流用
トップチューブバッグのみ「Bontrager Adventure Top Tube Bag」を新調しましたが、リアキャリアに取り付けるバッグは FX 3 Disc で使っていたものをそのまま使い回すことにします。
実は納車される前にサドルバッグも新たに用意していたのですが、なんと、リアキャリアを取り付けた影響でクリアランスが確保出来ず取付出来ない!💧ちゃんと確認してから買わないとダメですね・・・。というわけで、サドルバッグに関してはしばらく保留とします。今のところ無くても充分な荷物搭載量を確保出来ていますからね・・・。
今回は以前から FX 3 Disc で使っていたものを中心に Checkpoint ALR 5 をカスタマイズしてみました。この後ほかに新しく買い揃えていったものについても追々ご紹介していきたいと思います。