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何かの参考にして頂ければ幸いです。

「AirTag」に防犯アラーム機能が追加された「KNOG(ノグ)」の自転車用盗難防止装置「SCOUT」を使ってみた

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自転車の盗難防止対策って何かされていますか?最近でもちょくちょく Twitter などでロードバイクやクロスバイクの盗難報告を見かけます。中には自宅の駐車スペースや、マンションの駐輪場に置いていたのに盗られてしまったなんてケースもあるようです。

自宅保管する際には可能な限り室内で保管する方法を探し、普段からしっかりした鍵を使うように心掛けるのは当然としても、出先でちょっと買い物をしている間や食事をしている間に被害に遭ってしまう可能性もゼロにすることは出来ません。自治体の回収業者を装って昼間っから鍵の破壊にグラインダーまで持ち出す輩も居るそうですからね・・・。

現状最も強力な自転車用防犯・追跡装置は、日本の「ネクストスケープ」社が開発した「AlterLock(オルターロック)」ではないでしょうか。長らく入手困難な状態が続いていたようですが、最近は第 2世代となった製品の生産も安定してきたのか、欲しければすぐに手に入る状況になっています。


ただこの「AlterLock」、デバイス自体がそこそこのお値段がする上に、「Sigfox」という IoT機器向けの通信を利用するため年間 4,000円程度のサービス利用料が維持費として継続して掛かります。もちろんそれくらい安いもんだ!という方にとっては非常に魅力的な防犯手段でしょう。

代わりに Apple の「AirTag」を取り付けている方も多く居るでしょう。私も以前に「AirTag」をサドルレールとリアラックに取り付けるタイプの「AirTag ホルダー」をそれぞれレビューしていますので、興味のある方は併せてお読み下さい。

TREK のグラベルロード「Checkpoint ALR 5」には、「AirTag」を上記の反射板機能も兼ねたケースに入れてリアラックに取り付けていたのですが、夜間走行をより安全に行うため、より目立つ位置にリアライトを取り付けるべくこちらの「AirTag ホルダー」は取り外すことにしました。

とは言えやはり「AirTag」くらいは取り付けておきたい・・・ということで、代わりにずっと気になっていたオーストラリア「KNOG(ノグ)」から発売されている「SCOUT」という製品を購入したのでレビューしておきます。この製品、バイクアラームも兼ねたなかなかの優れものなのです。


■ 「KNOG」の「SCOUT」をチェック!

「KNOG」は、オーストラリア・メルボルンを拠点とする自転車・アウトドアアクセサリーブランドです。デザイン性と機能性に優れた商品を開発する企業として知られていて、日本では「ダイアテック」が輸入代理店となっているようですね。私も以前から「KNOG」の「Oi CLASSIC BELL」「Oi LUXE BELL」という 2つの自転車用ベルを使用していますので、そちらの記事もお読み頂ければ幸いです。

今回ご紹介する「KNOG」の「SCOUT」は、Apple の「AirTag」に振動を検知して作動するセンサーとアラームが付いたものだと思ってもらえば OK です。Apple の「AirTag」をベースにしたものであり、専用アプリとの連携が無ければ意味を成さない製品であるため、残念ながら Androidスマホのユーザーは使用することが出来ません。iPhone ユーザーのための製品であるということにはご注意下さい。

SCOUT-1 SCOUT-2


パッケージはボール紙など燃える素材のみで作られています。最初に手にした時はえらく重いなと感じましたが、後でパッケージだけの重さを量ってみたら 90g近くありました。本体 2個分以上(笑)。

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本体を取り出すと中敷きの下に専用ボルトの脱着工具が入っていました。この工具を使って付属の特殊ボルトで「SCOUT」をバイクに取り付けることで簡単には取り外せなくなります。で、その取付用のセキュリティボルトはどこにあるんだよ?!となりましたが、箱の両サイドにねじ込まれていました。これを取り出すのに早速専用工具を使うわけですが、取外しの面倒くささがよく分かります(苦笑)。

SCOUT-5

こちらがパッケージ内容の全てです。黄色のはシリコンカバーで、「SCOUT」本体が IP66 の防水性能をもっているため、付けても外してもどちらでも構いません。所謂「説明書」は入っていません。カードに書かれている通り、専用アプリを iPhone にインストールし、その後のセットアップはそちらの指示に従えということのようです。一応 PDF でクイックスタートガイドをダウンロードすることは可能です。

SCOUT QUICK START GUIDE(PDF)


SCOUT-6 SCOUT-7


充電ポートは USB Type-C です。こちらのポートはカバーを外さないと使えません。一旦フル充電すれば最大 6ヶ月間バッテリーが保つそうです。ちょっと分かりにくいですが、充電ポートの上には電源ボタンが配置されています。シリコンカバーとセキュリティボルトも合わせた重量は約 37.5g でした。

■ 「SCOUT」の利用には専用アプリ「Knog Mobile」との連携が必須!

充電を済ませた後セットアップを行うため、まずは「Knog Mobile」という専用アプリを iPhone にインストールします。下記のバッジからか、app store で検索してインストールして下さい。尚、アプリの動作には iOS のバージョンが 15.0 以上でなければなりません(2023年6月現在)。


先程も書きましたが、残念ながら「Knog Mobile」に Android版のアプリはありません。Apple の AirTag の機能を使うのですからこれはやむを得ないでしょう。iPhone 以外にも iPad や Mac とペアリングさせることも出来ますが、あまり現実的ではないですね。Apple Watch は使っていればアリでしょう。セキュリティ確保のため、1つの「SCOUT」と紐付けることが出来るデバイスは 1台のみとなっています。

「SCOUT」とアプリとをペアリングする前に iOS の設定画面から「SCOUT」へ Bluetooth接続してしまうとファクトリリーセットが必要になります。必ず先にアプリとペアリングさせるようにして下さい。

「Knog Mobile」を iPhone にインストールしたら、まずは KNOG のアカウントを作成します。「氏名」「メールアドレス」「パスワード」「居住国」「郵便番号」を入力し、「Create Account」から KNOG のアカウントを作成して下さい。

Knog Mobile-1

アカウントの作成が出来たら「SCOUT」の登録に移ります。「MY DEVICES」から「➕ Add New」をタップして電源を入れた「SCOUT」を iPhone の横に置いておくと自動検出してくれます。Bluetooth の使用や通知の利用許可を求められるので許可して下さい。「MY DEVICES」に「SCOUT」が表示され、「CONNECTED」となっていればペアリング成功です。初期ファームウェアは「1.1.3」でした。

Knog Mobile-2


新しいファームウェアが存在する場合はアプリ上に通知が出ます。アップデート中は「SCOUT」の電源を切らないようにして下さい。更新が終了すると「SCOUT」が再起動されます。

続いて Apple の「探す」アプリに接続します。

Knog Mobile-3

「探す」アプリとの連携方法は以下の通り。

  1. 「Knog Mobile」ホーム画面下部の紙飛行機のようなアイコンをタップ
  2.  Apple の「探す」アプリに切り替わるので、「持ち物を探す」タブ横の「➕」ボタンをタップ
  3. 「その他の持ち物を追加」を選ぶ
  4. 「SCOUT」が検出されたら「接続」をタップ
  5. 「SCOUT」の表示名を入力
  6. 「SCOUT」を示す絵文字を選択
  7. Apple ID への関連付けをすることへの確認が表示されるので「同意」をタップ

以上で「SCOUT」が Apple の ” 探す ” ネットワークに登録され、「AirTag」と同様に所在地の表示が可能になります。位置情報が更新される仕組みは「AirTag」と同じです。近くにある iPhone など(他人のものでも OK)の Appleデバイスとの Bluetooth通信を通じて「SCOUT」の位置情報が iCloud上に送信されるようになっています。日本での iPhone の普及率を考えるとかなり有益な仕組みでしょう。

但し、超広帯域無線をサポートした「U1 チップ」が搭載されている訳では無いので、「AirTag」のようにセンチメートル単位で精密な場所の特定が出来るわけではありません。これについては数メートル離れていても目視できる自転車には必要無いので搭載しなかったと KNOG 自身が言っています。

Knog Mobile-4


振動検知モードの ON/OFF も当然「Knog Mobile」アプリから行うことになります。ホーム画面で操作したい「SCOUT」を選び、切り替わった画面でベルのボタンをタップする度にアラームの有効/無効が切り替わります。また、アプリ上ではアラーム音のパターンや音量、振動検知の感応度の設定などを変更することが可能です。ちなみにこのアプリからアラームの操作ができる範囲は「SCOUT」を装着しているバイクから 10m 程度までです(当然壁や周囲の環境などの影響を受けます)。

ホーム画面からベルの画面に切り替わらず、アプリでのアラーム ON/OFF が出来なくなってしまった場合は、「Knog Mobile」アプリを一旦強制終了させてから立ち上げ直してみて下さい。ちょくちょくそういう事が起こるようです。この時 iPhone の「設定」画面から Bluetooth のペアリングを切るようなことは絶対にしないこと!「SCOUT」をファクトリーリセットするしかなくなってしまいますよ!

■ TREK の Checkpoint ALR 5 に組み込んでみました!

「SCOUT」はボトルケージに共締めして取り付けるのが一般的なのでしょうが、Checkpoint ALR 5 にはトップチューブ状にもダボ穴が設けられているので、既に取り付け済みのボルトで固定可能な Bontrager のトップチューブバッグの中に仕込んでみることにしました。

組み込み-1 組み込み-2


セキュリティボルトを使ってトップチューブの底に固定してみました。これならバッグの中身はともかくとして、トップチューブバッグ自体の盗難防止にも一役買ってくれそうです(笑)。

組み込み-3

ぱっと見「SCOUT」が取り付けられていることは全く分かりませんね。敢えて目立たせて取り付けて泥棒に躊躇させるという方法もありますが、「SCOUT」がなんであるか知らない泥棒にはあまり意味がありませんし、こちらなら万が一の場合にも追跡装置の存在を知られるまでの時間的猶予が得られるかも?。

トップチューブバッグの中に組み込んでしまう事の欠点は、充電がしにくくなることと、洗車などで取り外す際に面倒くさいということですね(笑)。アラームの音量についてはバッグの中に入れてしまった分外部に露出しているよりは多少音が小さくなりますが、最大音量に設定しておけば充分不埒な輩への警告にはなります。かなりうるさいですし、セキュリティボルトで取り付けているので「SCOUT」を捨てようとしても相当手間取るんじゃないでしょうか。

ボトルケージに共締めする場合は、取り付けようとするボトルケージによってはセキュリティボルトの長さが足りないことがあるかも知れません。そのような場合はホームセンターなどに行ってトルクスネジなどを調達してくるのが良いでしょう。ボルトの規格は「M5」です。

アラームは、大音量で鳴り出す前に 3回「ピッ」と警告音を発してくれます。それでも振動が続くようなら 1回につき 40秒間大音量で「SCOUT」が鳴り響き、同時にペアリングした iPhone が Bluetooth の通信範囲内にあれば iPhone からもアラームが鳴動して異常を報せてくれます。この状態は「SCOUT」のバッテリーが切れるまで続きますので、盗難防止効果はかなり期待出来るのではないかと思います。

惜しむらくは「SCOUT」の Bluetooth による iPhone との接続範囲が 10m 程度しか無いという点でしょうか。iPhone と接続されていなくても振動検知アラームは動作しますが、さすがに iPhone への通知は届きません。これが 100m 程度届くのであればより食事休憩などを安心して取ることが出来るでしょう。今後改良型が登場すればいいですね。

KNOG の「SCOUT」もそこそこいいお値段ですが、「AlterLock」のように維持費が継続的に掛かる事はありません。「AirTag」を自転車に取り付けるとしても「AirTag」本体とホルダーで結局 5千円程度は掛かってしまうわけで、それならもう数千円足して振動を検知してアラームを鳴り響かせる機能が追加された「SCOUT」を買うという選択肢は充分アリだと思います。お勧めですヨ!


※ 追記 ※


それ程充電頻度が高いわけではありませんが(3ヶ月に 1回程度)、やはり「SCOUT」を充電する際にいちいちセキュリティボルトを専用工具で取り外すのは面倒なので、「Duttek」という聞いたことの無い中国メーカーの USB Type-C 用 L字アダプタ を購入してみました。

コネクタ変換アダプター 装着例


人差し指第一関節くらいの小さなパーツですが、これがなかなか!充電ポートのカバーを外してこいつを差し込み、ここからモバイルバッテリーなり充電器に繋ぐことでいちいち「SCOUT」を取り外さなくても充電出来るようになりました。これで「SCOUT」を取り外す必要があるのは洗車時くらいになります。さすがにバッグを付けたまま洗うわけにはいきませんからね(笑)。

私のように「SCOUT」をトップチューブバッグの中に仕込む人が他に居るかどうかは知りませんが、思いのほか作りも良くしっかりしているのでお薦めです。このアダプターを噛ませても急速充電や映像伝送にも影響は無いようなので、普通に持っていると便利なものだと思いますよ。
(2023.7.19)