「マイナンバーカード」、もう取得されてますでしょうか。なかなか普及の進まなかった「マイナンバーカード」ですが、2022年5月1日の時点でようやく 44.0% にまで上がってきたようです(総務省 HP より)。やはり「マイナポイント」制度の影響が大きかったのでしょうね。
「第2弾」として、健康保険証としての申込と公金受取口座の登録を行った方に合計 15,000 ポイントが付与されるキャンペーンも 6月末から始まります。こちらは 9月末までにマイナンバーカードを申請していないと対象外になってしまうようなので、申し込もうと思っている方は早めにマイナンバーカードの取得をしておいた方がよいでしょう。今は落ち着いているようなので、だいたい 1ヶ月もあればマイナンバーカードを取得できるはずです。
でもまあ国民全員に持たせるというのは無理な話でしょうね。いくらポイントで釣られようとも手続きが面倒だという方や、そもそもセキュリティが信用出来ないという方も居られるでしょうから。
それはさておき、この「マイナンバーカード」ですが、実は有効期限があります。先日マイナンバーカードの「電子証明書」を更新してきましたので、手順などを書き残しておくことにします。
■ マイナンバーカードの有効期限とは?
マイナンバーカードの有効期限には、以下の 2種類が存在します。
マイナンバーカード自体の有効期限
マイナンバーカード自体の有効期限が切れてしまうと、有効な身分証として使う事が出来なくなり、内蔵されている電子証明書についても無効となります。期限前に「マイナンバーカードの有効期限が到来するお知らせ(有効期限通知書)」が届くので、スマホや PC を使ってオンライン申請するか郵送での申請を行って下さい。新しいカードの受取は役所でのみ可能となります。
マイナンバーカード自体の有効期限は、カードが発行された時の年齢が 18歳以上なら発行から 10回目の誕生日まで、18歳未満なら発行から 5回目の誕生日までとなります。尚、有効期限はカード表面の生年月日横に印字されています。電子証明書の有効期限
電子証明書の有効期限は、年齢にかかわらず発行から 5回目の誕生日までとなります。電子証明書の期限が切れると、e-tax や住民票のコンビニ交付などを行うことが出来なくなるほか、マイナポイント関係の申請も行うことが出来なくなります。
期限が切れる前に「電子証明書の有効期限が到来するお知らせ(有効期限通知書)」が届きます。「有効期限通知書」と「マイナンバーカード」を市区町村窓口に持っていき手続きを行って下さい。電子証明書は、発行時に対面での本人確認が必要なため、オンラインで更新することは出来ません。
電子証明書の有効期限はカード表面には印字されていません。電子証明書の更新手続き絵は、有効期限まで 3ヶ月を切った日から行うことができるそうです。
■ マイナンバーカードの電子証明書の有効期限を確認する方法は?
上でも書いたように、電子証明書の有効期限はカード表面には印字されていません。電子証明書の有効期限がどれくらい残っているかはスマホや PC を使って確認する必要があります。
- スマホで確認する場合
手軽なのはこちらでしょう。但し、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホが必要です。ご自身のスマホがマイナンバーカードの読み取りに対応しているかどうかの確認は「こちらのリスト」で行って下さい。iPhone の場合は iPhone 7 以降の世代の機種であれば対応しています。
スマホでマイナンバーカードの電子証明書の有効期限を確認する場合は、「JPKI利用者ソフト(JPKI Mobile)」というアプリを使って下さい(暗証番号の入力ミスにはご注意を!)。
- PC で確認する場合
PC でマイナンバーカードの電子証明書の有効期限を確認する場合は、マイナンバーカードの読み取りに対応した ICカードリーダーと「JPKI 利用者ソフト」というソフトウェアのインストールが必要です。マイナンバーカードをカードリーダーに乗せた状態で「自分の証明書」をクリックし、証明書選択画面で「署名用電子証明書」か「利用者証明用電子証明書」にチェックを入れてOKボタンを押し、パスワードを入力すればマイナンバーカードの電子証明書の内容や期限が表示されます。
マイナンバーカードの読み取りに対応した ICカードリーダーライタのリストは「こちらの PDF 」からご確認ください。
■ 電子証明書の更新手続きを行いました
届いた封書には右の様な「電子証明書の有効期限通知書」が入っていました。この書類と(忘れても大丈夫だそうですが)マイナンバーカードを持って住所のある市区町村窓口へ出向き、マイナンバーカードに新しい電子証明書を書き込んでもらう流れとなります。更新時にはマイナンバーカード交付時に設定していた暗証番号が必要です。「署名用電子証明書」に使う 6桁~16桁の英数字のものと、「利用者証明用電子証明書」「住民基本台長用」に使われる 4桁の数字(4桁の暗証番号は同じものでOK)が必要になるのでメモ等を持っていきましょう。忘れてしまっていた場合は窓口で再設定出来ますのでご心配なく。
自治体によって多少の手続きの流れの違いがあるかも知れませんが、窓口でマイナンバーカードの電子証明書を更新しに来た旨を告げて書類を渡すとしばらくして別の窓口で呼び出しが掛かります。
あとは左のような端末のタッチパッドで「署名用電子証明書」「利用者証明用電子証明書」「住民基本台長用」の暗証番号を登録するだけです。混んでいなければ 5分も掛からないでしょう。
更新手続きをしたその日だけはマイナンバーカードの電子証明書機能を使うことが出来ないそうですが、翌日からはまた 5年後の誕生日まで電子証明書が使えるようになります。期限が「誕生日」で区切られているので、ギリギリになってから手続きをすれば得になるだとか損になるだとかいったことはありません。さっさと更新してしまうのが吉です。
次回はマイナンバーカード自体の有効期限も到来するので、新たに写真を撮り直して再発行してもらう必要があるとのことです。費用等は掛かりませんのでご心配なく。