1月の下旬から体調を崩してしまって全然自転車に乗れていなかったのですが、ようやく回復してきたので、ちょうど見頃を迎えているという梅の花を観に行くべく、リハビリを兼ねたサイクリングに出掛けてきました。幸い(?)コロナでもインフルでも無かったようなのですが、なかなか大変な目に遭ってしまいました。皆様もどうかお気を付け下さい。
ほぼ 1ヶ月ぶりに乗るので、あまり遠くないところまでにしておこうと、今回の目的地は神戸市の西区と三木市の境辺りにある「雌岡山(めっこうさん)」の梅林に設定しました。道中にある神戸ワイナリー(農業公園)でも梅が見頃になっていると聞いていたので、先にちょっと寄り道していくことにします。
この日は特に何もイベントは開かれていなかったようでガラガラ。梅を観に来ている人はちょろちょろ。
まだ蕾も多かったですが、開花状況はまずまず。ただ、如何せん梅の木の本数が少ない・・・。
これは「ホトケノザ」でしょうか。但し、「春の七草」でいう「ホトケノザ」とは違って、こちらは雑草です(綺麗な花ですけどね)。あまり長居するほどでもなかったので、早々に切り上げて雌岡山の方へ向かうことにします。久しぶりのサイクリングですが、体力的には問題無さそうな感じ。
■ 昼食は「レストハウス まきば」で
さて、雌岡山の梅林へ行く前に昼食を取っておくことにします。こちらも以前から一度行きたいと思ってチェックしていた、神出町にある洋食レストランの「レストハウス まきば」さん。雌岡山の梅林のすぐ近くだし、ちょうどいい機会でした。「和牛館」という看板が一緒に出ていますが、元牧場主だという同じオーナーが 2022年1月に隣にオープンさせたお店のようです。こちらも非常にリーズナブルなようなので、近いうちに訪れてみたいお店の一つ。
「レストハウス まきば」
住所 : 兵庫県神戸市西区神出町東1180
電話 : 078-965-0002(予約応相談)
営業時間 : 平日 11:30 ~ 16:00(L.O. 15:30)
金曜のみ夜営業あり(17:00 ~ 20:00 L.O. 19:30)
土日祝日 11:00 ~ 16:00(L.O. 15:30)
17:00 ~ 20:00(L.O. 19:30)
定休日 : 火曜日(祝日の場合は翌日代休)
座席数 : 58席
駐車場 : 有り(隣接の「和牛館」と合わせて 30台分程度?)
備考 : 全席禁煙、現金払いのみ、貸切可
最寄り駅が「緑が丘駅」となっていますが、こちらは神戸電鉄粟生線の駅で、最寄りと言っても駅から 2.5km ほど離れています(笑)。アクセスがいい場所にあるとは言えませんが、自然に囲まれた非常に気持ちのいいロケーションとリーズナブルなお値段が魅力のようで、ランチ時には平日の昼でも並ぶ程なのだそう。メニューによっては早い時間に売り切れになってしまうものもあるそうです。
看板のあるところから脇道に入り、少し登ったところにお店があります。いい雰囲気ですね!
ランチ営業の終了間際に到着したため、メニューは 2種類からしか選べませんでした。店内でメニューを見てびっくり。このご時世にこのお値段は非常に安いですよね。いつかまたクリームコロッケとかテールシチューとか食べに来よう・・・。
店内は正に山小屋!分厚い木のテーブルや味のある木製の椅子、レトロな感じのランプなどが使われていて雰囲気が素晴らしい。そりゃあ人気になるのも分かります。
「まきば定食」をお願いしたのですが、まずクリームシチュー(!)が運ばれてきました。かなり濃そうなポタージュだなと思って口に運んだのでビックリ。量もたっぷりあって、これとパンだけでも充分メニューになってしまいそうなほど。冷えた体が温まります。
「まきば定食」は特製ソースのトンカツです。ソースはデミグラスソース系でした。コールスローもたっぷり付いていて、シチューとセットで 1,089円は今時なかなかお目にかかれないのでは?本当なら珈琲も頼んでもっとゆっくりしたかった所でしたが、ランチ営業の終了時間間際だったので迷惑になってもいけないと思いそそくさと食べて退店。また今度ゆっくりお伺いします。いいお店に巡り逢えました。
■ 「雌岡山(めっこうさん)梅林」に到着!
お腹も満たされたところでいよいよ「雌岡山(めっこうさん、めっこさん」の梅林へ向かいます。ちなみにここのすぐ近くに「雄岡山(おっこうさん、おっこさん)」という山もあるのですが、そちらは舗装された道は無いらしい。MTB なら登れるのかも知れませんが、ハイカーさんが多いらしいので、そもそも自転車で登っていいものかどうかも知りません(笑)。
近くの道路には「雌岡山梅林」のノボリが出ているので、迷う心配は少ないかと。麓には無料の駐車場(20台分くらい?)がありました。雌岡山の標高は 249m で、ニシク=(神戸市)西区で覚えやすいのだとか(笑)。ここ、「雌岡山」は、今回訪れた梅林の他にも、桜やカタクリなど様々な花が楽しめる場所としても地元の方に有名なのだそうです。
入り口から山頂方面に少し登った所に雌岡山の梅林はあります。そこそこ人が居たので、自転車は押して登りました。木々の間に通路が作られていて、所々には休憩用のベンチも設置されていました。
水仙もちょこっと。
500本以上の梅が植えられていているそうで、今も少しずつ地元の有志の手によって植樹が続けられているのだとか。いやはや、なかなか見事な梅林でした。トイレは一応山頂にある神社のものを使わせて頂ける可と思いますが、売店などはありませんのでお弁当などは持参で。ゴミだけはしっかり持って帰ってください。3月には桜が、4月にはカタクリが楽しめるそうです。
後ろ姿しか撮れませんでしたが、ジョウビタキの雌のようです(思いっきりトリミングしてます)。
こちらは梅と言えばのウメジロー!
盗撮してるのがバレた?!
構わず食事を続けることにしたようです(笑)。小鳥は結構居たのですが、人も多かったのですぐに逃げてしまってあまり撮れませんでした。でもまあウメジロー撮れたしいいか・・・。
■ 雌岡山山頂にある「神出神社」からの眺めを観て帰宅!
梅林のある雌岡山の山頂には「神出神社」という、素戔嗚尊(スサノオノミコト)と妻の奇稲田姫(クシナダヒメ)と大己貴命(オオナムチノミコト)を御祭神とする神社があるのですが、後に前 2神の孫にあたる大国主命(オオクニヌシノミコト)から八百余の神々が生まれたことがこの辺りの地名である「神出(かんで)」の由来とされているそうです。
なかなか年季の入った狛犬様。御朱印も頂けるようですが、この日は受付時間を過ぎてしまっていたようなのでまたいつか改めて。小さいけどとても趣のある神社です。
この神社の境内には山頂から明石海峡方面を一望する事の出来る展望台が設けられているのですが、ここからの眺望は「神戸らしい眺望景観 10選」にも選ばれているそうです。
この針の穴のオブジェは神戸の眺望スポットを示す「ビューポイントサイン」です。ビーナスブリッジや摩耶山の掬星台なんかにも設置されていますね。
ここには以前から一度来てみたいと思っていたのでちょうどよかったです。ここから初日の出を拝むのも良さそうですね。ついでに(と言ったら失礼か💦)振り返れば初詣も出来てしまいます(笑)。
梅林で見知らぬおっちゃんと話し込んでしまったこともあって結局帰宅した時は真っ暗(苦笑)。それはともかく、久々のサイクリングでしたがちょうどいい運動になりました。体力の低下は思ったほどでもなかったので、また少しずつ距離を伸ばしていこうと思います。