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Bontrager の「Town Single Pannier」をレビュー!

ラックからバッグを外して持ち歩く際に便利なショルダーストラップが無いことを除いて今まで使っていた ABUS のパニアバッグ に特に不満があったわけではありませんが、積載量を増やせるように 2つ目のパニアバッグとして Bontrager の「Town Single Pannier」を購入しました。

全く無いわけではありませんが、購入する前に情報を集めようと思っても自転車用パニアバッグの記事って意外に少ないのですよね。というわけで、良かった点、気になった点など率直にレビューしておきたいと思います。今後購入を考えている方の参考にして頂ければ幸いです。

■ Bontrager Town Single Pannier

「Bontrager(ボントレガー)」は TREK 傘下のブランドで、ヘルメット、ウェア、バッグ類などのサイクリングギア、サドル、ステム、ホイールなどのコンポーネント類、ライトやサイクルコンピューターなどのアクセサリー類を取り扱っています。

Bontrager の製品には、「30日満足保証(Unconditional Bontrager Guarantee)」というプログラムが用意されていて、如何なる理由であっても購入後 30日以内なら購入時のレシート(または領収書)と一緒にショップに持っていくことで返品または交換することが出来るようになっているのが特徴です。単に「気に入らなかった」という理由でもOKというのは凄い自信ですよね。

ただ、Bontrager の製品は通販で購入する事が出来ません。TREK の直営店やコンセプトショップの他に、ワイズロードでは一応オンラインショップで注文することが出来ますが、極一部を除いて受取は必ず店舗でする必要があります。Bontrager製品のレビューが少ないのはその辺にも理由があるのかも知れませんね。ヤフオク!などではたまに新品とされているものも見かけますが、横流し品のようなものなのでしょうね。当然そのような入手経路では「30日満足保証」プログラムは効きません。


黒とグレーを基調とした「Town Single Pannier」は、どんなバイクにも違和感なく合うだろうと思います。レインカバーとショルダーストップが付属しているのは嬉しいところ。

Town Single Pannier 正面 Town Single Pannier 背面


「Town Single Pannier」の基本的なスペックは以下の通り。

商品名 Town Single Pannier(タウンシングルパニア)
容量 9 ℓ
外寸 30(横幅)x14(奥行き)x31 cm(高さ)
重量 約 550g(レインカバー、ストラップ除く)

「Town Single Pannier」を購入した理由の一つに、バッグの縦の長さが短いという点がありました。私は TREK FX 3 Disc に KCNC のディレーラーガード を組み込み、そこに CATEYE のテールライト を取り付けているのですが、背の高いパニアバッグを取り付けると干渉してバッグの重みでライトの角度が変わってしまうのですよね。「Town Single Pannier」は高さが 31cm に抑えられているので、このテールライトとも干渉しないのですよ。

Town Single Pannier フック取付部 Town Single Pannier 下部固定用ベルクロ


ラックへの取付は「Basil Hook(バジルフック)」というシステムのおかげでワンタッチ。フックの位置を合わせてラックに押し込むだけです。ラックに取り付けたあと中央の黄色いフックを起こしておけば走行中に振動で外れてしまうリスクも排除することが出来ます。ただ、このパニア、バッグ下部の固定方法がベルクロなのですよね・・・。

Town Single Pannier 上部ポケット Town Single Pannier サイトポケット


バッグ本体の容量は 9ℓ と、パニアバッグとしては小型ですが、収納スペースは非常によく考えて作られています。バッグ上部と正面にはファスナーの付いた荷室が確保されており、財布や鍵などを取り出しやすいようになっています。また、バッグ左右には伸縮性のあるポケットが設けられているので、このようにボトルなどを差し込んで持ち歩くことが可能です。バイクを離れる時に高価な魔法瓶などをボトルケージに差したままだと盗難の恐れもありますからね。

Town Single Pannier 縛り口 Town Single Pannier 内部


荷室上部にはドローストリングが取り付けられているので、しっかり縛っておけば走行中に荷物が飛び出したりする心配もありません。バッグの底はプレートで補強されています。

バッグ開閉 ショルダーストラップ


バックルはちょっと頼りない感じでしたが、蓋の部分を留めるだけなのでまあ大丈夫でしょう。また、右の写真のように肩ストラップを取り付けることが可能です。決して上質なストラップとは言えませんが、あると無いのとでは大違い。パニアバッグをキャリアから外してウロウロする際には非常に便利なものです。走行中はホイールに巻き込んだりすると危険ですので取り外しておいた方がよいでしょう。

防水カバー正面 防水カバー背面


付属のレインカバーはパニアバッグ全体を覆うように被せて使います。背面は右の写真の様にキャリアへ取り付けるスペースはちゃんと開いているので、ラックに取り付けたままレインカバーを被せることが可能です(確認済み)。ただ、雨の中を走行するとタイヤが巻き上げた水がパニアバッグの背面にはかかるでしょうね。パニアバッグ背面は生地が 2重になっている上に補強板も入っているので中の荷物が濡れることは無いかと思いますが。

■ カメラ用インナーバッグも入れてみました

インナーバッグ 先日購入していた、Kenko のカメラ保護用のインナーバッグがちょうど良いサイズ感で収まりました。このインナーバッグに関しては ABUS のパニアバッグのレビュー記事 でも簡単にレビューしていますので併せてお読み頂ければと思います。

SONY α6600 に TAMRON の 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070) を取り付けたままの状態で横にすれば問題無く持ち運び可能です。
9ℓ とは言え、思ったよりたくさん収納することが可能です。蓋も付いているので、上に道中で買った土産物や着替えなんかを入れても大丈夫です。まあ汁物はやめておいた方が良さそうですが(笑)。


■ デザインや機能性は抜群だが惜しいところも

TREK のクロスバイク「FX 3 Disc」のリアキャリアに取り付けてサイクリングに出掛けてみました。上部のポケットに財布や鍵などを入れておけるので非常に使いやすく感じます。ちょっとバイクを離れる時はショルダーストラップを付けて肩にかけることができるなど、機能面・デザイン面では申し分ない出来だと思います。価格も比較的リーズナブルですしね。落ち着いたカラーがバイクにもよくマッチします。

取り付け例-1 取り付け例-2


想定どおりパニアバッグ下部とディレーラーガード&テールライトの間のクリアランスも確保出来たので、バッグがテールライトにのしかかって角度が変わってしまったりする心配も無さそうです。まあここを気にするのは私くらいでしょうが(笑)。

ラック装着例-フック ラック装着例-ベルクロ


パニアバッグの脱着ですが、上部のフックに関しては位置を合わせてパチンと押し込み、脱落防止用のストッパーを起こすだけなので全く問題ありません。が、問題はやはり下部のベルクロですね・・・。

ワンタッチで脱着とはいかず、ラックとバッグの背面に手を入れて・・・と結構手間が掛かります。何分ベルクロなので、荷物を入れた状態で激しくダンシングしたりするとパニアバッグ下部を固定しているベルクロが外れてしまう可能性もあります。フック自体の耐久性もちょっと頼りなさを感じるところ・・・。このあたりはもう少し価格を上げてもいいのでしっかり作っておいて欲しかったかなと思います。

ちなみに修理対応が気になったのでトレック・ジャパンに電話で確認を取ってみたところ、如何なる理由でも返品可能という「30日満足保証」のほかに、「Town Single Pannier」の通常の製品としての保証期間は 2年間あるそうです。購入の証明になるレシートなどが必要になるとのことなので、説明書などと一緒に捨てずに保管しておきましょう。但し、パニアバッグの場合は修理の受付はしていないそうで、交換または返金となるとのことでした。もしもの場合は購入店舗に相談してみて下さい。

両サイドに装着

先に入手していた ABUS のパニアバッグと一緒に付けてみました。メーカー違いですが、似たようなカラーリングなこともあって特に違和感を感じるようなこともありません。U字ロックとチェーンロックを入れているサドルバッグの方が浮いていますが、まあこれは追々・・・。

左右に取り付けたパニアバッグだけで 1.4kg ほどの重量増加、中にカメラやレンズなどを入れれば更に数キロプラスと重くなるのは仕方ありませんが、やはり背中にバッグを背負って移動することを思うと格段に楽になります。途中で食料などを買っても分けて入れておけるので、やはり 2つあると便利ですね。そのうちアルコールストーブなんかも調達して出先で淹れ立ての珈琲なんかを楽しんでみたいと思います。