APS-Cサイズの「α6700」と同様、後継機の登場によって「α7CⅡ」でもグリップの大型化が図られて深く握れるようになり、かなりカメラを保持しやすくなったようなのですが、どうしても小指が余って遊んでしまいます。「α6700」で使っていたものを流用出来れば良かったのですが、やはり微妙にサイズが異なるようで、バッテリースロットの開閉に支障が出てしまいます。
ということで、こちらについては素直に買い換えることにしました。発売から 1年近くになるだけのことはあって、SmallRig 以外にも「α7CⅡ」用のアクセサリーは結構選択肢が増えています。家電量販店の販売ランキングなんかを見ていても「α7CⅡ」はかなり売れているようですからね。
同じ「SmallRig」から発売されている「SR4439」という型番のアルカスイス互換のベースプレートを購入しました。カメラと同様にブラックとシルバーのものが用意されていますが、こちらはシルバーのタイプになります(ブラックモデルは「SR4438」)。小指の問題だけでなく、ベースプレートを取り付けておけばカメラ底面の保護になりますし、三脚への着脱が非常に楽になるので、個人的には既に必須アイテムとなっています。
拡張グリップとしては SONY からも純正で「α7CR」と共通の「グリップエクステンション(GP-X2)」が発売されていますが、アルカスイス互換というわけでもない割にあまりに高すぎるのですよ・・・。
迷ったのは私が 三脚 を使っている「Leofoto」から発売されている「α7CⅡ」用のブラケット。
こちらのカラーバリエーションはブラックのみですが、グリップの部分がカメラと同じシボ加工された様になっていて格好いいんですよ。更にこちらなら縦位置で三脚に取り付ける事も可能です。ただ、価格が倍近くになってしまうのですよね・・・。さすがにそこまで出す気にもなれなかったので、結局 SmallRig のブラケットを購入しました。
カメラと接触する部分にはシリコンパッドが貼られていて、カメラに傷が付かないよう配慮されています。アルカスイス互換のクイックリリースプレート部は幅広で調整がしやすく、ショルダーベルトを取り付ける「QDソケット」やストラップ取付用のスロット、1/4 インチネジ穴など拡張性もたっぷり。
しっかりしている割にアルミ製なので非常に軽く出来ていて、僅か 66.5g ほどしか重量がありません。
「α7CⅡ」は軽さとコンパクトさがウリのカメラですが、この程度の重量増であれば得られるメリットの方が遥かに大きくなるんじゃないでしょうか。
カメラとの固定はマイナスネジですが、出先でもすぐに脱着することの出来るよう、マグネット収納式のドライバーが付いています。取付もカメラの底部にプレートを併せて固定ネジを締め込むだけと超簡単。
バッテリースロットの部分はヒンジアームになっていて、バッテリー交換の妨げにはなりません。
シルバーの色味が「α7CⅡ」に合うかどうかが気懸かりでしたが、全く問題ありませんね。むしろデザイン的にはこのベースプレートを取り付けた方が断然好みです。「SmallRig」のロゴはありますが、プレートの左側に控えめに刻印されているので気になることも無いでしょう。
三脚(Leofoto LS-224C + LH-30R)に乗せてみました。アルカスイス互換プレートのお陰で着脱は非常にスムーズです。やはりこの利便性は一度知ってしまうと手放せなくなってしまいますね。安定性に関しても全く問題ありません。
小指余りの問題解決だけで無く、カメラ底部の保護や三脚と組み合わせる際の利便性向上など、僅かな投資で大きな効果を得ることの出来るこの製品。「α7CⅡ」「α7CR」をお使いの方は是非お試しを!