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Leofoto(レオフォト)のカーボン製三脚「LS-224C」と自由雲台「LH-25」を買ってみました

カメラ用の三脚を買いました。以前からマクロ撮影時や夜景撮影時に軽くて丈夫な三脚がそろそろ欲しいなと思っていたのですよね。とは言え、三脚ってあまりに種類が多すぎてどれを選べば良いのやらさっぱりです。安いのはだいたいアルミ製ですが、自転車で持ち運ぶにはちょっと重い・・・。カーボン製なら軽いものも多いがちょっとまともそうな製品になると価格が高い・・・。

調べ始めたはいいものの、沼の深さに思考停止状態に陥ってしまい、特別急ぎでも無かったのでそのうちまた考え直そう(笑)と放置していたのですが、今年の 2月末に開催された「CP+2023」のカメライベントのセミナーで「Leofoto(レオフォト)」というメーカーの存在を知りました(横浜までは行けないのでオンラインでの参加です)。

「Leofoto」は、三脚や自由雲台、L型ブラケットなどを製造している中国の撮影機材ブランドです。広東省で 2014年に創業し、日本には 2018年に上陸してきたようですね。私が知らなかっただけで、既にカメラ界隈ではコストパフォーマンスに優れた製品を作るメーカーとして広く知られる存在になっており、日本では「Wide Trade」さんと ” KANI ” フィルターを取り扱う「ロカデザイン企画販売」さんが輸入代理店になっているようです。

今回はそんな新進気鋭の「Leofoto」から発売されている、センターポールを無くして収納時の体積を大幅に削減した「レンジャー」シリーズの「LS-224C」という三脚と、「LH-25」という自由雲台をセットで購入してみましたのでレビューしておくことにします。


■ Leofoto の 4段式カーボン三脚「LS-224C」と自由雲台の「 LH-25」

Leofoto-1 Leofoto の三脚は、わりと分かりやすい品番ルールになっています。品番の最初のアルファベット 2文字がシリーズ名、ハイフン(-)の後の 2桁が最大パイプ径、次が脚の段数、最後のアルファベットが三脚の機能を示していて、「C」ならカーボン製という意味です。今回購入した「LS-224C 」の場合は、「LS」シリーズのパイプ径 22mm、4段式のカーボン製三脚ということになります。
「LS-224C」に自由雲台「LH-25」取り付けた状態の仕様は以下の通り。

材質 10層カーボン
パイプ径 22 / 19 / 16 / 13 mm
段数 4段
全伸張 1,162 mm(センターポール使用時は 1,477 mm)
最低高 125 mm
収納高 475 mm
耐荷重 6 kg
重量 900 g

耐荷重 6kg とのことですが、今のところ私のカメラで一番重く(α6600 + SEL70350G + SmallRig のブラケット)しても 1.5kg にはなりませんので全く問題無いでしょう。脚の段数も 4段と無難なところです。昔旅行用に超コンパクトになる 8段のアルミ三脚を買ったことがあるのですが、余りに段数が多くなると先っぽの脚が細くなってしまって全く安定しないのですよね。1.5kg 辺りの重さが多いこのクラスの三脚の中ではかなり軽い方だと思います。

Leofoto-2

自由雲台(LH-25)がセットされた三脚本体(LS-224C )の他に、着脱式のセンターポールと調整用の工具、カラビナに極々簡単な説明書が付属していました。センターポールと三脚本体をケースに入れた状態で 1.2kg 程度ですね。このケースがまた非常にしっかりしたもので、安っぽさがありません。

付属の取扱説明書は英語と中国語のみの表記です。無ければ無いで構わないとは思いますが、必要な方は以下の日本語版PDF をどうぞ。

レンジャーシリーズ 三脚取扱説明書
自由雲台 LH-25 取扱説明書


Leofoto-3 Leofoto-4


三脚にカメラや雲台を取り付ける部分のネジは一見 1/4ネジにしか見えませんが、ネジの外側を押し込むと 3/8ネジが出現するようになっていて、どちらの規格でも取り付けられるようになっています。これは面白い工夫ですね。

脚の付け根にある銀色の「開脚ロックレバー」を引き上げると、三脚の脚の角度を 3段階(85度/55度/22度)に変えることが出来ます。センターポールを付けたままでは付属のケースには入りません。多少手間は掛かりますが、その分コンパクトになると思えば致し方ないところでしょう。

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アルカスイス互換のプレートも付属していましたが、私は α6600 に SmallRig の L型ブラケット を取り付けているのでこちらは使いません。プレートはノブで締め付けて固定する方式なのでワンタッチでカメラを着脱とはいきませんが、いちいち三脚をねじ込むことを考えれば断然便利。三脚の下側にはカラビナを取り付けられるようになっていて、荷物などを吊せばより三脚が安定します(耐荷重には注意)。

Leofoto-7

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外に持ち出して α6600 と TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD を取り付けてみました。目一杯レンズ鏡筒を延ばしてもしっかりと安定しています。自由雲台はボールポイントなので、ノブ 1つの操作で素早く被写体に向けることが出来ますが、微調整はちょっと難しいですね・・・。雲台は将来的にアップグレードするかも。

■ 自転車でどうやって三脚を持ち運ぶか

さて、なかなか軽くて丈夫な三脚を手に入れることが出来たのですが、徒歩ならそのままケースに入れて持ち歩くとして、問題はどうやって自転車で持ち運ぶかです。ハンドルバーバッグ に収まれば一番良かったのですが、残念ながら STIレバーに干渉してしまうため収納することが出来ません。なにかいいものは無いかと Amazon を物色していたところ、下記の伸縮性のあるベルトを発見しました。


サクラの可能性はあるかも知れませんが、レビューも上々ですしこの価格なら失敗だったとしても諦めも付くだろうということで早速無くポチッとな。

TRILANCER ベルト-1

30cm と 46cm のベルトが 2本ずつに 61cm のベルトが 1本のセットになっていました。ベルクロもしっかりしていてなかなかの品質。元の長さの 1.5倍にまで伸びるようです。裏には滑り止めのゴム加工もされているのでずれて落ちる心配も少なそう。当てになるかどうかは知りませんが、2年間の保証も付いているようです。

TRILANCER ベルト-2 TRILANCER ベルト-3


TREK Checkpoint のリアキャリアに 46cm のベルトセットでケースに入れた三脚を取り付けて 60km ほど試験走行に出掛けてみました。パニアバッグやトランクバッグの取付にも干渉しませんね。固定力も十分でペダリングに影響することもなく、これなら充分実用に耐えそうです。ベルトに伸縮性があるので適度に衝撃も緩和してくれるでしょう。余ったベルトはサドルバッグに詰め込んでおくことにします。急に荷物が増えたりした際に役立ってくれることでしょう。

これで三脚を持ち運ぶ目処も立ちました。クロスバイクの FX 3 Disc にも同じリアキャリアを取り付けているので使い回しも効きます。今年は夜景や花火なんかの撮影にも出掛けてみたいですね。