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クロスバイクのハンドルバーに「SP CONNECT」システムを使ってスマートフォンを取り付け!

通勤・通学で決まったコースを走ったり、ママチャリに乗って近所に買い物に出掛ける程度なら自転車にスマホホルダーを取り付ける必要はさほど無いと思うのですが、遠出をしていると始めて走る道では地図ナビゲーションがあったらなと思うことがよくあります。ナビゲーション機能付きのサイクルコンピューターを取り付ける手もありますが、かなりの追加出費になりますしね・・・。いずれは欲しいですけど・・・。

自転車に取り付ける事の出来るスマホホルダーは、それこそ安価なモノから高価なモノまで実に色々な製品が販売されていますが、あまりいい加減なモノだと走行中にスマホが吹っ飛んでいったなんて話もちょくちょくあるようです。どうせ取り付けるならしっかりしていてスマホの取外しが容易なモノを・・・ということで、少々値は張りますが今回購入したメーカーの製品を取り付ける事にしました。

■ 「SP CONNECT」システムを導入する事に決定!

今回購入したのは以下の 2点。ハンドルバーに取り付けてスマホを着脱するベースとなる「ハンドルバーマウントPro MTB(53246)」という製品と、スマホをクランプで挟むことで大きさを選ばず取り付け可能な「ユニバーサルフォンクランプ(53234)」という製品です。例によってこれらのパーツも新型コロナの影響を受けて供給が不安定になっているようです。購入を考えているのであれば在庫を見つけた時にさっさと抑えておいた方がいいかも知れません。


上記の 2点について、Amazon では並行輸入品しか取り扱っていないようです。保証関係を除けば品質的に問題無いと思いますが、どうしても「並行輸入品じゃ嫌だ!正規輸入品が欲しい!」という場合は、ワイズロードなどを当たってみて下さい。


正規輸入品の場合は、パッケージの下部に SP CONNECT の日本の代理店の「デイトナ」か「インターテック」の代理店シールが貼ってあるはずなので、店頭購入であれば見分けることは可能です。

■ 「ハンドルバーマウントPro MTB」を TREK FX 3 Disc に取り付け!

まずは「ハンドルバーマウントPro MTB」を FX 3 Disc のハンドルバーに取り付けます。こちらのキットには取り付けに必要になる工具も含まれているので別途用意する必要はありません。並行輸入品ということでマニュアルは英語のみでしたが、図解されているので困ることは無いでしょう。

Handle Bar Mount -1 Handle Bar Mount -2


「ハンドルバーマウントPro MTB」は、マウント下部にもライトや GoPro などを取り付けることが可能です。そうした機器を取り付ける予定がある場合は予め下部マウントパーツも取り付けておきましょう。上部マウントにはショックアブソーバーが組み込まれていますが、極簡易的なものです。このマウント単体での防振性能は ” 無いよりはマシ ” 程度のものと思った方が良いでしょう(これについては後述)。

Handle Bar Mount -3 Handle Bar Mount -4


「ハンドルバーマウントPro MTB」は、φ25.4mm、φ31.8mm、φ35mm のハンドルバーに対応した製品です。FX 3 Disc のハンドルバーは Φ31.8mm のものなので、薄い方のスペーサーを組み込むことにします。マウントパーツの重量はおよそ 52g といったところでした。

Handle Bar Mount -5 Handle Bar Mount -6


取り付け部分はボルトを外せばパカッと開くので、ハンドルバーにマウントを被せてボルトで締めるだけです。締め付けトルクは 3Nm とのことですが、馬鹿力で締め付けなければトルクレンチが無くてもまあ大丈夫でしょう。CNC加工のアルミニウム製ということで非常に精度が高く、剛性感も充分です。

■ 「アンチバイブレーションモジュール」も組み込み!

先程書いたように、「ハンドルバーマウントPro MTB」自体にも左の写真の赤で囲った部分に「ショックアブソーバー」は組み込まれていますが、非常に簡易的なモノです。

ショックアブソーバー 衝撃吸収機構部分


マウントをバラして見ると、右の写真の赤〇印の六角ボルトの周囲に申し訳程度の防振ゴムが取り付けられていることが分かるかと思います。この防振ゴムがマウントのパーツと接することで一応の衝撃吸収機構となっているようです。ただ、グニグニやってみてもそれ程振動を抑えてくれるようには見えません。

最近のスマートフォンのカメラは手ブレ補正機能が非常に優秀ですが、特に「光学式手ブレ補正」機構を備えたスマートフォンは外部から加わる振動に対してかなりデリケートになっているようです。Apple 自身も「警告」を出していることをご存知の方も居られるでしょう。こちらは特に単車のエンジンの振動と併せて故障リスクが高まる件について書かれたものですが、自転車走行時に於いても路面から伝わる振動が悪影響を及ぼさないわけはないでしょうから、専用の制振モジュールも組み込んでおきました。


実は上記の「アンチバイブレーションモジュール」、デイトナさんのところの適合マウントリストの中には「ハンドルバーマウントPro」は含まれてません。自転車関係の製品とのテストはされていないようですね。ですが、良く似たバイク用の「モトマウントプロ」などでは大丈夫そうだったのと、構造を調べていてなんとかなるだろうということで、見切り発車的に購入してみました(笑)。

Anti Vibration Module -1 Anti Vibration Module -2


パッケージには防振モジュール本体の他に取付用のボルトとレンチも入っています。こちらは「デイトナ」扱いの正規輸入品を購入しましたが、取り付けマニュアルは図示されているだけで日本語の表記はありませんでした。まあ別に困りませんけどね。

Anti Vibration Module -3 Anti Vibration Module -4


モジュール内部に振動軽減ラバーが組み込まれていて、スマートフォンに伝わる振動を最大 60% まで抑制することが出来るそうです。また、現在販売されているものはフォンケース装着部分の周囲に緩衝材が追加された改良型となるようです。

Anti Vibration Module -5 Anti Vibration Module -6


「アンチバイブレーションモジュール」の重量は約 51g。取付は「ハンドルバーマウントPro MTB」の一番上のフォンケース装着部分のパーツのみ取り去り、そこに代わりに「アンチバイブレーションモジュール」を組み込むという形になります。取付角度は接合部分に切られているギアによって 6° 刻みで細かく調節することが可能です。厚みがあるのでボルトはマウント裏まで届く長さのものに交換しましょう。

Anti Vibration Module -7 Anti Vibration Module -8


こちらのモジュールの締め付けトルクは 5Nm とのことです。取り付け後は厚みも増して結構な存在感が出ます。フォンケース装着部分周囲に配置されている EVAフォームが初期状態ではかなり固いので、フォンケースを取り付けた後はしばらく付けっぱなしにして馴染ませておいた方がよいでしょう。

SP CONNECT としても、iPhone 10 以降のモデルを使用している場合はこちらの「アンチバイブレーションモジュール」の装着を推奨するとのことです。いくら Apple Care+ に入っているからと言っても交換には手間も掛かりますので保険としても取り付けておいた方が良いのでは無いかと思います。

以上のように、「ハンドルバーマウントPro MTB(53246)」へ「アンチバイブレーションモジュール(53135)」を取り付けることは可能です。購入を考えている方のご参考にして頂ければ幸いです。

■ 「ユニバーサルフォンクランプ」を使ってスマホを取り付け!

それぞれのスマートフォンに合わせたケース形のホルダーも発売されているようですが、そのような製品は当然ながらそのスマホ専用となってしまいます。保護性能が高いことは間違い無いでしょうがデザイン的に面白みがありませんし、普段別のスマホケースを使っていたりスマホリングなどを使っている場合はケースを交換したりする手間が生じます。

最近になってようやく iPhone 13シリーズ専用のケースも販売が始まったようですが、そうした理由で今回はクランプでスマホを挟んで固定するタイプのホルダーを購入することにしました。

Phone Clamp -1 Phone Clamp -2


こちらの説明書も文字による説明は無く、図でスマホの装着方法が示されているだけでした。

Phone Clamp -3 Phone Clamp -4


キットにはフォンクランプ本体の他に、フォンクランプ側のマウント結合部の向きを変えるための治具(クランプ横のつまみの付いたパーツ)が入っていました。この治具、マウントへの装着時にすっぽ抜けたりして取り付けに失敗した際にマウント結合部の向きを戻すためのものなので捨てちゃ駄目ですよ!

Phone Clamp -5 Phone Clamp -6


「ユニバーサルフォンクランプ」自体の重量は 53g 程で、今回取り付けた 3つのパーツを合わせると 160g 弱ほどになります。マウント横のネジを引き出して回して調整する事で使っているスマホの幅にぴったり合わせられるようになっています。

iPhone 取り付け-1 iPhone 取り付け-2


iPhone 13 mini をクランプに取り付けてみます。この iPhone 13 mini には NIMASO のクリアケース と以前に下記の記事でご紹介した「goBelt(現在は改良版が販売中)」を取り付けたままの状態です。

iPhone 取り付け-3 iPhone 取り付け-4


「goBelt」自体が畳んだ状態で非常に薄くなることもありますが、上の写真の様にこの状態でもしっかりホールドしてくれます。クランプの内側にはラバーも貼られているのでスマホに傷が付く心配はありませんし、クランプをしっかり締めておけば振動ですっぽ抜ける心配も無さそうです。

■ トップチューブバッグと組み合わせて走行中のスマホ充電も可能!

取り付け方法 ハンドルバーマウントへのスマホの取り付け方は非常に簡単です。

マウントのレールの向きとスマホを取り付けたフォンクランプの凹みの向きを合わせて差し込み、上から軽く押さえつけながらクランプを 90° 回転させるだけです。マウントに「アンチバイブレーションモジュール」も組み込んでいる場合は、最初のうちはモジュール上部の EVAフォームが固くて取り付けにくいかもしれませんが、使っているうちに馴染んでくるのでそれまでの我慢です。

取り外し方は、取り付けたのと逆方向に 90° 回すだけ!

「アンチバイブレーションモジュール」を組み込んだおかげでスマホを取り付けた状態で結構グニグニ動きます。実際にどの程度 iPhone のカメラの故障を防いでくれるかはこれから使い続けてみないことにはなんとも言えませんが、少なくともこのモジュールを組み込んでいない時よりは安心できるでしょう。

取り付け例-1 取り付け例-2


ホールド感は抜群です。これなら走行中にスマホが外れて飛んで行ってしまうという心配はまずしなくて良いでしょう。捻ればすぐに外せますから走行中に何か写真に残しておきたいものを見つけても、停車してすぐにスマホを外して撮影することが可能です。いや、便利ですよこれ!

ただ、今の状態ではスマホを着脱するためにはハンドルバー上でスマホを 90° 回転させる必要があるので、着脱時は一旦ライトを取り外さなければなりません。ちょっとハンドルバー回りが窮屈になってしまいましたので、ライトの取り付け方法は考え直した方が良さそうですね。

先日レビューした GORIX のトップチューブバッグの中に Anker のモバイルバッテリーを入れ、走行中にスマホへの給電が出来るかどうかも試してみましたが、特に問題無さそうでした。 初めて走る場所ではどこで曲がればいいのか分かりにくいこともままあります。Google Map でナビさせている間はスマホが節電モードにならないようなのでバッテリー消費が激しくなりますが、これで長距離ライドにも安心して出掛けることができそうです。

あ、便利だからと言って走行中にスマホを弄っちゃ駄目ですよ。スマホにナビをさせる場合は走る前に Google Map などのナビ機能を開始させておき、安全を確認しつつせいぜいチラ見する程度にしておきましょう。恥ずかしくなければ音声ガイドを聞きやすいように音量を上げておくといいと思います。