郵便局のスマホアプリが新しくなったということなので、実際に使って試してみることにしました。これまで別々だった、荷物の配達状況を追跡する「日本郵便アプリ」と、「ゆうパックスマホ割」を利用するためのアプリが 1つになったそうです。
新しくなった「郵便局アプリ」では以下の様な機能を利用することが出来ます。
画像:郵便局
ちなみに、これまで郵便物の追跡や宛名ラベルの作成が行えた「日本郵便アプリ」の方は、来年1月末を以てサービス終了となるそうです。「ゆうパックスマホ割」アプリの方はまだ当面併存するようですが、こちらもいずれ統合予定とのこと。
■ アプリのインストールと設定
「郵便局アプリ」は、もちろん無料で使う事が出来ます。ダウンロードは以下のバッジをタップして頂くか、各アプリストアで「郵便局アプリ」で検索してどうぞ。
アプリの動作環境ですが、Apple 製品はアプリのダウンロード画面から iOS 15.0 以上を搭載した iPhone または iPod touch が必要であることが分かったものの、Androidスマホについては何処にも書かれていないのですよね・・・。とりあえず Android 9 の Xperia XZ1 Comapct で動作することは確認しましたが・・・。
「ゆうびん ID」を作成済みならアカウント(メールアドレス)とパスワードでログインするだけで全ての機能を利用することが出来るようになります。荷物の配送状況確認はホーム画面の「配達状況」から。メモを残しておくことも出来るようになっています。
「ゆうびん ID」は、日本郵便が提供するサービスを受けるために必要な顧客ID のことです。この ID を使って自宅への集荷申込や、「ゆうパックスマホ割」などのサービスを利用することができます。
「郵便局アプリ」では二段階認証の設定が可能です。
アプリホーム画面右上の「」をタップするとメニューが表示されるので、「ゆうびん ID 登録情報」を選びます。次の画面で「2段階認証の設定」へ進むと、2段階認証アプリ(Google Authenticator など)を利用するか、SMS / メールで認証するかを選んで下さい。認証アプリを使用する場合は「セットアップキー」が表示されるのでコピーしておきます。
認証アプリ(ここでは Google Authenticator)を立ち上げ、右下の「」をタップして先程コピーしておいた「セットアップキー」を入力して下さい。この際「アカウント」には区別しやすい名前(郵便局アプリなど)を付けておくと良いでしょう。「リカバリーコード」は、スマホの機種変更をした場合などに必要になるかも知れませんので、何らかの方法で保存しておいて下さい。
二段階認証の設定が出来るのはいいのですが、どうやらこのアプリ、タイムアウトという概念は無いようで、意図的にキルしてアプリを終了させない限りずっとログインされたままの状態になっているようです。これってセキュリティ的にどうなんでしょうね?どうせなら Face ID などでロックが掛けれるようにしてくれればいいのに・・・。
■ 「郵便局アプリ」の使い勝手
「郵便局アプリ」の使い勝手ですが、これまで分かれていた、荷物の配達状況を確かめる事の出来る「日本郵便」アプリと、「ゆうパックスマホ割」を使うためのアプリが 1つになったのはまあ便利ではあると思います。ただ、もうちょっと UI を使いやすくして欲しいですね・・・。一覧性が無いというかなんというか、どうも中途半端な感じが否めません。
「ゆうパックスマホ割」を使う流れは以下の様になります。
わざわざ送り状を貰ってこなくても自宅で送り状の作成と支払いができるのは便利だと思います。多少の運賃割引もありますしね。「ゆうプリタッチ」の使い方を含め、基本的には以前ご紹介した「ゆうパックスマホ割」の使い方と同じです。
他にも最寄りのポストや郵便局を「お気に入り」に登録しておいたり、ポストの集荷時間を調べたり、郵便物の配達料金を調べたりと、それなりに役には立ってくれると思います。郵便ポストや郵便局の検索は現在地をベースに出来るので、出先で近くのポストなどを探したい時には重宝しそうです。今後順次郵便局の混雑状況も分かるようになるとのことなので、より使い勝手が良くなってくれることにも期待したいですね。
郵便物の再配達の依頼もアプリで簡単でした。不在票に印字されている QRコードを「郵便局アプリ」で読み取り、日時指定と連絡先を入力するだけです。郵便物の履歴も残るので、今までのアプリの様に都度伝票番号を入力する必要が無くなって随分便利になりました。