(新)タイトルいつ決めるのさ

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久々のサイクリング ~ スタンプラリーに参加しつつ東播磨地域を巡る ~

1月 2月はほとんど自転車に乗りませんでした。さすがに寒すぎるというのが主な理由ですが、元日に衝原湖まで初日の出を観に行った 以外では 1度初期点検とパンク後の状態確認をしてもらうために TREK のお店に Checkpoint を持っていったついでに走り慣れたコースを 40km ほど走ってきた程度です。

運動は一応していましたよ。但しランニングの方に切り替えてですが・・・。とは言え、そもそも自転車を始めたきっかけのひとつが故障気味の足で長距離を走るのが辛くなってきたからということもあって、最近は走りに出てもせいぜい 10km 程度しか走っていません。

今年の春は何度か自転車で遠出したいなと思っていることもあって、そろそろリハビリ(?)を始めないといけないなと思っていたところに、ちょうど「東・北はりまサイクルフォトコンテスト&スタンプラリー」というイベントが開催されているようだったので、スタンプを集めながら行けそうな範囲で巡ってみることにしました。まあコンテストに応募するほどの写真の腕は無いので、スタンプラリーの方だけでも参加してみますかね。 期間は 3月10日までということで、残念ながらもうあまり残りの期日がありません。このイベントの存在は 1月末頃には知っていたのですが、寒さであまり気乗りしなかったのですよね・・・(苦笑)。

フォトコンテストの方は Instagram で公式アカウントをフォローし、「東はりま北はりまサイクリングマップ」に設定されているサイクリングコース周辺で撮影した写真に「#サイクルハリマ22」のタグを付けて写真と撮影場所・写真タイトルを投稿すればいいそうです。

スタンプラリーの方は参加にスマートフォンが必携です。スタンプラリーサイトに掲載されている東播磨・北播磨地域に設定された 34箇所のスポットを自転車で巡って集めたスタンプの数に応じて抽選で賞品ゲットのチャンスもあるとのこと。スタンプはスマホの位置情報を使って Webブラウザ上で集めることになるようです。予備バッテリーは持っていった方がよいでしょう。ということで、まずは一番東のポイントである明石城をスタート地点として計画を立ててみました。


計画通りに回ることが出来れば明石までの往復も入れて走行距離は 100km 程度になる予定。1回のライドで 11箇所のスタンプを集めてくることが出来るはずです。ただ、なにぶん久々のロングライド。いきなり 100km はちょっと無謀かもとは思いましたが、時間や体力の様子を見ながら無理しすぎない範囲で出掛けることとします。

■ 高砂へ向けて出発!

ジェノバライン乗り場 出来れば午前中に出掛けたかったのですが、いつものように準備やら食事やらでウダウダした挙げ句、結局出発は 13時前になってしまいました。もうこの時点で帰りが夜道になることはほぼ確定。まあ想定内と言えば想定内です(笑)。

とりあえず明石城の正面入り口まで走り、そこから南下して次のポイントに向かいました。ちょうど南に下った辺りに淡路島へ渡るジェノバラインの乗り場があります。

港の形に沿ってそのまま南に向かい、次のポイントである「旧波門崎(はとさき)燈籠堂」へ。

旧波門崎燈籠堂

「燈籠堂」は、その名から想像出来る通り、今で言う「灯台」です。江戸時代初期に明石港が整備されたころに作られたそうです。昭和 38年まで利用されていたそうですが、その後老朽化して放置されていたものを観光資源として再整備されたものが現在のものなのだとか。

現存する日本の旧灯台のうち、設置年台では 2番目に古いもののようで、台座となる袴腰(はかまごし)型の石積みは、花崗岩の切り石を隙間無く合わせた「合端(あいば)合わせ」という築城にも用いられた技術が使われているそうです。ここからも明石海峡大橋がよく見えますよ。

浜の散歩道 明石港から江井ヶ島海岸に掛けては海岸線に沿って「浜の散歩道」というサイクリングロードが整備されています。ここは信号が全く無いので、非常に快適なサイクリングが楽しめるお勧めのコースの 1つです。ただ、歩行者やランニングしている方なども多く、見通しの悪いブラインドコーナーも所々にあるので、スピードの出し過ぎにはご注意下さい。今後は電動キックボードも増えてくるでしょうね。追い抜く際は声掛けしていくのが安全かと。
「浜の散歩道」を通って次のポイントである「アカシゾウ発掘地」へと向かいます。

アカシゾウ発掘地-1 アカシゾウ発掘地-2


「アカシゾウ発掘地」に着きました。と言っても発掘されたゾウの骨格標本は大阪市立自然史博物館で展示されているそうで、ここはちょっと休憩できるスポットになっているくらい。近くには「明石原人腰骨発見地」もありますが、こちらはフェンスなどで囲まれていて入れないらしい。

浜の散歩道モニュメント

4箇所目、「浜の散歩道モニュメント」へやって来ました。「浜の散歩道」というサイクリングロードはここまで。西には「江井島海岸」が広がっています。海水浴場ですが、監視員はいないため、完全自己責任での遊泳となります。ここは無料でバーベキューを楽しむことが出来るスポットとしても知られているようなので、そのうち道具積んでチェアリングしに来ましょうかね。

ジョセフ・ヒコ生誕の地 県道 380号線に沿って西に向かい、「ジョセフ・ヒコ生誕の地」に到着しました。「ジョセフ・ヒコ」って誰やねん?って感じですが、「彦太郎」という少年の乗っていた船が嵐で難破し、52日間も太平洋を漂流していたところをアメリカ商船に救助され、後に米国市民権を得て改名したのだそうです。通訳として日本に戻ってきた後、日本で初めての新聞を発刊し、「新聞の父」と称された方なのだとか。大阪造幣局の設立にも関わっていたそうです。
神戸製鋼所北 これはたぶん神戸製鋼所加古川製鉄所の北側の道だったかと思うのですが、運河(?)に沿って非常に気持ちのいい道が整備されていました。川沿いに桜の木が並んでいたと思うので、春にはかなりいい場所なのではないでしょうか。で、ここを気持ちよく走っていると横の草地になにやら大きくモゾモゾ動くものが・・・。なんだろうと近づいてみると、なんと食事中のヌートリアが!誰かが飼っていたのを捨てて野生化したのでしょうか?とっさのことに写真を撮り忘れてしまったことが悔やまれる・・・。
「高砂海浜公園」に着いたのが 16時ちょっと過ぎ。ぼちぼち帰路に着くべき時間になってきました。

高砂海浜公園-1 高砂海浜公園-2


ここ「高砂海浜公園」を起点として北に 22.5km に渡って「志方東公園」まで「加古川右岸自転車道」が続いています。途中の「権現ダム湖」では更に「播磨中央自転車道」に接続しており、こちらを北上すれば加西市の「いこいの村はりま」まで 14km のコースが整備されています。一度走ってはみたいのですが、まずここまで来るのが・・・ね・・・。

「高砂海浜公園」には運動場の他はトイレ(綺麗です)くらいしかありませんが、東に加古川製鉄所があるので工場夜景の撮影にはいい場所かも知れません。夜景を撮るなら東の「加古川海洋文化センター」からの方がいいんですかね?この日は近くのベンチに座って弾き語りの練習をされている方が居たのでそれとなく聴かせてもらいつつ(笑)持参した珈琲と補給用の羊羹で一息。

■ 「生石神社」へ到着!

「生石神社」と書いて「おうしこじんじゃ」と読むそうです。こんなの知らないと絶対読めませんって。「高砂海浜公園」を出た時点で既に厳しいかなとは思っていたのですが、やはり到着したのは17時寸前。境内には 24時間入ることが出来るそうですが社務所は 17時までとのことで、自転車の施錠をしてたりしたため残念ながら御朱印を頂くことは叶いませんでした。

当初の計画ではもう 1箇所、「一ノ池公園」まで行く事を考えていましたが、時間的にも体力的にもこの辺りで切り上げておいた方がよさそうな気がしたので、「生石神社」を起点に折り返すことにします。その前にせっかくここまで来たので参拝を済ませていきましょう。

生石神社-1

「生石神社」ですが、なんと 立派な HP がありました。こちらでは「大穴牟遅(おおあなむち)」と「少毘古那(すくなひこな)」の二神が御祭神とされているそうです。正式な参道は下から急な階段を上ってくるようですが、自転車があったため横にある坂道を拝殿の近くまで押して上がってきました。

生石神社-2

拝殿の方へ進んでみたのですが、中に入り辛い雰囲気が漂っていたため、このまま進んで中に入っていいものなのかどうかちょっと迷いました。ですが、拝観料を入れる箱が置いてあったのでようやく理解。

生石神社-3

境内は広々としたものというイメージがあったので、とにかく窮屈な感じに驚きました。どうやら目の前に迫っている巨石がご神体のようです。天津神の言いつけを受けた「大穴牟遅」と「少毘古那」が出雲の国からこの地にやって来て共に国土を治めるのに相応しい石の宮殿を造ろうとしますが、播磨土着の神の反乱を受けて宮殿は横倒しのまま未完成となってしまいます。しかし二神は「宮殿が未完成のままでも我ら二神の霊はこの石に宿り、永遠に国土を治めよう」と言ったことからこの宮殿は「石宝殿(いしのほうでん)」「鎮の岩室(しずのいわや)」と言われるようになったのだとか。

生石神社-4

生石神社-5

生石神社-6

裏の方へ回れるようだったので行ってみると、末社がいくつかありました。ご神体となっている「石宝殿」は、切妻風の突起を後ろにして家を横たえたような形になっており、横幅約 6.5m、高さ約 5.6m、奥行約 7.5m、重さ約 500t にもなる巨大な石造物です。

生石神社-7

今回は荷物を軽くするためにレンズは TAMRON の 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD しか持って行っていなかったのですが、とても画角に収まりません。多少荷物になっても 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD も持ってきておくべきだった・・・。それにしても凄い存在感。パワースポットとされているのも納得です。

「石の宝殿」は水面に浮かんでいるように見えるところから「浮石(うきいし)」とも言われますが、未だ多くの謎に包まれており、宮城県「御釜神社」の「四口の神釜(よんくのしんかま)」、宮崎県「霧島東神社」の「天之逆鉾(あまのさかほこ)」と並んで「日本三奇」の一つに数えられているそうです。

生石神社-8

生石神社-9

大鈴は新型コロナ対策ということで括られて触れなくなったままでした。もうしばらくの辛抱ですかね。

生石神社-10

生石神社-11

生石神社-12

小さい神社ですけれど見応えたっぷりでした。頑張ってここまで観に来て良かった!

生石神社-13

境内横には階段があって上に登れるようでした。時間的な余裕が無くて上がるのは止めたのですが、実は上から「石の宝殿」の巨石を一望できるようになっていたそうです。やはり観ておくべきだった・・・。

生石神社-14

拝殿の前は休憩所兼展望所として整備されており、夕闇迫る高砂の街並みを一望出来るようになっていました。「生石神社」の創建は第10代崇神天皇(すじんてんのう)の頃とされているそうですが、となると紀元前のことになるのですか。崇神天皇の夢に現れた、石の宝殿に鎮まる二柱のお告げによって日本全土に蔓延っていた悪疫を鎮めるために創建されたのだそうです。「日本三奇」の 1つとされるだけの事はあって、一見の価値はありますよ。拝観料は 100円です。

■ 加古川のご当地グルメ「かつめし」で補給して帰宅

一旦 JR加古川駅まで戻り、先日ご紹介した「いろは食堂」で早めの夕食を摂ってから帰ることに。 帰るにしてもそのままではもうエネルギー切れ間近でしたからね・・・。個人的には走行距離が 60~70km を越えてくると食事なしでは厳しいです。高砂に来るまでほぼ向かい風だったのでかなり消耗していたのですが、お腹が満たされたことで少し回復しました。

帰りも「大中遺跡公園」と「天満大池公園」の 2箇所に寄ってスタンプをゲットする予定でしたが、「天満大池公園」の方はキャンセルしました。「大中遺跡公園」を過ぎた時点でもう 19時を過ぎていましたからね・・・。「大中遺跡公園」の隣には「兵庫県立考古博物館」があります。こちらもいつか行ってみたい場所。結局この日に集めることが出来たスタンプは 9つでした。

走行データ


帰り着いたのは 22時前。ここまで遅くなる予定は無かったのですが、まあ仕方ありません。折り返しの時点で 17時を過ぎていたことを考えるとまだ早く帰って来れた方だと思います。東西の移動だったのでアップダウンはそれ程無かったのですが、家の近くの登りだけは避けられません。正直消耗した状態での登りは勘弁して欲しいんですけどね(苦笑)。走行距離は 100km には届きませんでした。