昨年の夏にクロスバイク(TREK FX 3 Disc)の方に取り付けていた Laopao という中華メーカーの防犯アラーム付きテールライト が充電出来なくなって壊れてしまいました。一応買ってから 2年近くは保ちましたので、価格を考えればまあしょうがないかなと諦めは付きます。
分解して原因を探ってみたところ、これはバッテリーが妊娠してますね・・・。リチウムイオン電池なので下手に弄って破裂して燃えだしても困るので、素直にバッテリーと分けて処分することにしました。一応充電出来ないよう安全回路は働いていてくれたようですが、充電頻度は決して高くなかったんですけどね・・・。
Checkpoint の方には主に防犯アラーム目的で Gelielim というメーカーの「A5」を取り付けています。
マウント毎付け替えれば使い回す事も出来なくはないのですが、やはりめんどくさい・・・ということで、後に発売されていた同社の「A5 Pro」という製品を試してみることにしました。
「A5」にいくつかの改良を加えたものが「A5 Pro」となります。両者の相違点は以下の通り。
A5 Pro | A5 | |
---|---|---|
通常価格 | ¥3,499 | ¥2,999 |
振動感知アラーム | ○ | ○ |
ブレーキ警告 | ○ | ✕ |
感光センサー | ○ | ○ |
視認性 | ◎(発行部位追加) | ○ |
リモコン | ○ | ○ |
アラーム音量調整 | 3段階 | 3段階 |
振動検知感度調整 | 3段階 | 3段階 |
チャイム音 | 5種類 | 5種類 |
大きな変更点は、加速度センサーの追加によるブレーキ警告機能と視認性向上のために LED が追加されて発行面積が増えたことです。どちらの製品もちょくちょくクーポンが出たりして安く買えるチャンスがありますので、そこを狙うのが良いでしょう。
パッケージデザインや取扱説明書の文言が若干変更されたこと以外はほぼ「A5」と同じ内容です。取扱説明書はよく日本語化されていて、読んでいて不自然なところはさほどありません。
ライト本体とリモコンのほかに、シートポストとサドルレールに取り付けるためのマウントが付属しています。充電は USB Type-C。リモコンはハンドルバーに取り付ける事の出来るマウントが付属していますが、ハンドル周りがごちゃつく一因にもなるので、可能であればトップチューブバッグなどに入れておくのがいいんじゃないでしょうか。音量は最大設定なら 120db。とんでもない爆音です(笑)。
左が「A5 Pro」、右が「A5」です。新型の「A5 Pro」の方が僅かですが軽くなっていたのですね。バッテリー容量はどちらも 800 mAh とのことで、フル充電で連続点灯時間 15時間、待機状態(振動検知アラームON)で約 60日保つとのこと。60日はさすがに?ですが、帰宅したら充電する習慣を付けておけば困ることは無いでしょう。
操作方法ですが、「警報ボタン」を押下して振動検知アラームオン、「解法解除ボタン」でオフです。また、点灯モードは、「常時点灯」「高速点滅」「ポップフラッシュ」「スローフラッシュ」の 4つのモードが用意されていて、このうち「ポップフラッシュ」「スローフラッシュ」では感光センサーによって暗い場所(夜間やトンネル突入時)でのみ点灯します。電池は一応 交換可能。
乗る機会の多い Checkpoint の方に「A5 Pro」を装着し、FX 3 Disc の方には「A5」を付けておくことにしました。振動検知センサーのアラーム音は非常に強力ですが、まあマウントから外して(或いはマウント毎)放り捨ててしまわれればどうしようもないので気休めと言えば気休めです。
とは言え、アラームの音量が大きいことを知っている所有者ですら誤ってアラームボタンを押下してしまったりすると思わずウォッ!と驚くレベルです(笑)。いたずら防止や、盗難への威嚇程度には充分なってくれるでしょう。まあ駐輪場などでは隣で自転車を出し入れしていたりすると振動を検知してしまうことがあるので、アラームは使わない方がいいですが・・・。状況次第ですね。
基本的な機能は変わりませんが、LED の追加による視認性の向上ははっきり分かるレベルです。事故を防ぐには何よりも自分の存在を相手に知らせることが重要なので、LED の追加と加速度センサーを使ったブレーキ警告のためだけに「A5」に追加で 500円を支払って「A5 Pro」を選ぶ価値はあると思います。