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自転車用チューブレスタイヤのパンク対策に!Muc-Off(マックオフ)「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」レビュー!

自転車用チューブレスタイヤのパンク対策として、英国の Muc-Off(マックオフ)から発売されている 「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」という製品を買ってみましたのでレビューしておきます。

■ チューブレスタイヤだってパンクはする!

自転車用のタイヤは、タイヤの中にタイヤチューブを入れた「クリンチャータイヤ」と呼ばれるタイプが主流ですが、最近はタイヤチューブを使わずにタイヤのビードを直接ホイールのリムに密着させて空気を入れる「チューブレスタイヤ」も増えて来ているようです。

「チューブレスタイヤ」では、隙間からのエア漏れを防ぐために「タイヤシーラント」という液体が内部に注入されるのですが、この液体は空気の速い流れに反応して固まる性質を持っているそうで、パンクした際にはシーラントが外部に漏出して穴を塞いでくれます。このため、一般的に「チューブレスタイヤ」は「クリンチャータイヤ」よりもパンク耐性は高くなっていると思ってよいでしょう。

パンク ただ、パンク耐性が高くなっていると言ってもやはりパンクは避けられないのですよね・・・。TREK のグラベルロード「Checkpoint ALR 5」は購入当初から「GR1 Team Issue」という結構いタイヤを履いていて、しかもチューブレス仕様になっているのですが、今年の正月早々結構重症のパンクを経験することになってしまいました。右の写真がその時のもので、分かりやすいようマジックで着色したのですが、結構大きい穴だったことが分かっていただけますでしょうか。どうやらガラス片を踏んでしまったようです。

この時は一応シーラントが穴を塞いでくれたお陰で無事に帰ってくることが出来たのですが、少し走っては再発といった感じで、途中 3回くらい 携帯ポンプ でエアを補充してようやく収まってくれました。正月の早朝でしかも田舎道でのパンク、開いている自転車屋さんなんてありません。しかもソロライド中だったこともあって結構焦ったのを今でもよく覚えています(苦笑)。

結構な量のシーラントが出てしまったようだったので、初期点検も兼ねて購入店に持ち込んでシーラントの補充も行ってもらったのですが、その 2週間後くらいにまた別のパンクも経験しました。シーラントを入れたばかりだったのでこの時はすぐに穴を塞いでくれたようですけどね。あ、空気圧は一応規定値の Max 付近で維持するようにしています。念のため。購入後半年で 2回のパンクが多いのか少ないのかは分かりません。他にも気付かないうちにパンクしていたことがあったかも知れません。

■ Muc-Off の「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」を購入!

田舎の方へ走りに行くことが多いですし、ほぼほぼソロで動き回っているこの私。au損保の「Bycle」に加入しているので一応ロードサービスも受けることが出来ますが、基本的にライド中のトラブルは自分で対処するしかありません。

チューブレスタイヤのパンク対策を調べていたところ、タイヤに開いてしまった穴にブスッと紐状の柔らかいゴムを差し込んで穴を塞ぐツールキットがあることがわかりました。

これとは別に、「MAKUHAL(マクハル)」という、タイヤの内側に強力な ” 膜 ” を作って異物が貫通しないようにする製品もありましたが、施工がちょっと大変そうなのと、「MAKUHAL」まで貫通してしまった場合には 専用のパッチキット を使うしか無さそうなこと(これがまたお高い!)、低圧のタイヤではパッチが上手く使えるか不安だったことなどから断念しました。

STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG -1 先に挙げたタイヤの穴にゴムを差し込んで塞ぐタイプの製品は安価なものから高価なものまで色々売られているようでしたが、その中でもちょっとツールキット自体の収納方法が画期的だった「Muc-Off」の「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」を買ってみることにしました。税込 7,480 円が基本価格ですが、クオリティを考えると決して高くないと思います。


「Muc-Off(マックオフ)」は、バイククリーナーやチェーンルブ、タイヤシーラントなどのケミカル類などを取り扱うイギリス発の有名ブランドです。パンクバンドのようなロゴとショッキングピンクのド派手なコーポレートカラーを纏った製品を目にしたことのある方は多いでしょう。日本では「ABUS」や「BROOKS」「knog.」などを取り扱っている「ダイアテック」さんが代理店になっているようです。

STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG -2 STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG -3


「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」のキット内容は、左右のハンドルバーエンドに収めることの出来る ” プラグ ” が 1対に、パンク穴に詰め込んで使う 3種類の太さの ” タイヤワーム ” が各 5本ずつの 15本、ハンドルバーの内径に合わせて取り替えるゴムブッシュが 3種類(1つは予め装着済み)と簡単な説明書です。説明書は英語のみですが、図示されているので意味は分かるでしょう。

STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG -4 STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG -5


プラグの先端はシリコンカバーで保護されているので取り外して装着します。キャップを捻って外せばリペアツールの本体がお出まし。シールもされているので、内部に水が入る心配は無いでしょう。

STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG -6 7STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG -7


ツールプラグは、パンク穴の形を整え、タイヤワームを詰め込む為の「パンクチャープラグ」と、余ったタイヤワームを切り取る「ナイフツール」で構成されています。ステンレススチール製で質感もよく、この種のガジェット好きには堪らない感じ。左右のプラグを合わせた重量は 65g 以下と軽量です。

■ 「Checkpoint ALR 5」のハンドルバーに取付!

それでは「Checkpoint ALR 5」のハンドルバーに組み込んでみたいと思います。

Bontrager エンドキャップ-1 Bontrager エンドキャップ-2


まずはバーエンドに取り付けられている「バーエンドプラグ」を外します。といってもはめ込まれているだけだったので、マイナスドライバーでこじってやればすぐに外れました。

STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG-8 次にハンドルバーの内径に合ったゴムブッシュに交換します。初期状態では 19mm のゴムブッシュがセットされているのですが、結局私の Checkpoint では交換の必要は無かったようです。他に 17mm と 21mm のゴムブッシュが付属しているので、ハンドルバーに入らなかったり、ズブズブですぐに抜け落ちてしまう場合は合ったものに交換して下さい。バーエンド側にあるボルトを抜いてしまえば交換出来るようになっています。

取付-1 取付-2


バーエンドキャップを外しておいたバーエンドに「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」を差し込みます。ハンドルバー内部に収納する構造なので、ハンドルの内径が 17mm 以上必要です。また、バーエンドから 84mm は直線になっていなければなりません。それにしてもここにパンク修理キットを収納してしまうというアイデアは画期的ですわ。

取付-3 取付-4


ハンドルバーに差し込んだら 4mm のアーレンキーで締めていきますが、締め付けトルクは 1 Nm とのこと。締めることで内部のゴムブッシュが潰れて広がり外れなくなる構造なので、締めればどんどん締まってしまいますのでご注意を。トルクレンチが無いなら引っ張って抜けなければOKということで・・・。

■ 使い方と注意点などなど

使い方 使用時はまずタイヤに刺さった異物を確認して可能なら除去し、ハンドルバーから取り出した「パンクチャープラグ」の先っぽでグリグリやって開いてしまった穴の形を整えます。次に、 2叉に分かれた部分にタイヤワームを差し込んだ状態で先っちょをパンク穴に貫通させ(全部入れちゃダメです)、中で数回捻ってからプラグを抜き取ります。空気を補充した後、「ナイフツール」を使ってタイヤの外に出ている余分なワームを適当な長さに切れば完了。
タイヤワームは自己融着性のあるブチルゴムの様な素材で出来ていて、かなりの粘着性があります。一応一番太いタイヤワームが MTBタイヤ用、真ん中のがグラベルタイヤ用、一番細いのがロードタイヤ用とされていますが、パンク穴の大きさによって選んでくれとのこと。空気圧は最大で 80 PSI(約 5.5 Bar)まではいけるようです。グラベルタイヤなら充分な値ですね。

取り付け例

先日 小野へ桜を観に行った 時ももちろん取り付けて行きました。私の Checkpoint は、白・黒・銀のカラーなのでシルバーを選択しましたが、カラーバリーエションが豊富なので車体カラーに合わせたり、或いは敢えてワンポイントのアクセントにしたりとドレスアップ効果も楽しめます。

この「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」、ロードバイクやグラベルロードなどのドロップハンドルだけでなく、ハンドルバーがパイプ状になっていて、プラグを収納することの出来る長ささえあればクロスバイクや MTB のハンドルバーでも取り付ける事が可能です。TREK のクロスバイク「FX 3 Disc」のようなハンドルバーは特殊な形状をしているので取り付ける事は出来ませんけどね。

注意点として、「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」をハンドルバーから取り出すのに 4mm のアーレンキーが必要です。また、タイヤワームを一緒に持っていくのを忘れてしまうと意味がありません。4mm のアーレンキーはだいたい携帯工具に含まれていると思うので、ツールボックスなどに一緒に入れて忘れず持ち出す習慣を付けておきたいですね。携帯出来る 小容量の補充用シーラント も一緒に持って行っておくとより安心出来るでしょう。ロングライドのお供に是非どうぞ。