自転車でカメラなどを携えてサイクリングに出る場合、リアキャリアを取り付けているならパニアバッグを利用するのが断然お勧めです。最初の頃はカメラバッグを襷掛けにしていたのですが、登坂時に結構負担になるのですよね。リュックタイプのものも便利ですが、背中と接触する部分に汗を掻きますし、やはり重さを感じざるを得ません。
カメラやレンズは最近購入した着脱式の肩ストラップが取り付けられる Bontrager の「MIK Utility Trunk Bag」に入れて持ち歩くことが増えましたが、容量 22ℓ とたくさん持ち運ぶことの出来る下記の ABUS 製パニアバッグ もちょくちょく使っています。
バッグ自体が非常にしっかりした作りで、ショルダーストラップを取り付ける事が出来ない点以外は非常に気に入って使っているのですが、先日サイクリングから帰ってきて片付けていたところ、ある問題が。
なんと、蓋の部分を留めるバックルが取れ掛かってしまっているではないですか!使い続けているうちにバッグに穴が開いたりラックへの取付金具が壊れたりする可能性は考えていましたが、まさかこんな所が壊れるとは・・・。
■ バックルを接着し直して粘着テープで補強することに
若干のショックを受けながらどうなっているのか観察してみると、どうやらこのバックル、周囲ののり代のような部分をバッグの生地に接着剤で留めていただけの模様。防水性能を担保するために縫い付けないようにしていたのですかね。特に生地が破れたりしているわけではないので、この程度なら比較的容易に修理することが出来そうです。
布地と樹脂素材を接着させるのにどの接着剤を買えば良いのか悩みましたが、結局下記の接着剤と粘着テープを試してみることにしました。3M の接着剤なら間違い無いでしょう。
今回使用した接着剤はかなり粘性の高いものでした。付属のヘラで少し取って接着部位に塗布し、5分ほど乾かせた後に圧着させると良いようです。接着剤が固まるには 1日程度掛かるとのこと。
粘着テープは鞄の裏からバックルに掛かる力を分散させるイメージで広めの範囲に貼り付けました。この粘着テープ、手で千切ることが出来ますが、ポリエステルメッシュが入っているためかなり丈夫そうです。水にも強いようなので、こうした用途には最適でしょう。
反対側のバックルにも若干外れ掛ける予兆のようなものが出ていたので同じ様に隙間から接着剤を塗り込んで補強しておきました。固まった後の接着力も充分なようでしたし、これでまた当分は大丈夫でしょう。カメラの重量と走行時の振動でそれなりに負荷が掛かっていたのですかね。